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11/27水19:00〜20:00
弁護士法人ベリーベスト法律事務所さまは、全国22拠点に支店を展開し、100人以上の弁護士を抱える、大手弁護士事務所です。2013年の12月に「リーガルモール」という名前で法律情報サイトをスタートしてから約5年、今では月間212万PV。そして月に4,400件以上のお問い合わせを獲得できるまでに成長しました。広告費ゼロで毎月4,400件もの問い合わせが得られているのです。
担当者の山本さんにインタビューしましたので、ご覧ください。
まずは、コンテンツマーケティングに取り組んだ結果を見ていきましょう。
212万ページビュー(2,122,741PV)
1,000キーワード以上
2019年2月1〜28日の1ヶ月間は2,122,741ページビューを記録しました。また、1,000以上の検索キーワードで検索結果の3位までに表示されるようになりました。これらの数字のうち約85%が検索エンジン経由(法律関係のキーワードを検索したユーザー)、いわゆるSEO経由であり、サイトへの訪問者はほとんどが見込み客と言えます。
(※「上位表示達成」とは、Googleの検索結果で3位以内に記事が表示されたことを示す)
次のグラフはサイト開設から5年間のサイトのアクセス数の推移です。確実にアクセス数が増えており、1日のアクセス数が6万にまで達しています。
続いてブログ経由のお問い合わせ数の結果です。
月間4,499件以上
2,300件以上
全てのお問い合わせ数は、毎月4,400件を超えるまでになりました。そのうち、案件につながる可能性のあるお問い合わせ数だけに絞っても、月2300件以上を定期的に獲得できるようになってきました。
2016年2月にはスマートフォンなどのモバイル向けに、電話番号をタップしただけで簡単に電話ができるようサイトを改善。同時にコールトラッキングを導入して電話コンバージョンがカウントできるようになりました。この改善後、モバイルからのコンバージョンが大幅に増加し、その時点で800件を超えるまでになりました。
どのような施策を行ってこのような成果を出すことが出来たのか、インタビューでうかがうことができたのでご紹介します。
弁護士法人ベリーベスト法律事務所
山本 尚宏様
ベリーベストはなぜ大きな成果を上げることができたのかを担当の山本さんにインタビューしました。
インタビューで伺ったのは以下の4点です。
コンテンツマーケティングの導入をお考えの方、すでに取り組んでいるがうまくいかないという方にとって参考になる内容です。ぜひご覧ください。
当時、WEBでの集客はほぼリスティングのみでした。ベリーベストはより多くの方のお役に立つため全国各地に支店を出しています。そんなベリーベストをもっと多くの方に知ってもらうために、リスティングの改善は継続しつつも併行して新たな集客手法を模索していました。
そこで、あまり費用をかけずに今より広い範囲でのお客様を獲得する方法として辿り着いた答えが、特にSEOやリスティングと相性の良い「コンテンツマーケティング」という手法でした。
ユーザーのために徹底的に価値を追求するバズ部さんの手法に強く共感したからですね。
法律事務所には、日々悩みを抱えたお客様がたくさんいらっしゃいます。しかし、お話をお伺いする中で実際に弁護士に依頼しなければいけないのは全体の相談のうち、20%程度しかありません。残りの80%は正しい情報さえ持っていれば、ご自身で解決できるケースだったのです。つまり、ほとんどのケースが、正しい知識さえ持っていれば弁護士に依頼しなくても、自身で悩みを解決できるということになります。
そのような方に対して、Web上で正しい情報を無料で提供し、問題解決することが、社会貢献に繋がり、法律事務所が担う社会的な役割を果たせると思いました。
バズ部さんのやり方はユーザーに対して、徹底的に価値を追求するやり方です。そのコンテンツマーケティングの考え方に強く共感し、他の施策ではなく、このマーケティング手法の導入を決めました。
やはり、良質なコンテンツを作成するのに苦労しましたね。コンテンツマーケティングはお問い合わせのコンバージョンなどを獲得するのに半年から1年ほどかかりますが、バズ部さんの手法であれば、SEOの順位を上げるだけなら難しくありませんでした。
しかし、ユーザーが本当に喜ぶ最高のコンテンツを作成しようと思うとやはりコンテンツ作成の難易度は高かったです。例えば離婚問題について、慰謝料や財産分与の事が知りたい検索ユーザーに向け、法律事務所へ相談に行かなくても不安が解消出来るような良質なコンテンツを作ることに苦労しました。
また、法律関係のメディアだったので専門用語が多く、「難しいことを分かりやすく書く」ということも初めは非常に難しかったです。最初の数ヶ月は、成果が出るのか多少の不安がありました。自分にかかってくる人件費はもちろん、会社にかかるコストも気になってはいましたが、コンテンツマーケティングを通し、ユーザーに本当に価値のある情報を提供し続ければ、結果は後からついてくると信じて取り組んでいました。成果が出るまでしっかり続けられるかどうかがカギになると思います。
まずは、なによりも結果です。想像をはるかに上回る集客とお問い合わせ数にビックリしています。また、コンテンツを公開する度に、感謝のコメントがメディア上に毎日のように寄せられるのも、以前はなかったことです。あるコメントでは「分かりやすく解説して頂き、とても参考になります。貴社のコンテンツには誠意が感じられます」とお褒めの言葉を頂き、感銘を受けたことを今でも良く覚えています。
そして成果が出せた分、以前と比べて会社の雰囲気が明るくなった気がします。このブログサイトを 1 つのビジネスとして体系化していこう、という雰囲気が生まれて、会社全体で前向きに取り組むようになりました。社内のコンテンツマーケティングに対する価値観や考え方が大きく変わったように思います。
ユーザーに価値を提供するという「ビジネスの原理原則」を改めて実感できたことです。素晴らしい価値を提供すれば、それ相応の見返りがあるということが実感できました。先に与えることの大切さとも言えるかもしれません。一方で、中途半端なコンテンツでは絶対にダメだということも理解できました。「コンテンツを読んで理解力がある一部の人だけが実行出来た」というだけでは、コンテンツを提供している価値がない、という気付きがありました。極端な話、小学生が法律のコンテンツを読んでも理解が出来るくらい、情熱を持って取り組まないといけないなと感じました。
コンテンツの作成を通じてサービスの質が向上していくきっかけになるとも感じています。コンテンツだけが素晴らしくて、サービスがダメでは話になりません。コンテンツもサービスも両方とも素晴らしいという状態が理想です。コンテンツを書くことを通じて、お客様にどのように伝えれば分かりやすいか、理解がしやすいかを考える土壌ができてきたと思います。
現在、コンテンツの制作は、1週間に3記事程度です。制作時間は1記事にたいてい4~5時間かけています。また体制は、1チーム4名の5チーム(計20名)で運営しています。チームの内訳は、コンテンツの制作進行管理が1名、執筆担当が1名、そして記事の内容に誤りがないよう2名体制で校正作業を行っています。執筆について、弊社は法律事務所ですので離婚問題や遺産問題など各分野ごとの担当弁護士に作成を依頼しています。
誰が書いても同じ「質」となることがとても重要です。そこで「難しい内容を分かりやすく書いているか」「本当に価値のある情報を提供出来ているか」など、何をポイントに書き進めれば良いのかをまとめた設計書をオリジナルで作りました。コンテンツ制作者は、これを元に作成してもらいます。「困っている人にとって、これ以上ない最高のコンテンツだ! 」と胸を張って言えるようなコンテンツ作りを常に伝えています。
コンテンツマーケティング担当者のユーザーに対する愛だと思います。コンテンツを読んでくれた全てのユーザーの悩みが、解消される情報を提供できているか?ユーザーにとって本当に価値のあるコンテンツを提供できているか?最初、このマーケティング手法に共感した理由は、悩みを抱えた多くの方に正しい情報を提供する事でした。これは結果的に社会貢献につながり、企業が担う社会的な役割を果たせると感じたのです。ユーザーへの愛があれば「世界中の誰よりもユーザーのことを考え、本当に価値のある情報だけを提供する」というマインドへと自然になっていきます。そして「最高に良質なコンテンツを作ること」に繋がります。
コンテンツマーケティング専任の担当者を作りたいですね。しっかりとした組織体制を整えることです。これからコンテンツマーケティングに取り組もうとしている企業も、既に取り組んでいる企業も、全ての企業が直面する問題ではないでしょうか。本来ならば専任の担当者を作り、十分な時間と手間をかけ、良質なコンテンツを作成しなければなりません。
しかし、企業側も成果が出るのか分からないことに対して、十分なリソースをさけないのも事実。結果として多くの担当者が、他の業務と兼任しながらコンテンツ作成に取り組んでるという現状があります。まずはとにかく成果を出すというファーストステップは踏めたので、専任の担当者を作ることから始め、徐々に体制化していきたいと思います。
より多くの方に弊社、法律事務所の存在を知ってもらい、今まで以上に多くのお問い合わせをいただくことです。コンテンツマーケティングは、今後も Web マーケティングにおいて、最も重要なポジションであることは間違いありません。とはいえ、リスティング広告もコンバージョン獲得の 1 つの重要な施策として引き続き行う予定です。これからは、コンテンツマーケティングとリスティング広告との相乗効果で今まで以上のコンバージョンを獲得する 一方で、コンバージョンの「質」にもこだわっていきたいと思います。また、Facebook 広告や LINE@(LINE 独自の広告配信)を使った新しい広告にも挑戦していきたいです。
コンテンツマーケティングに取り組む上で、大切にして頂きたいことはたくさんありますが、その中でも特に重要なことが次の3つだと思います。
また、Web 上で会社のノウハウを公開することに、リスクを感じるかもしれませんが、おしみなく情報を提供することで会社の信頼度が上がり、結果として売上・利益へと繋がっていきます。世の中にとって本当に価値のある情報を発信することが、結果として、企業の社会的責任にも繋がるのではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか。ベリーベスト様の事例は非常にシンプルにバズ部のコンテンツマーケティングを実践した結果といえます。ユーザーのことだけを考えてコンテンツを作っていく。それを追求した結果が月間4,400件以上のお問い合わせなのです。
また、ベリーベスト様の圧倒的な成果を見てもわかる通り、サービス業とバズ部のコンテンツマーケティングは非常に相性が良いです。なぜなら、質の高いコンテンツをアップし続けることで、質の高いサービスを連想させるためです。例えば、宿泊を検討中の有名ホテルに確認したいことがあって電話をすることを想像してみてください。もし、電話を出た方が非の打ち所がない完璧な対応をした場合、非常にサービスの行き届いた素晴らしいホテルだと連想するはずです。逆にこちらの期待を裏切るようなずさんな電話対応だった時、ホテルへの期待値は大きく下がってしまうでしょう。この例のように、ブログ内でユーザーが感動するようなコンテンツを投稿し続けることができれば、コンテンツと同じ様な素晴らしいサービスを連想し、問い合わせを得やすくなるのです。
私たちはユーザーが喜ぶ最高のコンテンツを作成するためのサポートをしています。
ここまでお読みになって、興味を持たれた方はぜひ、一度お問い合わせください。
弊社が持つ、全てのノウハウをお話させていただきます。
※ インタビューの内容はPDFでもご覧いただけます。