インハウスSEOとは|内製化すべき会社の判断基準と成功ポイント【事例多数掲載】

インハウスSEOとは「社外の会社に外注せず、社内で従業員が内製して行うSEO」のことであるが、

「どのような体制で運用するのか?」
「外注SEOと比較し、費用対効果はどうか?」
「そもそも自社で実現できるか?」

と具体的なイメージが湧かないために、自社に取り入れるべきかの判別がつかず、お困りなのではないだろうか。

インハウスSEOは、少人数の社内リソースで、長期的に成果を生み出せる施策である。

ただし「取り組み方」と「向き不向き」の判断を謝ると、成果が遠のいてしまう。特にインハウスSEOの肝はコンテンツ制作であるが、取り組み方の過ちに気付けないまま、リソースをかけ続けてしまうケースは少なくない。

そのため、「自社はやるべきか」「どのようにやるか」の“始めの判断”が、非常に肝心なのである。

そこで本記事では、直近2年間で内製化支援を行ったサイトのPVを平均1,129%増加させた豊富な実績をもつバズ部が、

・インハウスSEOの基礎知識
・自社の適正を見極める判断基準
・成果を生み出す最短ルート

をお伝えする。

最後まで読むことで、下記の成果を出したクライアント様のように、成果につながる正しい一歩を踏み出だすことができる。

インハウスSEOで成果をだした事例

弁護士法人/士業の例
ライター1名体制で、1年で月間100件の問い合わせ獲得を達成

井上熱帯園株式会社/観葉植物レンタル業界の例
代表者1人体制で、83記事中51記事の検索1位獲得を達成

株式会社モダンアルファ/革製品リペア業界の例
2名体制で、9ヶ月でCV18件から114件への拡大を達成

それでは早速、一つずつ解説していこう。

 

なお、私たちバズ部は12年で400社以上のメディア支援を行い、

  • 立ち上げから10ヶ月で14.6億円の売上を産んだ不動産メディア
  • 8ヶ月で月間140万PVを実現したアプリメディア

など大きな成果を挙げ続けている。

各サイトの成功要因をインタビューしているので、
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1. インハウスSEOの基本的な意味

まず、インハウスSEOとは何か、その基本的な意味と特徴について解説する。

  1. インハウス(in-house)=社内の意味
  2. 外注SEOとの違い
  3. インハウスSEOが注目される背景

1-1. インハウス(in-house)=社内の意味

言葉の意味から確認すると、インハウス(in-house)とは「社内」という意味だ。

たとえば、“in-house magazine” なら社内誌、“in-house lawyer” なら社内弁護士(社外の顧問弁護士ではなく、従業員として雇われている弁護士)という意味になる。

インハウスSEOとは、社外のSEO専門家などへ外注せず、社内で従業員が内製して行うSEOを指す。

インハウスSEOとは?

と、言われても具体的なイメージが湧かない方もいるだろう。そこで下記では、実際にインハウスSEOで成果をあげた企業の運用体制をご紹介する。

◆ケース(1)チーム制を採用した大手法律事務所の例

1チーム4名の5チーム(計20名)で運営。
コンテンツの制作進行管理が1名、執筆担当が1名、そして記事の内容に誤りがないよう2名体制で校正作業を行う。

基本的にインハウスSEOは、専門のチームを構成し取り組む場合が多い。執筆にそれなりに時間がかかるからだ。向き不向きは企業ごとに異なるが、メンバーを専任にさせるか、チームを構成した方が進めやすいこともある。

→より具体的に知りたい方は「月212万PV・4,499件の問い合わせ獲得、半数の案件化に成功した大手法律事務所」を読むと良いだろう。

◆ケース(2)取締役+営業社員を中心に進めた企業

営業メンバーを中心に、新幹線での移動中や打ち合わせの合間を活用して記事を執筆。取締役が全員分をチェックし、記事の品質を維持。それぞれのメンバーのスケジュールに合わせ、集中できる時間を確保するようにしている。

基本的に少数精鋭の企業の場合は、取締役や代表者など、知識や実績が豊富な方が統括することが多い。加えて執筆担当が他の業務と兼任で進める場合は、この企業進め方が参考になるだろう。

→より具体的に知りたい方は「Webマーケ未経験から毎月50件の問い合わせ獲得へ」をご覧になると良いだろう。

このように、インハウスSEOはひとえに「社内でSEO対策を行う」といえど、自社に適した形で取り組むケースが多いのである。

インハウスSEOで成功した11サイトを調査!
運用体制や投入工数の実態がわかる
11の生データ集を公開

インハウスSEOの定義や運用イメージは何となく理解できたが、現実的な運用体制や投入工数が見えず、不安な方もいるだろう。

そこで今回、インハウスSEOで成果を上げた11サイト分の「投入工数」や「運用体制」が分かる“生データ集”をご用意した。

 

本資料では、インハウスSEOで成果が出るまでの

・記事作成にかける時間
・記事執筆に関わる人数
・公開記事本数

などをアンケートをもとに実態を調査している。自社で取り組みイメージが湧くか判断する上でも、ぜひ一度ご覧いただきたい。

\【無料】成功者の共通点がわかる/

 

1-2. 外注SEOとの違い

インハウスSEOは、外注SEOと対となる概念だ。外注SEOとインハウスSEOの主要な違いとして、次の3つが挙げられる。

外注SEOとの主要な違い

【外注SEOとインハウスSEOの違い】

  • コスト面:外注の場合、SEO業者に支払う費用が発生する。インハウスでは、そのようなコストは発生しない。
  • コントロール性:外注では業者が主導するため、細かい調整が難しい場合がある。インハウスでは、そのような制限はない。
  • 専門性:外注の場合、業者が専門的な知識とスキルを持つ。インハウスでは、社内でこれを蓄積する必要がある。

インハウスSEOと外注SEOは、どちらが良くてどちらが悪いというものではない。企業の数だけ、取り組み方の最適解がある。

自社がインハウスSEOを行うべきか、手っ取り早く気になるという方は「4. SEOを内製すべき?外注すべき?判断基準」を先にみてみてもいいだろう。

1-3. インハウスSEOが注目される背景

近年、インハウスSEOが注目される背景には、多方面の要素が絡み合って存在している。

【インハウスSEOの背景にある要素】

  • Googleアルゴリズムの変化:Googleのアルゴリズムが頻繁に変更される現状では、柔軟に対応できる体制が必要だ。社内にその機能を保持しようとする動きが強まっている。
  • 依存リスクの回避:SEOの重要性の高まりと比例して、外部業者への依存し過ぎるリスクに注意を払う企業が増えた。
  • Webマーケティングの進化:SEOだけでなく、サーチエンジンマーケティング(SEM)やソーシャルメディアマーケティング(SMM)など、多角的なWebマーケティングが求められるようになった。連携を取るためには、インハウスが好都合なケースがある。
  • コスト削減の必要性:Webマーケティングの競争が激化する市場環境にあって、収益性の基準もシビアになっている。コスト削減の一環として、インハウスへの切り替えが行われる例も見られる。

これらの要因が複合的に作用し、各企業内で、インハウスSEOの検討が進んでいる。

実際、SEO内製化のご支援をしていたクライアント様も、上記の要因がきっかけで内製化を決断したという声を伺った。

【依存リスクの回避から内製化を決断した事例】

他社のポータルサイトの集客力に依存している中、手数料が高くなる一方で、危機感を強めていた。

そこで社内リソースで長期的にコンバージョンを獲得する体制を整えていくべく
、インハウスSEOを始めることにした

→結果的に、9ヶ月で495件のCVを獲得することに成功
株式会社モダンアルファ/高級革リペアサービス会社

さらに近年AIが普及したことで、GoogleアルゴリズムやSEOの市場自体も大きく変化している状況にある。そのため、外部環境の変化に対応できる体制作りの重要性が高まってきている。

具体的に、インハウスSEOにどのようなメリットがあるのか、次のセクションで詳しく見ていこう。


2. インハウスSEOのメリット

インハウスSEOが企業にもたらすメリットは多岐にわたる。ここでは次の5つのポイントについて、見ていこう。

インハウスSEOのメリット

2-1. 外注コストを削減できる

1つめのメリットは「外注コストを削減できる」である。

ここで気になるのが、“SEOを外注すると、どの程度の費用がかかるのか?” という点だ。外注先や内容によって幅はあるが、目安としては以下のとおりである。

外注タイプ

費用

月額制のSEOコンサルティング

月額費用 10万円〜50万円

成果報酬型のSEO対策

1キーワードあたり 5万円〜30万円以上

サイト設計のSEO対策

1サイトあたり 30万円〜100万円以上

もちろん、これらのコストがインサイトSEOで、タダになるわけではない。“担当者の人件費” という大きなリソースを割くことになる。

だが、それを差し引いても、「外注するより、専任者を1人雇用したほうがよい」と考える向きもある。コスト以外のメリットがあるからだ。

外注コストを削減し
“少人数”でインハウスSEOを行う場合も
十分成果を出すことができる!

外注費を削減できるのはメリットだが、その分社内リソースを十分に割り当てられるわけではない、と不安に感じる方もいるだろう。

結論から言えば、インハウスSEOは、少人数でも十分に成果を出すことができる。なぜなら、成果を左右するのは“取り組み方”だからである。

実際下記のように、執筆体制3人以下でも成果を出しているクライアント様は一定数いた。

【実際に成果を出した例】
弁護士法人/士業の例
ライター1名体制で、1年で月間100件の問い合わせ獲得を達成

井上熱帯園株式会社/観葉植物レンタル業界の例
代表者1人体制で、83記事中51記事の検索1位獲得を達成

株式会社モダンアルファ/革製品リペア業界の例
2名体制で、9ヶ月でCV18件から114件への拡大を達成

成果が上がる確率が高い方法で取り組めば、十分に成果は見込める。

 

2-2. 柔軟な対応が可能となる

2つめのメリットは「柔軟な対応が可能となる」である。

外部業者に依存すると、急な変更に対応するのが難しい。インハウスSEOならば、柔軟に対策を練り直せる。

【柔軟な対応の具体例】

  • Googleアルゴリズムの変更時:Googleのアルゴリズムが変更された場合、即座に新しい戦略を策定し、スピーディに反映させる。
  • 緊急のキャンペーン:急なプロモーションやキャンペーンの必要性が生じた場合、SEO対策を施したうえで展開できる。
  • 競合動向への追随:競合サイトが新しい戦略を採用した場合、それに対する対策を速やかに練って講じることができる。
  • テクニカルSEO:サイトのローディング速度やモバイル対応など、技術面での問題についても、早期発見と対応をしやすい。

このような柔軟性を持つことは、企業が競争力を高めるうえで、大きな武器となる。

実際に、バズ部との取り組みで、アルゴリズムアップデートに対応できた例があるのでご紹介しよう。

インハウスSEOに着手したことで
柔軟性をもつことができた例

・アルゴリズム変更後に月間45万PVアクセスがV字回復した例
コアアルゴリズムのアップデートにより月間50万PVから30万PVまで下落。

だがメディアのフルリニューアルをすることで、月間45万PVアクセスがV字回復した。(司法書士法人様)

あくまで一例ではあるが、外的要因にいかに早く対応できるかが、大きな差となるだろう。

2-3. 意思決定のスピードが上がる

3つめのメリットは「意思決定のスピードが上がる」である。

SEOに限ったことではないが、外部業者とのやり取りには、時間がかかる。

出し戻し(修正のやり取り)や、その待ち時間のロス、企業間の取引にまつわる承認プロセスなどが重なって、スピード感が損なわれる。

一方、インハウスSEOでは、そのような遅延は起きにくい。直接的なコミュニケーションや、リアルタイムのデータ分析によって、迅速に対応できる。

とりわけ、Webマーケティングの世界では、変化が常である。

変化にいち早く対応できるかが、成否を分けるシーンも多い。インハウスSEOのスピード感を魅力に感じる企業は、少なくないだろう。

2-4. 社内に知見が蓄積される

4つめのメリットは「社内に知見が蓄積される」である。

インハウスSEOは、社内に貴重なナレッジを構築する。単なるデータや情報を超えた、実践的な知識として、社内資産となる。

【知見蓄積の具体例】

  • アルゴリズムの理解:Googleのアルゴリズムは非公開であるが、社内でSEOを行うことで、その変動にどう対応するかの独自の理論を築ける。
  • キーワード戦略の最適化:外部に依存せず、自社でキーワードの効果を測定し改善できる。そのデータは自社ビジネスに特有のハウツーとして、次回の戦略に直結する。
  • コンテンツの品質向上:SEO対策としてのコンテンツ作成は、品質が重要である。社内での試行錯誤がコンテンツ作成力を高め、それは会社の資産となる。

中でも、「コンテンツの品質向上」は、会社に最も大きな利益をもたらす要素である。コンテンツの質を徐々に上げながらも、継続的に成果を生み出す良質なコンテンツを、会社の資産として蓄積していくことができる。

実際、バズ部でご支援させていただいたクライアント様からは下記のような声が上がっていた。

コンテンツの品質向上により
継続的に受注を生む“資産”を積みあげた例

・24時間働き続けるコンテンツ資産が積み上がった
品質基準を明確にしたうえで高品質なコンテンツを継続的に制作。結果、曜日や時間帯を問わず問い合わせが発生する状態を実現した。
株式会社モダンアルファ/高級革リペアサービス会社

・3年経っても1位表示を維持し、成果を生み続けている
質を重視して作り込んだコンテンツが、公開から3年経った今も1位表示を維持。CVに近いキーワードで継続的に成果を生んでいる。
株式会社ベビーリース/EC(ベビー用品レンタル専門店)/約50名

加えて、社内に知見があれば、ほかのWebマーケティング戦略との連携が取りやすくなる。SEOを孤立した活動ではなく、全体戦略の一部として機能させられるのだ。

2-5. ブランド一貫性を保ちやすい

5つめのメリットは「ブランド一貫性を保ちやすい」である。

これは、本質的には最も重要な、インハウスSEOの利点かもしれない。

SEOを外注すると、「検索キーワードで上位を獲得すること」の優先度が高まる。これは当然ではあるのだが、その半面で犠牲となりやすいのが、以下の2つの要素だ。

  • ブランドメッセージとしてのコンテキスト
  • (検索ユーザーではなく)メディア読者の視点から見た一貫性

具体例を挙げると、同じブランド発信のコンテンツで、「Aページで言っていること」と「Bページで言っていること」に矛盾が生じることがある。

しかし、どちらもそのページの目的(ターゲットキーワードでの上位獲得)を満たしていれば、SEO業者の仕事としては正解となる。

外部のSEO業者は、“各キーワードの検索ユーザー” に強く照準を合わせて、SEO対策を行っている。

バズ部でも、専門的な知見を持つクライアント様ご自身がコンテンツを制作することが、最も成果につながると考えている。実際に、ブランドの一貫性を保つことで、大きな成果を挙げた事例があった。

主張の一貫性にこだわり
情報を研ぎ澄ませて発信した結果
月間65万PV・累計売上106億円を叩き出した例

ウェルスハック

会社としての主張を明確にし、ユーザーが行動できるレベルまで情報を研ぎ澄ませて一貫して発信。

→結果、自社の考え方やノウハウに共感した顧客からの問い合わせが多数発生した。

加えて、ターゲット外からの問い合わせはほとんどなく、狙ったペルソナに沿った集客を実現できた。
武蔵コーポレーション株式会社/不動産販売〈富裕層向け〉/253名

ブランドとしての緻密な一貫性は、インハウスで相応の努力をしない限り、維持するのが難しいことは覚えておこう。

インハウスSEOのメリットは十分理解でしたものの
社内で実践できるかご不安な方へ

インハウスSEOのメリットは理解できても、実際に社内で実践できるのか、不安に感じる方は多いのではないだろうか。

結論、最初は外部のコンサルティング支援を受けながら進めるのも有効である。むしろ、最短で成果につながる場合も少なくない。

独学ではノウハウの習得に時間がかかるうえ、効果が出にくい誤った方法で進めてしまいやすいからである。

実際、バズ部は内製化支援を通じて累計400社以上を支援し、その成果を見届けてきた。

◆インハウスSEOをバズ部の内製化支援を受けて成功させた例
・新サイト立ち上げ→約10ヶ月で14.6億円獲得
武蔵コーポレーション株式会社/従業員数約200名

・広告依存→月間PV212万/CV4,400件以上
ベリーベスト法律事務所/従業員数約400名

・Web集客不振→わずか20記事で月間20万PV超
経理代行専門会社/従業員数約10名

バズ部では、過去400社以上の支援実績を踏まえて、サポートやアドバイスを行うことができる。インハウスSEOを取り入れたいとお考えの方は、まず一度ご相談してほしい。

\400社以上で成果を実感!/

 


3. インハウスSEOのデメリット

インハウスSEOには多くのメリットがあるが、デメリットも無視できない。以下でマイナス面を確認していこう。

インハウスSEOのデメリット

とはいえ、必要以上に不安になる必要はない。インハウスSEOのデメリットは、あらかじめ対策を知っておけば十分に準備したりカバー可能である。そのポイントもあわせて紹介していく。

3-1. 専門知識が必要となる

1つめのデメリットは「専門知識が必要となる」である。

“SEOの専門家” というと、どのようなイメージがあるだろうか。Googleのアルゴリズムとにらめっこしている、テクニカルな印象かもしれない。

実際のところ、SEOの専門家とは、極めて多岐にわたるマルチプレイヤーである。

【SEOで必要な専門知識(一例)】

  • アルゴリズム理解:Googleのアルゴリズムは常にアップデートされている。最新の変更内容を理解し、戦略に反映させる能力が必要である。
  • キーワード分析:適切なキーワードを選定し、それに基づいてコンテンツをプランニングする戦略思考が求められる。
  • テクニカルSEO:サイトの構造や速度、モバイル対応など、テクニカルな側面も重要である。
  • コンテンツマーケティング:高品質なコンテンツを制作し、ユーザーに価値を提供する能力が必要である。企画力、ライティング、デザイン、クリエイティビティ、編集力などが求められる。
  • 分析スキル:データを収集し、それを分析することで、SEO戦略の有効性を評価するスキルが求められる。

SEO知識の習得が難しいのは、テクニカルからクリエイティブまで、範囲が横断的なことである。

多岐にわたるSEOのイメージ図

たとえば、“テクニカルSEOに強いが、コンテンツ制作が苦手なスタッフ” が担当すると、SEO戦略の全体バランスが崩れる。

このようなスキルセットの偏りは、SEOの総合的な効果を低下させてしまう。

本業が別にある企業が、インハウスでSEOを成し遂げる難しさが、ここにある。他分野かつ多分野のSEOスキルを習得せねばならないからだ。

対策:専門家のサポートを受ける

インハウスSEOは社内だけで手探りで進める必要はない。知見のある人が伴走するだけで、失敗しやすいポイントはかなり避けやすくなる。

たとえば、次のような事例がある。

(1)株式会社モダンアルファ/バッグ・財布など革製品の修理
コロナ禍で対面営業が止まり、ノウハウがないまま自社集客も伸び悩んでいた

→外部支援を受けてユーザー理解や導線設計の考え方を吸収。
・2名体制でCVを18件から495件へ向上
・接客や社内コミュニケーションの質向上を実現

※この事例を参考にしたい方はこちら:コロナ禍の売上減を乗り越え、2名体制でも9ヶ月でCV18件→495件を達成した高級革リペアサービス会社

(2)武蔵コーポレーション株式会社/不動産販売(富裕層向け)/従業員人数253名
広告依存で能動的な問い合わせが少ない。進め方も分からず立ち止まっていた

→支援を受けて施策の意図まで理解しながら実行。
・公開10カ月で14.6億円、2年9カ月で累計106億円達成。

※この事例を参考にしたい方はこちら:月間65万PV・累計売上106億円を叩き出して、広告依存から脱却した富裕層向け収益不動産会社

もちろん、企業により最善の方法は異なる。だが、インハウスSEOでできるだけ早期に成果をうむためには、外部のサポートは有効な選択肢の一つである。

具体的に専門家のサービスを受けた企業の例を知りたい方は、下記のバズ部の25社の成功事例集が参考になるだろう。

バズ部のサポートを受けた企業の成功事例をみる

 

3-2. 時間と労力がかかる

2つめのデメリットは「時間と労力がかかる」である。

前述のとおり、SEOの範囲は横断的なため、社内で行うと効率化の難しさに気づくだろう。

実際に、成果は上がったもののその過程はかなり大変だったという声を、バズ部がご支援させていただいているクライアント様からいただくことがある。下記は1例だ。

【時間と労力をかけて取り組み成果を上げた例】

・武蔵コーポレーション株式会社/富裕層向け収益不動産会社

「想像以上に自分たちで手を動かさなければいけませんでした。『ここまで自分たちでやらなければいけないのか』と衝撃を受けたことを覚えています。」
時間と労力をかけて月間65万PV・累計売上106億円を実現した例をみる

・株式会社LPN/健康器具開発製造・販売/事務所2拠点

「とにかく調べなければならないですし、そのボリュームも膨大です。結果に結びつくまで時間が必要なことはわかってはいましたが・・。」
結果的に、1年で100万PV・月800件超販売を実現した例をみる

かといって、SEOは継続がカギであり、時間と労力を省略すれば結果が出にくい。

【必要不可欠な時間と労力の投資】

  • コンテンツ更新:新しいコンテンツの投稿や既存コンテンツの修正加筆を行う。リサーチから執筆、編集までの時間がかかる。
  • サイト戦略の見直し:市場や競合状況に応じて、戦略を定期的に見直す必要がある。サイトに手を加え続けなければSEO効果は陳腐化し、数ヶ月〜1年で効果の賞味期限が切れることもある。
  • 分析と報告:SEO効果を測定するためには、定期的な分析とレポートが必要である。そのための時間を1週間に1度、ないしは1ヶ月に1度と規則正しく確保して、実行しなければならない。
  • テクニカル対応:サイトの速度やセキュリティ対策など、テクニカルな課題も解決する必要がある。

とりわけ、人的パワーに限りのある小規模事業者や中小企業にとって、これらの作業は大きな負担となる。

時間と労力がかかる理由を理解し、効果と効率を両立させる手段を考えねばならない。

対策:成果を出した企業の
実際投資した時間と労力を把握しよう

まずは、成果を出している企業が実際にどれほどのリソースを投じているのかを知り、自社でも対応できるかを見極めよう。

月間21万PVを達成している11サイトの調査では、次のような傾向が見られた。

・記事執筆を担当する人数:3人以下
・1週間あたりのサイト運営時間:14時間
・1記事作成にかける時間:7時間以上

最初から同じ水準を求める必要はないが、成果を出すには、一定の時間と労力をかけて改善を続けることは欠かせない。

なお、他に成果が出るまでの「平均公開記事」や「平均期間」など、成果を出した企業の実態が知りたい場合は、下記を参考にしてほしい。

 

\【無料】成功者の共通点がわかる/

3-3. 成果への不安が付きまとう

3つめのデメリットは「成果への不安が付きまとう」である。

専門家ではない場合、SEO成果が出るまでの期間を見積もるのが難しい。

たとえば、新しいSEO戦略を採用したが、数ヶ月経っても成果が見えない場合がある。このような不確定性は、ビジネスにおいてリスクとなる。

専門家に外注している場合、その専門家は、自身のクライアントである多種多様なサイトの実績値を、リアルタイムで把握している。

「あとどれくらい待てば、成果が出るか?」あるいは「戦略を変更すべきタイミングか否か?」といったアドバイスが可能だ。

一方、インハウスSEOではこのような指針が得られない。そのまま、不確定性が継続すると何が起きるか。

投資意欲が減少し、インハウスSEOは頓挫し、成長のチャンスを逃す。これが、インハウスSEOに取り組む企業が、挫折しやすい原因である。

対策:外注とインハウスSEOの中間地点
信頼できるSEOの専門家に伴走してもらう

成果への不安を減らしたいなら、外注かインハウスSEOかの二択で考えるのではなく、信頼できる専門家に伴走してもらうのも有効である。

なぜなら、成果につながりやすい方向性を明確に示してくれる人がいれば、不安を抱えたまま手探りで進める必要がなくなり、自社で実行に集中しやすくなるからだ。その結果、施策の精度も上がり、成果にもつながりやすくなる。

実際、下記のような声もある。

◆2名体制でも9カ月でCV18件から495件を達成した、高級革リペアサービス会社の声
目標達成に向けた提案をリードしてくださったことで、チーム内で健全なプレッシャーを生み出すことができた
→この事例を参考にしたい方は下記を見て欲しい
2名体制でも9ヶ月でCV18件→495件を達成した高級革リペアサービス会社の事例

◆従業員10名未満でも、ニッチ領域の雑草対策ECで月43万PV・売上263%増を実現した企業の声
・効果を買う。これが外部の協力を仰ぐ上での重要な判断材料になった
・「成果のスピードを早められる」という確信があった

専門家の知恵を借りつつ、自社で実行するという選択肢も、一つ視野に入れてみてもいいかもしれない。
→この事例を参考にしたい方は下記をみて欲しい
ニッチ領域の雑草対策ECが従業員10名未満で月43万PV・売上263%増を達成

 

3-4. 属人化リスクがある

4つめのデメリットは「属人化リスクがある」である。

インハウスでSEOを行う場合、特定のスタッフがSEOのすべてを担当するケースがしばしば見られる。そのスタッフが離職すると、企業はSEO戦略の継続に問題を抱える可能性が高い。

属人化リスクを考慮すると、インハウスSEOを実践するなら、持続可能性を考慮した体制づくりが不可欠である。

SEO業務を複数のスタッフが担当できるようにし、社内でのSEOのノウハウ共有を進めていく必要がある。

しかしながら、このように大掛かりになると、負担も大きい。

「それならば、外注のほうがいいか?」

と判断に迷うケースも多いだろう。

続いて以下では、内製するか外注するか、判断基準を紹介する。


4. SEOを内製すべき?外注すべき?判断基準

SEOの内製・外注の判断基準について、以下を見ていこう。

インハウスSEOが向いている企業と向いていない企業

4-1. インハウスSEOに向いている企業

まず、インハウスSEOに向いている企業として、以下6つのタイプが挙げられる。

  1. SEO担当者を確保できる(理想は専任、2名以上)
    社内にSEOスキルを持つ担当者を確保できる場合、インハウスSEOの成果を発揮しやすいだろう。専任者1名 + 補佐スタッフ1名以上のチームが組めると理想的だ。
  2. 本業がWeb界隈で親和性が高い
    WebサービスやEコマース企業は、SEOとの親和性が高い。たとえば、サイトの構造を最初からSEOに適した形で設計できる。社内にWeb担当者がすでにいる場合、新たなスキルの習得も比較的容易である。
  3. 全体戦略でSEOの重要度が高くない
    SEOがサブの戦略である場合、失敗しても大きなダメージは少ない。たとえば、広告による集客が90%で、残りの10%をSEOで担いたいといったケースである。
  4. 成果を急がない
    SEOは時間がかかる。成果を急がない企業は、じっくりと戦略を練る余裕がある。多少遠回りしたとしても試行錯誤が許されるという意味では、実験的にインハウスSEOを導入するのもおすすめできる。
  5. 社内スキルを高めたい意欲と熱意がある
    社内でのスキル向上を目指す企業は、SEOのノウハウを蓄積できる。たとえば、社内のデジタルスキルを高めたい意向があり、その一環としてSEOに取り組むといったケースでは、成功しやすいといえる。
  6. 緻密にブランドマネジメントを行いたい意向がある
    内製比率を高めることでブランド一貫性の向上を期待できる。たとえば資生堂は、1916年創設の意匠部から連なる社内クリエイティブ部門でデザインを内製してきたことが知られている(現在は子会社化)。同様にSEOも内製化によってブランド強化を図りたい場合、その効果は期待できる。

どれも重要だが、なかでも「社内スキルを高めたいという意欲と熱意」は、バズ部でも特に重視している素質である。

インハウスSEOにおいて品質を担保したコンテンツを生み出すには、根気と情熱が欠かせないからだ。

バズ部でも、クライアント様に「魂を込めてコンテンツを作りましょう」と伝えている。実際、その大変さと重要性を理解したうえで、情熱を持ってコンテンツを作り、成果につなげたクライアント様の事例を紹介する。

【社内スキルを高めたいという意欲と熱意】

◆「情熱が少しでも欠けていればうまくいかない」
株式会社モダンアルファ様/バッグ・財布など革製品の修理

「情熱が大事だ」と強く訴えたい。情熱が少しでも欠けていれば、きっとうまくいかないからである。中途半端な想いでできるほど、甘い取り組みではない。もし挑戦するのであれば、情熱を欠かさず、最後までやり遂げる意志を持つべきである。
→事例の詳細はこちら:事例 / コロナ禍の売上減を乗り越え、2名体制でも9ヶ月でCV18件→495件を達成した高級革リペアサービス会社

◆「数ヶ月間何度も何度も考え、書き直しました」
株式会社シマンテック様/セキュリティ事業

ユーザーニーズに的確に応える良いコンテンツを作るために、数ヶ月にわたって何度も考え、何度も書き直した。全部書き直したことも一度や二度ではなく、苦労は大きかった。だが、本気でユーザーと向き合う時間は、最高に楽しいものでもあった。
→事例の詳細はこちら:事例 / たった2人で世界でも認められる成果をあげたノートンブログのコンテンツマーケティング

 

4-2. インハウスSEOに向いていない企業

次に、インハウスSEOに向いていない企業として、以下3つのタイプが挙げられる。

  1. 全体戦略でSEOの重要度が高い
    SEOが主要な戦略である場合、失敗は許されない。たとえば、新規事業でSEOが集客の中心である場合はリスクが高い。SEOは知識なしに間違ったやり方をすると、ペナルティを受けてサイトがGoogleに表示されなくなる危険があることを知っておこう。
  2. できるだけ早く確実な成果を求める
    短期間での成果が必要な企業は、外部の専門家に依頼したほうがよい。SEOは通常、長期的な戦略が必要である。短期間での成果を求める場面では、高度なスキルと経験がなければ難しい。
  3. 社内が慢性的に多忙状態である
    多忙な状態では、SEOに必要な時間とリソースを確保できない。たとえば、人手不足で業務が遅延している場合は不向きだ。無理に社内で行っても、SEOの品質が低下する。

中でも特に、どれだけ時間とリソースを確保できるかが重要である。下記は、実際に成果を出した11サイトを対象にアンケート調査を行った結果だ。

・1記事の作成にかける時間:7時間以上
・記事執筆を担当する人数:3人以下

他に成功した企業がどういった取り組み方をしているのかは、下記バズ部の成功事例集を参考にしてみると良いだろう。

業種や従業員数を問わず事例を紹介しているため、自社と近い状況の企業を参考にしながら、判断材料を集めることができるだろう。

バズ部の成功事例集をみる

4-3. バズ部が考える理想のあり方

最終的には、企業の状況と目的に応じて最適な選択をすべきだ。

その前提のうえでだが、

  • 最初は、すべてを完全に内製でやってみる
  • その後、必要に応じて、少しずつ外注部分を増やす

という選択肢をおすすめしたい。

初期は全て内製で中期以降は必要に応じて外注

とくに、スタートアップ企業は、まずは全部を自分たちの手でやってみて、成長とともに外注していくことが有益である。

その3つの理由を、以下に述べる。

❶ 実務経験が外注先の選定眼を養う
❷ 社内に不足しているスキルセットが明確になっている
❸ 外注するうえで必要な基礎知識が自然と身につく

4-3-1. 実務経験が外注先の選定眼を養う

1つめの理由は「実務経験が外注先の選定眼を養う」からだ。

SEO業者は、ピンからキリまでさまざまで、誰に依頼するか?が重要である。SEOにまったく触れたことのない人は、明らかに良くない相手でも、見抜けないケースがある。

SEOに精通している必要はないが、少しでも自分で手を動かして携わったことがあれば、基本的な“良し悪し”は、容易に見極められるはずだ。

4-3-2. 社内に不足しているスキルセットが明確になる

2つめの理由は「社内に不足しているスキルセットが明確になる」からだ。

自分たちでやってみると、

「テクニカルSEOの部分は自分たちでできるが、コンテンツ作成のリソースが足りない」

という具合に、自社の強みと弱みが見えてくる。

自力では難しいと判明した部分のみ、小分けに外注していくことで、コストを抑えながらSEO成果の最大化を図れる。

社内に不足しているスキルセットの補い方は
会社によって異なる

ここまで、社内で不足しているスキルセットを明らかにする重要性について触れてきた。

ここで合わせて補足したいのは、その補い方には唯一の正解はなく、会社ごとに適した形があるということだ。

バズ部でも、最適な形は企業ごとに異なると考えている。そして同時に基本的には、専門知識を持つクライアント様ご自身が執筆する形が最も望ましいと考えている。

そのため、状況に応じて、たとえば以下のような支援を行っている。

・コンテンツマーケティングの内製化支援・トレーニング
・記事制作代行
・制作キーワードの設計代行
・コンテンツマーケティングの立ち上げ・運用支援

自社に合った進め方の判断が難しい場合は、相談してほしい。状況に応じて適した方針を案内し、バズ部以外が適している場合は、そのように率直に伝えよう。

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4-3-3. 外注するうえで必要な基礎知識が自然と身につく

3つめの理由は「外注するうえで必要な基礎知識が自然と身につく」からだ。

最もおすすめできない外注の方法は、「月額○○万円」という具合にコンサル料を支払って、丸投げすることである。

将来的にSEOを外注するにせよ、外注先と共通言語でコミュニケーションを取り、最終的な意思決定を主体的に行うためには、SEOの基礎知識が必要だ。

実際に、実務経験があることで、外注先の納品物の良し悪しが判断できるようになった、というお声もある。

自社で実務経験を積んだことで
外注する上での判断軸を得ることができた例
(ザ・プロアクティブカンパニー株式会社/約50人)

実際に記事を書いたことで、納品物の良し悪しや、外注先を選ぶ基準を持つことができました。

立ち上げ期は、まず自社でコンテンツ制作に取り組むべきです。

→詳細をみる:事例 / 月間90万PV!ニキビ関連の主要キーワードで上位表示し続ける「ニキペディア」の成功の秘訣とは?

本を読んで学ぶよりも、一定期間(半年でもいい)、SEOを自分でやってみると知識が自然と身につく。


5. インハウスSEOの進め方

最後に、インハウスSEOにチャレンジしたい方に向けて、進め方を解説していこう。

社内スキルセットを把握する
社内SEOチームを発足する
予算を確保する
必要なSEOトレーニングを実施する
3つの分野のSEOから取り組みをスタートする

5-1. 社内のスキルセットを把握する

1つめのステップは「社内のスキルセットを把握する」である。

まずは、社内にどのようなスキルセットが存在するのかを把握する。

Webデザイナーやコピーライターがいる場合、そのスキルをSEOに活かせる可能性がある。

あるいは、マーケティング部門の顧客分析スキルはキーワードリサーチに重要であるし、システム部門の担当者がいれば、テクニカルSEOにおいてそのスキルを活かせる。

また、SEOに関しては、業務上のキャリアだけでなく、プライベートでの経験も非常に貴重である。

たとえば、自身の個人ブログにSEO対策を行い、アクセスを増加させた経験のあるスタッフは、SEOの基礎知識がある。即戦力となる可能性が高い。

社内アンケートなども活用しながら、社内に眠っているSEOスキルの棚卸しを行い、必要な人材を発見していこう。

インハウスSEO成功には
社長(大企業であればその分野の責任者)の
参加が不可欠である

過去50社以上のコンテンツマーケティングの担当者とも意見が合致したが、インハウスSEOでは、社長、あるいは大企業であればその分野の責任者に必ずプロジェクトへ参加してもらうべきである。

理由は2つあるが、いずれもプロジェクトの質とスピードを大きく左右するという点に帰結する。

(1)選定するキーワードやコンテンツの質が上がる
社長や責任者は、会社の理念や経験、顧客理解を最も深く持っている。

そのため、「自社の顧客はこの言葉で検索するか」「この悩みは実際の相談内容と合っているか」といった判断の精度が高い。さらに、経験をもとにした独自の見解により、コンテンツの説得力も強まる。

(2)プロジェクトの意思決定が速くなる
社長や責任者は、「このキーワードで書くか」「この施策を進めるか」「何を優先するか」といった判断をその場で下せる。インハウスSEOは顕著な成果が現れるまでに時間を要するため、スピード感は非常に重要だ。逆に、トップ不在だと会議や手戻りが増え、停滞しやすい。

実際に、支援させていただいたクライアント様からも下記のような意見をいただいた

【成果を上げた方のお声】
小規模とか中規模ぐらいの事務所とかでやるんだったら、やっぱりトップが本気出して全力でやらないとなかなか続かない
風俗トラブルやナイト系のニッチ領域で2年で問い合わせを7倍にした法律事務所様

コンテンツマーケティングの内製化を成功させたいなら、社長や責任者の参加は不可欠である。

 

5-2. 社内SEOチームを発足する

2つめのステップは「社内SEOチームを発足する」である。

社内のスキルセットを把握できたら、チームメンバーを選定しよう。

小規模ビジネスの組織であれば、大掛かりである必要はないが、正式にアサインすることが重要だ。そうしないと、ほかの急ぎの仕事の犠牲になって、SEOへの取り組みが進まなくなるためである。

SEOチームを立ち消えさせないためには、チーム発足と同時に、定例ミーティングを設定するとよいだろう。

たとえば、「毎週金曜日の14時から30分間、進捗報告をする」と決め、あらかじめGoogleカレンダーなどのスケジュール管理ツールに予定を登録しておく。

社内SEOチームメンバー選定時のポイント

プロジェクトメンバーは、量ではなく質で選ぶべきである。

なぜならインハウスSEOにおけるコンテンツ制作は、想像以上に負荷が高く、高い基準を維持し続ける必要があるからだ。

やる気も能力も不十分な人材を加えると、過去の経験からほぼ確実に途中でプロジェクトを離脱する。また低品質の記事によってメディア全体の評価が下がるリスクさえある。

「この人は微妙だけど、人数的に入れておいた方がいいだろうか」

その迷いが生じた時点で、答えはNOだ。人数ではなく、質で勝負しよう。

実際にインハウスSEOで成果をあげたクライアント様がどのようなチーム編成で行っているかは、下記の事例集より、探してみて欲しい。

25サイトの成功事例インタビューはこちら

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5-3. 予算を確保する

3つめのステップは「予算を確保する」である。

インハウスSEOでかかる費用は、どの規模で、どのレベルまで実施するかによって、大きく異なる。

社内スタッフの人件費以外のコストを、一切かけずに運用することも不可能ではないが、取れる予算があれば確保しておこう。そのほうが、ツール導入などの選択肢の可能性が柔軟になる。

ツールは、SEOの効果測定やアクセス解析のためのツールを導入する必要がある。

以下にツール紹介記事をリストアップしたので、必要に応じて確認してほしい。

「有料ツールを1つ、導入したい」と検討される場合にはAhrefs(エイチレフス)」がおすすめである(月額12,500円〜/2023年10月現在)。

私たちバズ部でも、Ahrefsを継続利用している。いろいろなツールを試した結果、最も有用だったからだ。

ahrefs

出典:Ahrefs

Ahrefsの導入手順や使い方は「【Ahrefsの使い方】最初に覚えたい3つの機能と11個の無料版ツール」で取り上げている。

5-4. 必要なSEOトレーニングを実施する

4つめのステップは「必要なSEOトレーニングを実施する」である。

SEOの基礎から応用まで、SEOチームメンバーに対して、必要なトレーニングを行う。これにはいくつかの方法がある。

5-4-1. 読むべきSEOの基本ガイド

まず、チームメンバーの全員に目を通してほしいガイド(無料)が2つある。

1つめは、Googleの「SEOスターターガイド」である。

SEOスターターガイド

出典:Google for Developers「Google 公式 SEO スターター ガイド」

Googleの基本的な考え方をよく理解できるとともに、基本的な用語解説も丁寧になされている。SEO知識がゼロの方ほど、上記の公式ガイドからスタートするとよいだろう。
「Google 公式 SEO スターター ガイド」をみる

2つめは、バズ部の「SEO初心者向けマニュアル」である。

SEO初心者向けマニュアル

出典:SEO初心者向けマニュアル

このマニュアルでは、SEOを以下の7つの章に分けて、イチから解説している。

  • 1章:検索アルゴリズムとは
  • 2章:キーワード選定
  • 3章:オンページSEO
  • 4章:テクニカルSEO
  • 5章:被リンク獲得
  • 6章:SEOの効果測定
  • 7章:SEOに関するよくある質問と回答

SEOの7章

Googleのスターターガイドで学んだ公式情報を踏まえつつ、ビジネスとしてSEOを実践するときに役立つのが、こちらのマニュアルだ。2つ合わせて読むことで、インハウスSEOを成功に導きやすくなる。
「SEO初心者向けマニュアル」をみる

5-4-2. SEOセミナーの受講

オンライン、あるいは対面でのSEOセミナーに参加するという方法もある。

社内SEOチームのキックオフと同じタイミングで、チームメンバーが全員そろって、SEOセミナーに参加するのがおすすめだ。

チームのSEOスキルを、一気に底上げできる。

加えて、同じセミナーを受講することで、メンバーによって差のある知識レベルが均一化され、全員が共通言語かつ同じ視点でディスカッションできるようになる。

バズ部でも定期的にセミナーを開催している。タイミングが合えば、ぜひご参加いただければと思う。
開催セミナーの一覧をみる

5-5. 3つの分野のSEOから取り組みをスタートする

5つめのステップは「3つの分野のSEOから取り組みをスタートする」である。

SEOの分野は多岐にわたるので、目に付いたところから手当たり次第、行うのはおすすめできない。大局的に些末な、枝葉に時間を取られるリスクがあるからだ。

まずは大きく、

  • オンページSEO
  • オフページSEO
  • テクニカルSEO

の3分野に分け、それぞれの基本戦略を策定して進めていくようにしよう。

SEOについて

5-5-1. オンページSEO

オンページSEOとは、自サイト内に施すSEOのことである。

キーワード選定やメタデータ、良質なコンテンツの作成、内部リンクの最適化などがその実践である。

【オンページSEOの関連記事】

オンページSEOは、マーケティング部門やクリエイティブ部門のスタッフに強みがあることが多い分野だ。

5-5-2. オフページSEO

オフページSEOとは、自サイト外で展開するSEOのことである。

たとえば、バックリンク(被リンク、他サイトからリンクされること)や、自社についてSNSで言及されることなどが挙げられる。

あるいは、ゲストポスト(他メディアへの寄稿)や取材を受けることも、オフページSEOの一環だ。

【オフページSEOの関連記事】

オフページSEOは、広報部門やSNSマーケティング担当者の得意領域である。

5-5-3. テクニカルSEO

テクニカルSEOでは、ページの表示スピードやモバイル対応、セキュリティといった技術面を扱う。

【テクニカルSEOの関連記事】

テクニカルSEOは、システム部門の担当者の専門領域と重複する部分が多い。

SEOチーム内のメンバーで、うまく担当を振り分けながら、実践を進めていこう。


6. まとめ

本記事では「インハウスSEO」をテーマに解説した。要点をまとめておこう。

インハウスSEOのメリットは、次のとおりだ。

  • 外注コストを削減できる
  • 柔軟な対応が可能となる
  • 意思決定のスピードが上がる
  • 社内に知見が蓄積される
  • ブランド一貫性を保ちやすい


一方、インハウスSEOのデメリットは、次のとおりだ。

  • 専門知識が必要となる
  • 時間と労力がかかる
  • 成果への不安が付きまとう
  • 属人化リスクがある


インハウスSEOに向いている企業として、以下が挙げられる。

  • SEO担当者を確保できる
  • 本業がWeb界隈で親和性が高い
  • 全体戦略でSEOの重要度が高くない
  • 成果を急がない
  • 社内スキルを高めたい意欲と熱意がある
  • 緻密にブランドマネジメントを行いたい意向がある


インハウスSEOに向いていない企業として、以下が挙げられる。

  • 全体戦略でSEOの重要度が高い
  • できるだけ早く確実な成果を求める
  • 社内が慢性的に多忙状態である


インハウスSEOの進め方を、以下のステップで紹介した。

  • 社内のスキルセットを把握する
  • 社内SEOチームを発足する
  • 予算を確保する
  • 必要なSEOトレーニングを実施する
  • 3つの分野のSEOから取り組みをスタートする

バズ部では、最新のSEO情報を随時アップデートしている。インハウスSEOに取り組む方は、またときおり、覗いていただければ、有益な情報をお届けできることと思う。

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