コンテンツSEOを本気で取り組めば、検索エンジンからの流入を大きく増やすことができる。
そして、コンテンツの質を高める努力をすれば、有効な問い合わせを検索エンジン経由でたくさん獲得することができる。
ところが今あなたはこう思っていないだろうか?
「コンテンツを頑張って作っても、今のGoogleの検索アルゴリズムでは不十分だ」と。
もしくは、「これまでコンテンツに頼って運営してきたが、アルゴリズムのアップデートのたびに順位が下がっている」と実感していることだろう。
実は私たちもコンテンツ作成だけでなく、様々なSEO施策を実行することで成果を生み出してきた。
だから、コンテンツだけでは十分とは言えないかもしれない。
ただ、「そこそこのコンテンツを作り、様々なSEO施策を実行する」のに比べ「徹底的に質を追求したコンテンツを作る」方が納得のいく成果を生み出すことができる。
巷で溢れる無機質なSEOコンテンツを作ってもなかなか上位表示できないが、ユーザーの感動を生むコンテンツを作れば結果的にSEOで上位表示を実現できるからだ。
そして、私がこれからお伝えするコンテンツ作成の手順を実践していただければ、上位表示するだけでなく多くのコンバージョンを獲得できるだろう。
私たちは数万に渡るコンテンツ作成の経験をもとに、そのプロセスを体系化している。
慣れてしまえばどんな初心者でも作成できる汎用性の高いステップだ。
コンテンツが完成すると、驚くクライアントが非常に多い。
すでに上位表示している競合コンテンツと、全く異なる「段違いのコンテンツ」が出来上がるからだ。そして、本当に1位表示を実現し、コンバージョンまで獲得するからだ。
まだ疑いの目を持つ方も多いだろうが、まずは実践し成果を体感してほしい。
きちんとコンテンツを作れば絶対に成果につながるはずだ。このページでは、その作り方をわかりやすく紹介していく。
まずはどのような成果を生み出すことができるのか見ていこう。
SEO対策の全体像を把握したい方は「SEO対策|検索上位を独占するために弊社が行っている36のこと」に目を通しておくことをおすすめする。
今回紹介するのは「SEOの基礎知識」でも「SEOで上位表示するコンテンツの作り方」でもない。「SEOで上位表示を実現し、ユーザーの強烈な感動を生み出すコンテンツの作り方」だ。
1.コンテンツSEOで検索流入はかんたんに倍増する
コンテンツSEOは、適切に理解し本質的なアプローチをすることで、驚くほどかんたんに検索流入を倍増させることができる。
ここではコンテンツのSEOの成果や攻略の鍵をお伝えする。
1.1. 検索エンジンからのアクセスだけでなくCVまで獲得できる
コンテンツSEOを攻略することができると検索エンジンから多くのアクセスを集めることができる。
例えば、下記はコンテンツSEOを開始してたった1年で月間37万PVを達成したクライアント事例だ。驚くべきは、たった15記事しか公開していないことだ。
1つ1つのコンテンツが素晴らしいものであれば、SEOからのたくさんのアクセスを集めることができる。
特筆すべきはアクセスが集まっているだけでなく、多くの良質なCVも獲得できている点だ。本事例では、月間で150件の有効な問い合わせを獲得した。1つ1つのコンテンツが、ユーザーの感動を生み出すからだ。
コンテンツSEOを正しく実践することで、これだけの素晴らしい結果をもたらすことは、他の事例を見ても自明だ。
▲安定的に月間100万PVを達成し続け、累計10万件以上のCVを獲得しているクライアント事例
▲たった14ヶ月で38万PVを超え、高額商材にも関わらず月50件の有効問い合わせを獲得しているクライアント事例
コンテンツSEOを本気で取り組めば、このような成果を生み出すことができる。では、コンテンツSEOをもっと鮮明にご理解いただくために、コンテンツSEOの全体像も紹介していく。
1.2. コンテンツSEOの全体像
コンテンツSEOの本質は、1つ1つのコンテンツの作り方にある。ただ、その周辺知識や全体像を知っていないとプロジェクトをスムーズに進められないだろう。
端的にお伝えすると「今の検索エンジンは、ユーザーにとって素晴らしいコンテンツを提供することを大切にしているから、ユーザーに焦点を当てた適切なプランニング・ライティングを通じてサイトやコンテンツを運営することで、確実に上位表示を達成できる」ということだ。
詳細は以下にまとめている。まだ理解が不足している部分があるのであれば、今のうちに読んで把握しておこう。
1.検索エンジンの仕組みを理解する
検索エンジンはコンテンツの質を重視している。どのような仕組みでコンテンツを検索順位が決定しているのか把握しよう。
2.Googleの理念を理解する
Googleは、ユーザーを第一に考えている。Googleの理念を理解することは、検索エンジンの攻略にも影響する。
3.SEOキーワードから検索ユーザーのニーズを把握する
コンテンツSEOでは、SEOキーワードからニーズを捉え、そのニーズを完璧に満たすコンテンツを作成することが重要だ。キーワードからニーズを捉える方法を事前に知っておこう。
4.キーワードを選定してサイトのコンテンツプランを設計する
サイトの全体設計が上手にできると、より一層1つ1つのコンテンツが上位表示されやすくなる。コンテンツプランの設計を知っておこう。
5.圧倒的に良質なコンテンツを作成する
良質なコンテンツを作る基本的な方法を知っておこう。ここに書かれている方法通りに実践すれば、安定的に上位表示を獲得することができるだろう。(※本記事で紹介するSEOコンテンツの作り方は、ここで紹介している方法をベースに、より高いレベルでコンテンツを作成する方法だ。事前に目を通しておいてほしい。)
6.検索エンジンにコンテンツを適切に評価してもらうためのWEBライティングを行う
良いコンテンツを作成しても、それが適切にGoogleに評価してもらえなければ意味がない。そのためのテクニックも把握しておくべきだ。
1.3.突出して価値あるコンテンツを作ることが攻略の鍵
ここまでで様々なことをお伝えしてきたが、いずれにしても「突出して価値あるコンテンツを作ること」が攻略の鍵だ。
SEOに気をとられると攻略できない。
あくまでもコンテンツの価値を限りなく高めることだ。
そして、それがユーザーに対して向き合っていることが大切だ。
家族のように、愛を持って接してユーザーに「最高の結果」を提供することが、これから紹介するステップの肝となる。
それでは次より、成果を生み出すSEOコンテンツの作り方を紹介していく。
2.突出した成果を生み出すSEOコンテンツの作り方
成果を生み出すSEOコンテンツの作り方はたった3ステップだ。
検索ユーザーが『本当に最高だ!』と感じてくれる状態(最高の結果)を「定義」し、その結果を実現するために必要な情報を「抽出」し、わかりやすく「構成」していくやり方だ。
この3つのステップは、これまでの単なるSEOコンテンツの作り方と大きく異なる。
ユーザーの期待を超え、感動を生み出すような、突出して価値の高いコンテンツを作るプロセスだ。以下のイメージ図を見てほしい。
これまでの単なるSEOコンテンツ:ユーザーに期待に応えるコンテンツ
これからの目指すべきSEOコンテンツ:ユーザーの期待を超え感動を生み出すコンテンツ
ポイントは、上図でいうところのグラフの長さが変化していることだけではない。グラフそのもの(コンテンツそのもの)が全く異なるということだ。目指すべきものが異なる以上、伝える内容や順番、深さが全く異なるからだ。
だから検索エンジンからも評価されるし、ユーザーからも支持を得ることができる。単に上位表示されるだけでなく、CVや拡散などのポジティブなユーザー行動を呼び起こすことができるということだ。
これから紹介するステップは私たちがクライアントと実践しているやり方と一緒だ。まずはここで紹介する通りに実践し、最高の1記事を作ってほしい。
それでは最初のステップ「定義」から見ていこう。
①定義:検索ユーザーにとっての最高の結果を定義する
まずは最高の結果を定義するところから始めよう。
最高の結果とは、検索ユーザーが想像すらできていないような、期待を大きく超える結果のことだ。ユーザーをそこまで引き上げるコンテンツこそ、目指すべきコンテンツの姿だ。
最高の結果を定義するためにすべきことは3つある。それぞれ見ていこう。
1.検索シチュエーションを鮮明に描こう
ユーザーが検索行動を起こす瞬間を鮮明に描こう。
ユーザーは何かしらきっかけがあって初めて検索行動を起こす。普段は検索しないが、何かのきっかけを通じて課題意識が高まり、その閾値を超え検索行動を起こすということだ。
シチュエーションを鮮明に描くためのポイントは、強い課題意識を抱える瞬間をイメージすることだ。例えば「ニキビ 治し方」で検索するユーザーの検索シチュエーションとしてイメージすべきは後者だ。
<ありふれた検索シチュエーション>
昔からニキビに悩まされていたが、そろそろ治したいなと思って「ニキビ 治し方」と検索した。
<強い課題意識を抱えた検索シチュエーション>
1週間後に結婚式を控えている今、突然頬に大きく腫れ上がったニキビができてしまった。過去の経験上、ここまで大きなニキビは治るまでに2週間はかかってしまう。なんとか結婚式までに治したいが、難しいかもしれない。一生に一度の大切な結婚式だからこそ、私史上最も美しい自分でありたい。素晴らしい想い出を残したい。できる限り早く、そして短期間で美しい見た目を取り戻すために「ニキビ 治し方」と検索した。
明らかに後者の方が強い課題意識を抱え、なんとしてでも現状を打破したいユーザーであることはわかるだろう。こういったシチュエーションを鮮明に描くことができれば、ユーザーが本当に望むものが何かが見えてくる。
2.ユーザーの本当の願望を探ろう
次に、ユーザーが本当に実現したい願望を言葉にしよう。シチュエーションを鮮明に描くことができていれば自ずと本当の願望を見つけることができる。検索ユーザーが、本当に望んでいることを探っていこう。
先ほどの例でいうと、以下のように整理できる。
<単なるニーズ>
ニキビの治し方を知りたい
<ユーザーの本当の願望>
できる限り早く、美しい見た目を手に入れたい
極端な話、治るかどうかは問題ではない。一刻も早く、大切な1日を迎えるにふさわしい美しい見た目を手に入れたいのだ。
ニーズをシンプルに捉えることも大切だが、この視点を外すと「最高の結果」を定義することはできない。「ユーザーは、本当は何を望んでいるのか?」を思考しよう。
例えば今回の場合、ニキビが全く気にならなくなり、もっと美しくなれるファンデーションの方法を教えてあげると喜んでくれるかもしれない。
3.ユーザーを引き上げるレベルを設定しよう
コンテンツを読み終えた後、ユーザーがどうなっていたら最高なのかを考えよう。今あなたが提供できる範囲でレベルを設定しても不十分だ。
これからリサーチをしたり、検証や実践を行うことで、もっと高いレベルまでユーザーを引き上げることができるかもしれない。不動産投資の例で見ていこう。
<何も考えず設定した場合①>
不動産投資のことを詳しく理解できる
<何も考えず設定した場合②>
不動産投資のことを詳しく理解し、実践できる
<今提供できる範囲で設定した場合>
不動産投資を実践し不労所得を手にすることができる
<もっと高いレベルで設定した場合>
特別なスキルも経験も能力もない一般的なサラリーマンが、たった10年で毎月安定的に30万円以上の不労所得を手にすることができる
いかがだろうか。単にコンテンツのゴールを設定するだけでなく、もっと高いレベルでゴールを設定すると、ユーザーに伝えるべきメッセージが大きく変わってくることが想像できることだろう。
これが成果を生み出すSEOコンテンツの肝となる部分だ。この設定を疎かにすると、ありきたりなどこにでもあるコンテンツになってしまう。
今まで世になかったような革新的なコンテンツを作るためにも、ここまで詳細に設定しよう。この明確なゴールを設定することができたら次のステップに移ろう。
②抽出:検索ユーザーが最高の結果を実現するために必要な情報を抽出する
次に、抽出のステップに移ろう。これは「検索ユーザーが最高の結果を実現するために必要な情報を抽出する」ということだ。
つまり、先ほどのステップと連動しているし、最高の結果が不明瞭だとこのステップは失敗する。もし不明瞭だと感じるなら1つ目のステップから練り直してほしい。
いくつか例を紹介しよう。例えば、最高の結果を考慮して情報を抽出する場合とそうでない場合では以下のように異なる。
<最高の結果を考慮していない場合>
佃煮の作り方を紹介するコンテンツ
<最高の結果を考慮した場合>
日持ちして美味しい佃煮を作るためには「塩分濃度の確保」が重要であることを主張するコンテンツ
<最高の結果を考慮していない場合>
IHクッキングヒーターの焦げを落とす方法を紹介するコンテンツ
<最高の結果を考慮した場合>
今すぐに家にあるものだけで傷をつけずIHクッキングヒーターの焦げを落とすためには「歯磨き粉」を活用するのが最適であることを主張するコンテンツ
最高の結果を考慮すると、伝えるべきメッセージやその優先順位が異なる。ユーザーを最高の結果まで引き上げるためには、それに見合った価値ある情報提供が必要になるからだ。
抽出のステップは、大きく3つの方法がある。それぞれ見ていこう。
ポイント!
これから紹介した方法を実践することはとても効果的だが、まずはチームでブレインストーミングすることを強くおすすめする。
専門家同士で意見を出し合った方が、ユーザーにとって最適な結論にたどり着きやすいからだ。その後、これらを実施し根拠を固めていくと良い。
1.自社で保有するデータを分析する
まずは自社で保有するデータを分析することから始めてみよう。
あなたの手元には何かしらのデータがあるはずだ。そのデータを分析し、結論を見出すということだ。
例えば、私たちでいうと以下のようなデータを保有している
- 上位表示しているコンテンツ
- 高いクリック率を記録しているタイトル
- 設置場所ごとのバナーの成果の違い
- 無料Ebookダウンロード後のCV率
- セミナー動員後の成約率
クリック率の高いタイトルと、そうでないタイトルの傾向の違いを分析したり、業界ごとのEbookダウンロード後のCV率を比較するなど、様々な分析ができるはずだ。
それを検索ユーザーにとって役立つ形で提供するということだ。
2.論文、書籍などの情報を整理する
論文や書籍などの情報を整理するのも有効だ。すでに研究が行われていたり、根拠が揃っているデータは世の中に多々ある。
そこから検索ユーザーにとって有益な情報を探し出し、整理し提供するということだ。
Web上で文献を探す場合は「Google Scholar」が便利だ。国内だけでなく海外の論文や書籍の情報を検索することができる。一部有料のものもあるが、無料の範囲内で十分な量の情報を調べることができる。
最高の結果を提供するために、必要な情報を調べ整理しよう。
3.仮説に基づいて実際にやってみる
実際にやってみることで、新しい結論を見出す方法だ。
例えば、英語初心者がTOEIC700点を超えるための「勉強法A」と「勉強法B」を実際にやってみるということだ。すると、「英語初心者が短期間でTOEIC700点を越えるためには勉強法Aがおすすめだ」と強く主張できる。
つまり、「英語初心者でも短期間で700点を越える」という、最高の結果を実現してもらうために必要な情報を抽出することにつながる。
全てのコンテンツでここまでの労力をかけるのは非現実的だが、伝説的な1コンテンツを作るためにはこれくらいの労力をかけるべきだ。
その情熱はユーザーに間違いなく伝わるし、それが結果として検索エンジンからの流入やCVにつながっていく。
③構成:抽出した情報を検索ユーザーにとってわかりやすく構成する
それでは最後のステップに移ろう。3つ目のステップは「構成」だ。抽出した情報をユーザーに最高の結果をもたらすために、適切な順序で構成していこう。
3つそれぞれ順番に実践していこう。
1.ユーザーに提供すべき情報を箇条書きにする
さきほどのステップで抽出した情報を箇条書きで並べよう。抽象的な情報、具体的な情報を問わず、まずはできる限りリストアップしていく。
コツは、数多くリストアップすることだ。ユーザーに最高の結果を提供するために必要な情報が漏れていたら元も子もない。まずは出せるだけリストアップしよう。
下の図は「成果を生み出すSEOコンテンツの作り方」に関してリストアップした例だ。
この段階では綺麗に整理する必要はない。重複や表現はあとで綺麗に整理すれば良い。
2.浅い階層を意識し1見出し1メッセージでグルーピングする
ユーザーに提供すべき情報を箇条書きにしたら、それらをグルーピングしよう。
浅い階層(できれば2階層)を意識してカテゴリごとに分類していくイメージだ。例えば先ほどの箇条書きをグルーピングすると以下のようになる。
そして、図の右側のように見出し化していこう。単にグルーピングするだけでは、重複が残っているだろうし、まだまだ表現がわかりにくいことだろう。
重複を排除し、表現を整え、見出し化することで完成に近づく。
ポイント!
見出し化する際には「品詞」を統一するとうまくいく。「動詞」や「名詞」のことだ。
見出しの語尾が統一されていると要点が捉えやすくわかりやすい見出しになる。上記の例ではすべてを「動詞」で統一している。「何をどうすれば良いか」が見出しを見ただけでわかるようになる。
3.検索行動を起こしているその瞬間から最高の結果をもたらすまでのストーリーを描く
ユーザーが検索行動を起こしているその瞬間に知りたいことはなんだろうか?また、検索行動を起こしている瞬間の知識レベルはどれくらいだろうか?ユーザーが検索している瞬間を無視してはいけない。
つまり「最高の結果だけ」に気を取られて、検索行動を起こしているその瞬間のユーザーの心境を無視するのはNGということだ。
ユーザーの現状を適切に把握し、1つ1つ順を追って情報を提供し、その先で最高の結果を実現してもらうことが大切だ。「最高の結果」はあくまでもこちら側の意図であり、ユーザーにはその意図はない。
ユーザーが検索時に意図していることを考慮したうえで、適切なストーリーを描き構成することが重要だ。
「抽出」の段階で検索行動を起こしているその瞬間のユーザーにとって必要な情報を、すべて出し切れているかがポイントだ。もし、この段階でストーリーを描き、不足があるのであればもう一度抽出のステップを追求していこう。
その後の進め方はここまでお伝えした通りだ。何度もこれまでのステップを繰り返し、細部にこだわり構成していこう。
ポイント!
ここまで来たら後は構成に沿って文章を作成していくだけだ。
文章の作り方は以下のページを参考にしてほしい。コンテンツを作成する目的(最高の結果)さえ、見失わなければ良い文章を作成することができるだろう。
基本文章術!説得力が一瞬で10倍になる誰にでもできる文章の書き方
文章のプロ直伝!素人でもプロ並に書けるようになる5つのテクニック
たった1記事で8万人に読まれる文章を書けるようになるライティング術
3.SEOコンテンツを作成した後に自身に投げかけてほしい3つの質問
SEOコンテンツを作り終えたら3つの質問をあなた自身に投げかけてほしい。
自己満足は悪くないが、真にユーザーのためになっていなかったら最悪だ。きちんとユーザーにコンテンツを届けるために、自身に投げかけて振り返ってほしい。
3-1.ユーザーは本当にあなたのことを信じてくれるだろうか?
ユーザーは、あなたの作ったコンテンツを信じてくれるだろうか?
webを閲覧するユーザーは、よっぽどのことがない限りあなたのことを信じてくれない。
ユーザーは、web上のコンテンツの信頼性の薄さをよくわかっている。
企業の意図が介在していることも知っているし、売りつけようとしてくることもわかっている。そもそもあなたのコンテンツを信じてくれる可能性なんてほとんどない。
だからこそ、あなたのコンテンツをユーザーが信じてくれるか自問自答する必要がある。
信じてくれないユーザーをどうすれば信じさせることができるのかを考えるべきだ。
根拠を追加すべきかもしれないし、監修を入れる必要があるかもしれない。もしくは、すべての手順を写真に収めて紹介するべきかもしれない。そもそもビジネス的な意図をすべて排除すべきかもしれない。
作ったコンテンツを読み返し、「本当に信じてくれるのか?」を考えてみてほしい。
3-2.どんな初心者でもミスなく行動を起こせるだろうか?
コンテンツの使命は、ユーザーに最高の結果を提供することだ。
つまり、ユーザーがあなたのコンテンツを読んで、理解し実践する必要がある。
ユーザーはあなたの提案を正しく解釈し、ミスなく行動できるだろうか?
「何をどうすればいいの?」と混乱させてしまっていないだろうか?
基本的には、5w1hの要素で整理することでこれらの懸念を解消することができる。まずは5w1hの要素が漏れなく含まれているかを確認しよう。
当然だが、5w1hを確認してもまだまだわかりにくい可能性はある。前後の文脈によってわかりにくさを生んでいたり、難しい言葉を使うことによってユーザーに戸惑いを与えてしまう可能性もある。
いずれにしても、ユーザーをミスなく行動させられているか、1から読み直して確認することをおすすめする。
3-3.嘘偽りなく真実を伝えられているだろうか?
きちんと真実を伝えられているだろうか?
買う必要のないユーザーに買わせようとしたり、ユーザーのためにならない嘘をついていないだろうか?
あなたの意図はユーザーに伝わっている。
その意図が、真にユーザーのためを想った意図なのか、自分のビジネスのための意図なのかが伝わっているということだ。
あなた自身がユーザーだったら、あなたコンテンツの通りに行動を起こすだろうか?
あなたの子供にも、あなたが発信した通りの行動を取らせるだろうか?
もしちょっとでもためらうのであれば、それは真実を伝えられていないのかもしれない。
コンテンツは本当にユーザーのためになっていなければいけない。あなたもユーザーだし、あなたの身近にいる人々もユーザーだからだ。
もう一度コンテンツを振り返って、納得できたら公開に移ろう。
まとめ
コンテンツSEOは、あらゆるSEO施策のなかでも最も重要な施策だ。SEOで成果を求めるなら、避けては通れない。
今回紹介したSEOコンテンツの作り方は、巷にあふれるテクニカルな手法とは全く異なる。本質的にユーザーのためになる手法だ。
「本当にこれで良いのか?」と思う気持ちもわかるが、これが中長期的に成果をあげ続ける唯一の作り方だ。
この通りに実践していただければ、Googleのアルゴリズムのアップデートが行われるたびに、あなたのサイトの成果がどんどん良い方向に進んでいくことだろう。
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