コンテンツマーケティングとは?|広告費ゼロで10倍の売上を達成した手法



コンテンツマーケティングとは、対象ユーザーに対して高品質なコンテンツを提供し、ファン化を促進することで多くの収益を獲得するマーケティング手法だ。
もう少し具体的に説明すると「良質なコンテンツを通じて、潜在顧客を見込み客に育て、ファン化することで購買に結びつける一連の仕組み」といえる。いわゆる、直接的営業によって顧客を開拓するのではなく、潜在顧客を引きつけることによって引き合いを生み出すインバウンドマーケティングだ。
あなたは今、コンテンツマーケティングの導入が決定し、準備を進めようとしている段階ではないだろうか?
もしくは、今後導入するにあたって、どのように進めていくべきなのか把握したいのではないだろうか?
コンテンツマーケティングを実践すると、ビジネスが飛躍的に発展する。
わたしたち自身、コンテンツマーケティングを起点にビジネスを展開してきたが、多くのファンの獲得を達成し、売上が増加している。
だからこそ私たちは、企業の規模や業種を問わず、より良いマーケティングを展開していきたいと考えるすべての企業が、コンテンツマーケティングを導入すべきだと考えている。
ところが、あなたは今こう思っているのではないだろうか。
- たくさんの企業が始めているからレッドオーシャンなのではないか?
- 資金力のある大手企業じゃないと難しいのではないか?
- 初心者にとってハードルが高い手法なのではないか?
断言するが、これらの心配はいらない。
わたしたちは、これまで200社以上のクライアントのコンテンツマーケティング導入の支援をしてきたが、初心者でも、地方の小さな企業でも、ニッチなBtoC領域であろうとも、一切関係なく成果を出し続けてきたからだ。
私たちが思うに、最大の勝因は「コンテンツへのこだわり」にある。
コンテンツマーケティグで成功を収めるためには、その名の通り「コンテンツ」が何よりも大切だ。
突出して価値あるコンテンツを作り、適切なタイミングで届けることで間違いなく成果が出る。
この記事では、組織がコンテンツマーケティングを導入し、効果的に運用していくための全ての知識、手順を紹介していく。
コンテンツマーケティングは、コンテンツを中心にいかにストーリーとして全体を繋げられるかがポイントだ。そのためにも、断片的な理解で満足するのではなく、ここで紹介する全てをしっかり理解していただきたい。
それでは基礎的な解説から始めていこう。
目次
1. コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングは米国では2000年代から、日本では2010年頃から本格的に注目されるようになってきたが、オフラインでの接触が難しくなったことで最近になって再度注目が集まってきたマーケティング手法だ。
Content Marketing Instituteでは、コンテンツマーケティングを以下のように定義している。
Content marketing is a strategic marketing approach focused on creating and distributing valuable, relevant, and consistent content to attract and retain a clearly defined audience — and, ultimately, to drive profitable customer action.
【和訳】コンテンツマーケティングは、価値、関連性、一貫性のあるコンテンツを作成して配信することに重点を置いた戦略的マーケティングアプローチ。明確に定義されたユーザーを引きつけて維持し、最終的には収益性の高い顧客行動を促進する手法。
一時的な収益の獲得ではなく、ファン化の促進を通じて中長期的な多くの収益を獲得できるのがコンテンツマーケティングの特徴だ。
1.1.潜在顧客のニーズを満たすことを通じてファン化を促す
コンテンツマーケティングはコンテンツを通じてファン化を促すことで中長期的な収益を獲得するマーケティング手法だ。
そしてそれは「企業が伝えたいこと」を伝えるのではなく、「ターゲットユーザーが知りたいこと」に寄り添って情報発信するからこそ成し遂げることができる。
例えば、とある企業の担当者が「自社でもブログを立ち上げるためにWordPressを学びたい」と検索を行ったとしよう。すると、初心者でもWordPressでブログを立ち上げるための手順を解説しているWEBマーケティング会社が運営するブログにヒットする。この担当者は非常にわかりやすく、丁寧に書かれた記事に感銘を受け、ブログ内の他の記事を次々と読み進めていく。様々な記事を読み進めるうちに知りたいこと以上の価値ある情報を無料で提供してくれる運営元に好感を持ち始める。
企業が伝えたいことだけを伝えるのではなく、「ユーザーの知りたいこと・興味のあること」を起点にユーザーが本当に満足するコンテンツを提供していく。この継続によって、ユーザーは運営元に対して好感を持ち始め、ファンになっていくのだ。
カスタマージャーニーマップを元にターゲットユーザーが知りたいことを見つける
ターゲットユーザーに寄り添った情報発信をするためには、そもそもターゲットユーザーが何を知りたいかを見つける必要がある。その際に考えるべきなのが、ターゲットユーザーのカスタマージャーニーマップだ。
カスタマージャーニーとは、顧客がどのように商品やサービスと接点を持ち、購買に至るのかという道筋を旅に例えたもののことだ。
潜在顧客となるターゲットユーザーのニーズを満たすためには「潜在顧客のペルソナ」「ペルソナのジャーニーマップ」を把握することが重要になる。潜在顧客の視点にたち、潜在顧客が何に悩んで、何を比較し、何に背中を押されるのか想像する。そして、それぞれのフェーズでニーズを満たすコンテンツを作成することでユーザーにとって本当に価値あるコンテンツを提供することができるようになるのだ。
1.2. 今までの手法との違い
ユーザーとの接点を生み出す全ての媒体で発信する情報、というと「今までの広告コミュニケーションと何が違うの?」と思われるかもしれない。
これまでの手法との最大の違いは「ユーザーのニーズを起点とした情報の発信」だ。従来行われてきたアウトバウンドマーケティングは「企業が伝えたいことをいかにして消費者に伝えるか」が中心となっており、いわゆる売り込み型の手法だった。20世紀までは消費者が受け取る情報量が少なかったため、この手法でも上手くいっていた。しかし、時代は大きく変わってしまった。20世紀までの広告を目にする機会が少ない時代と比べ、現代では消費者が受け取る広告の量が増えすぎたため「広告疲れ」を起こしているのだ。
消費者は広告を見たくないし、広告と知ればそれだけで拒絶反応を起こす。企業がこれまでのように「企業の伝えたいことを広告を使って伝える」だけでは大きな成果を得るのは難しくなっているのだ。
だこからこそ、コンテンツマーケティングでは「企業が伝えたいこと」ではなく、「ユーザーが知りたいこと」を重視し、ユーザーのニーズを満たすことを意識して情報発信を行うのだ。
2.「コンテンツマーケティング」と「コンテンツSEO」の違い
「コンテンツマーケティング」と混同されがちな言葉に「コンテンツSEO」がある。しっかり整理して理解しよう。両者の違いは、「対象媒体」にある。
具体的な違いは以下のとおりだ。
- コンテンツマーケティング:Googleなどの検索エンジン、Twitterなどのソーシャルメディア、youtubeなどの動画媒体、メールなどのコミュニケーションツール など
- コンテンツSEO:検索エンジンのみ(GoogleやYahoo、Bingなど)
つまり、コンテンツSEOはあくまでも検索エンジンに限った施策であるのに対し、コンテンツマーケティングは対象媒体を問わない。コンテンツマーケティングは世の中に存在する全ての媒体が対象となる。
加えて、以下のように整理することもできる。
- コンテンツマーケティング:オンライン、オフライン
- コンテンツSEO:オンライン(検索エンジンのみ)
コンテンツマーケティングはwebマーケティングの一部という捉え方もあるが、厳密にはwebに限らない。オフライン上の全てのマーケティング施策が、コンテンツマーケティングと言っても過言ではない。
セミナー、展示会、説明会、プレゼンテーション、パンフレット、雑誌などの全てだ。
とにかく、対象ユーザーにとって価値あるコンテンツの提供(オンライン、オフライン問わず)を通じて、ファン化を促し収益性の高い顧客行動を生み出すことができれば、それはコンテンツマーケティングだ。ただし、2020年現在においてコンテンツマーケティングといえば「ブログサイトを中心的な媒体として扱うwebマーケティング施策」という認識が定着している。
本記事でお伝えするコンテンツマーケティングも、いわゆる「ブログサイトといったオウンドメディアを中心としたコンテンツマーケティング」という位置付けで解説を続けていく。
3. コンテンツマーケティングの流れ
コンテンツマーケティングの全体像を理解するには、購買サイクルと組み合わせて把握するのが近道だ。
「購買サイクル」とは、見込客があなたのビジネスを知り、実際に購入し、商品に満足してリピート客になるまでの一連のステップのことだ。
コンテンツマーケティングは、この購買サイクルに沿って進めていくことになる。具体的には下記の通りだ。
購買サイクルの6つのステージ
- Awareness(認知):あなたの会社または商品/サービスのことを認知する
- Interest(興味):商品やサービスに関してもっと知りたいという興味を持つ
- Consider (検討):商品やサービスの購入を具体的に検討する
- Purchase(購入):商品やサービスを購入し新規顧客に変わる
- Repeat(継続):商品やサービスに満足した結果リピート購入や継続利用をする
- Advocacy(応援):会社のファンになり積極的に友人知人に広める
コンテンツマーケティングとは、この購買サイクルの6つのステージごとに、最適なツールを使って最適なタイミングで良質なコンテンツを提供することで、スムーズに商品やサービスの販売に結びつけ利益を上げていくことを言う。
実際に購買サイクルに沿って進めていくと具体的にどのような流れになるかをご紹介しよう。
購買サイクルに関しては、『商品が売れない理由が分かる!顧客のライフサイクル分析の6段階』でも詳しく説明しているので是非ご覧頂きたい。
STEP1:オウンドメディアを作りアクセスを集める(認知)・(興味)
オウンドメディアを中心としたコンテンツマーケティングでは、SEOとソーシャルメディアを使って、毎月、何十万、何百万、何千万のPVを獲得していく。
当ブログ、バズ部では立ち上げから半年で100万PVを達成し、現在でもSEO経由で多くのユーザーを獲得している。当ブログに訪れるユーザーのうち、50%が過去に一度も当ブログにたどり着いたことのないユーザーのため、数値上はアクセスの半分は新規ユーザーに対してリーチできていることになる。
つまり、これまで弊社を知らなかったユーザーから「認知」をさせることができているということだ。
オウンドメディア内でユーザーをナーチャリングする(興味)
オウンドメディアを使ったコンテンツマーケティングの優れた点は新規ユーザーの認知を獲得するだけでなく、メディア内で顧客を育成(ナーチャリング)することもできることだ。
元々商品知識等全く無い状態で当ブログに訪れたユーザーは適切に配置されたコンテンツを順序よく読み進めていく中で商品やサービスの周辺知識や商品の思想やビジョンを学んでいく。
気がつけば、初期認知の段階では自社商品やサービスについて全く知らなかったユーザーが直接会話をしていないにも関わらず、商品に対する理解を深めてくれているのだ。
●使用ツール
WordPress(CMS)、ソーシャルメディア
STEP2:PVを見込み客リストに変えていく(興味)・(検討)
次に集まったPVをアプローチ可能な見込み客リストに変えていく。弊社実績では、10万PV毎に500程度の見込み客を獲得することができている。また、B2Bの場合で、直接電話やメールでの反響を獲得するときはだいたい、1000-3000PVあたり1件の反響という数字が出ている。
見込み客獲得に有効なホワイトペーパー
オウンドメディアに集客したPVを見込み客リストに変えるためには、PDF等で制作したホワイトペーパーなどのダウンロードできる資料を用意し、それをユーザーへのプレゼントとして無料で提供する。その際、ダウンロードする代わりにメールアドレスや名前、会社名等を登録してもらうのだ。
特に重要なのが、このホワイトペーパーの質だ。
基本的にユーザーは自分の情報を登録したがらない。それでもメールアドレスや名前、会社名といった個人情報を登録しているのは「それ以上の価値がある」と期待しているからにほかならない。にも関わらず、ホワイトペーパーの質が期待よりも質が低かった場合、ユーザーを失望させることになる。
「こんなこと無料で提供していいの?」
とユーザーが心配になるくらい最高のホワイトペーパーを用意しよう。無料でそれだけ価値あるものを提供していればユーザーは「有料のもの」に対して更に高い期待をしてくれる。そして、気がつけばあなたのファンになっているのだ。
●使用ツール
WordPress(CMS) メールマガジン
STEP3:見込み客を新規顧客に変える(購入)
STEP2までで質の高いコンテンツを提供し続けていれば、ユーザーは確実にあなたのファンになっている。そして、認知時点ではあなたの商品や思想・ビジョンについて全く知識がなかったはずなのに、メディアに蓄積された多くのコンテンツから商品に対する知識や思想、ビジョンについて深く理解し始めている。
そして、ここまでナーチャリングされた顧客に対してメルマガで商品・サービスの購入検討に役立つ成功事例やお客様の声、費用対効果の比較表などの購入に役立つコンテンツを提供する。
弊社のようなB2Bの場合はここから実際の問い合わせをいただくことになるが、ここまでくれば相手は最初からあなたに対して好意的になっているので、通常のプッシュ営業と比べて遥かに高い成約率で成約を得ることができるようになるのだ。
●使用ツール
メールマガジン ランディングページ
STEP4:新規顧客を優良顧客に変えていく(継続)(応援)
次に目指すのはSTEP3で契約した新規顧客に対して商品をリピートしてくれることや、紹介客を連れてきてくれる優良顧客になってもらうことだ。
実際に優良顧客になってもらうには、契約後にその期待を裏切らない高品質なサービスを提供し続けていることが前提となる。STEP1からSTEP3までの良質なコンテンツ、そしてSTEP4での品質の高いサービスの提供を通じて新規顧客を優良顧客に変えていくのだ。
各STEPのコンテンツによって構築した関係性を持つ顧客に対し、メールマーケティングや商談を通じて別サービス等の紹介や有料セミナーを紹介することでリピート購入に繋げていく。そして、リピートしてくれるような優良顧客は同時に紹介客も連れてきてくれるようになるのだ。
●使用ツール
メールマガジン キャンペーンページ
STEP5:それぞれのステップの効果測定と改善
ここまで説明したコンテンツマーケティングの流れの中で最大の成果を出すためには、各ステップのパフォーマンスを計測することが重要だ。まずは以下の数値をKPI(重要業績評価指標)として計測し、改善点を見つけるようにしよう。
検索エンジンからのPVの伸び
オウンドメディアを活用したコンテンツマーケティングにおいて、検索エンジンからの流入が最も重要だ。初期認知を獲得する手段としては工数に対して得られる成果が非常に大きいからだ。このパフォーマンスが良くない場合はコンテンツの質やサイトの内部構造、SEOコピーライティングを改善する必要がある。
検索エンジンからのPV当たりのリスト獲得数
PV当たりリスト獲得数、つまりホワイトペーパーのダウンロード数も計測しておこう。この数値が低い場合、ホワイトペーパーが魅力的でない、CTAが魅力的でない、適切なユーザーを集められていないなどの原因が考えられる。各項目を確認して改善するようにしよう。
メールマガジンからのコンバージョン率
メールマガジンからのコンバージョン率もしっかり把握しておこう。この数字が悪い場合はメールコンテンツやランディングページが魅力的でない、オファーの内容が適切でない、などの理由が考えられる。また、セールスフォースなどのマーケティングオートメーションツールを活用して、顧客属性毎に細分化されたリストに対して、適切なメールやオファーを設定する等の改善も非常に効果的だ。
商品やサービスのリピート率or継続率
この数値が悪い場合はサービス内容や配信コンテンツの改善が必要だ。また、商品の質そのものに不満を持たれている場合は品質改善が必要となる。もしくはこれまで提供したコンテンツの期待値が実際のサービスと乖離してることも考えられる。何がボトルネックとなっているかしっかり把握して改善していくようにしよう。
●使用ツール
マーケティングオートメーションツール、Google Analytics、Google Search Console
4.コンテンツマーケティング成功事例
コンテンツマーケティングを実施すると、目に見えて数字で効果が現れる。実際にどのような成果を得られるのか、弊社で担当させて頂いたクライアント様の成功事例を紹介するので、ぜひ参考にして欲しい。
4.1.問い合わせが月4,400件以上!自社メディアで驚異的なCV数を生み出した弁護士事務所
弁護士法人ベリーベスト法律事務所さまは、全国22拠点に支店を展開し、100人以上の弁護士を抱える、大手弁護士事務所だ。2013年の12月に「リーガルモール」という名前で法律情報サイトをスタートし、今では月間212万PV。そして月に4,400件以上のお問い合わせを獲得できるまでに成長している。広告費ゼロで毎月4,400件もの問い合わせが得られているだ。
次のグラフはサイト開設から5年間のサイトのアクセス数の推移だ。確実にアクセスが増えており、1日のアクセス数が6万にまで達している。
問い合わせが月4,400件以上!自社メディアで驚異的なCV数を生み出した弁護士事務所
4.2.毎月200件の問い合わせを獲得するデジタルマーケティングブログ
ソウルドアウト株式会社様は、日本全国の中小・ベンチャー企業の成長支援を行なっている会社だ。リスティング広告を中心としたデジタルマーケティング、テクノロジー、HRの領域でサービスを展開している。
2014年1月に「LISKUL(リスクル)」という、メインサービスの1つであるリスティング広告をはじめとしたデジタルマーケティングについてのノウハウを提供するブログサイトを開設。公開から半年後には月間35万PV、約2年で月間70万PV、そして無料eBookのダウンロードを月間約800件と、問い合わせを月間約200件獲得するようメディアに成長したのだ。
プル型の見込み度の高いリードを獲得できるようになった
この取組によって得られた最大の成果は「見込み度の高いリードを月間200件獲得できるようになった」ことだ。これまでテレアポ営業がメインだったのが、コンテンツマーケティングを実践することで自然と人が集まり、成約をとれるようになったのだ。結果、プッシュ営業をしなくても月間200件の問い合わせを獲得できるようになった。
1年でプッシュ型営業からプル型へ!毎月約200件の問い合わせを獲得するデジタルマーケティングブログ
4.3.熊野古道の完璧なコンテンツマーケティング
最後は弊社の事例ではないが、オフラインのコンテンツマーケティングで大きく成功した熊野古道のコンテンツマーケティング事例を紹介したい。
紀伊半島にある熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)へと通じる参詣道で、道は三重県、奈良県、和歌山県、大阪府に跨る。2004年に世界遺産に認定された。
一時は1,000人ほどしか観光客がいなかったのだが、外国人観光客が爆発的に増え3500%増加という驚異的な数値を叩き出している。
ターゲットユーザーを明確化し、ターゲットに向けた一貫したコンテンツ改善を実施
熊野古道が行ったコンテンツマーケティングは、「理想的な見込み客は誰なのか」「見込み客にとって重要なコンテンツはなにか」「重要なコンテンツを徹底的にブラッシュアップ」に尽きる。
詳細は以下の弊社取材記事に記載しているのでぜひ読んでみて欲しい。
観光客を35倍にした熊野古道の完璧なコンテンツマーケティング
5. 成功事例から見るコンテンツマーケティングの4つのメリット
弊社クライアントの成功事例からコンテンツマーケティングに取り組んだ場合にどのような成果が得られるか、少しイメージが沸いたのではないだろうか。ここではもう少し具体的にコンテンツマーケティングの取り組みによって得られるメリットを4つ紹介していく。
①低コストで莫大な集客
1つ目の効果は集客だ。
コンテンツマーケティングを実施すると、圧倒的な集客を実現することができる。しかも、購入の可能性がある潜在的な見込み客をたくさん集客できる。
下記は、先程ご紹介した法律メディア「リーガルモール」のアクセス推移だ。現在は月間200万PV以上のアクセスをコンスタントに獲得している。
つまり、月に200万人の潜在的見込み客が、自社サイトに訪れている状態といえる。
仮にリスティング広告でここまでのアクセスを集めようとすると数億単位のコストが必要になる。それを低コストで実現できてかつ、何年にもわたってそれを維持、発展させることができるのはコンテンツマーケティングの旨みの1つだ。
②コンバージョン
2つ目の効果は、コンバージョンの獲得だ。
コンテンツマーケティングは単に集客できるだけでなく、多くの有効なコンバージョンを獲得できる。
下記は、先程紹介したデジタルマーケティングメディア「LISKUL(リスクル)」のアクセス推移だ。
月間70〜80万PVというアクセスを安定して獲得している。
実はこちらのクライアント、以前はテレアポを中心としたプッシュ型のマーケティングを行なっていた。つまり、ユーザーからの問い合わせが少なく、思うように有効なコンバージョンを獲得できていなかったのだ。
ところがコンテンツマーケティングを実施することでその問題を解消することができた。
月に200件の有効な問い合わせを獲得できるようになった。しかも、無料Ebookのダウンロード数も月800件を超えた。
これは、自社サービスへの関心を持つユーザーのリストを800件獲得していることと同義だ。無関心なリストを相手に、テレアポを実施し続ける日々とは大違いだ。
月間で200件の有効問い合わせ、800件のEbookダウンロードという驚異的なコンバージョン数を記録した事実は、間違いなくコンテンツマーケティングを導入したことによる効果だ。
③コンテンツは資産になる
コンテンツマーケティングの意外なメリットが、蓄積されたコンテンツが資産になるということだ。
例えば、従来のコミュニケーション施策におけるテレビCM等のマスメディア広告はCMや広告の掲載期間が終われば、広告コンテンツとしての役割を終える。WEB広告でも同じだ。広告用に制作したクリエイティブは広告の掲載を終えれば価値がなくなる。
しかし、コンテンツマーケティングで制作したコンテンツは違う。
オウンドメディアを活用したコンテンツマーケティングを行っていた場合、制作したコンテンツに期限はないのだ。一つ一つのコンテンツは資産としてメディアに蓄積され、情報としての網羅性を高めることができる。そして、ユーザーにとって必要な情報が豊富にあることでオウンドメディアとしての価値が高まっていくのだ。
継続して制作したコンテンツ達によってオウンドメディアの価値は高まり、それによって長期間無料でユーザーを集め続ける資産となる。
④ブランディング
4つ目の効果は、ブランディングだ。
わたしたちの運営するメディア「バズ部」はこの点で突出して成功していると考えている。オンライン、オフライン問わず「バズ部」という名前が浸透し、「本質的なwebマーケティングメディア」という印象を多くのユーザーに与えている。
例えば、検索エンジンでも「バズ部」と検索される回数が月間平均で約3,600件もある。
参考までに、有名なwebマーケティングメディアの月間の平均検索ボリュームを調べてみたが、3,000件を上回っているケースは稀だった。
つまり、「バズ部」というサイトの認知はかなり高いと言えるのと同時に、webマーケティング担当者の拠り所として、ポジショニングが確立されているともいえる。
実際、わたしたちの元に届く問い合わせのほとんどが、紹介や周囲の良好な口コミがきっかけになっている。それも、ありがたいことに私たちのことをかなり好意的に思っていただけているお客様からの問い合わせが多い。
これはコンテンツマーケティングの最大の効果と言っても良いだろう。では、これほどの成果をもたらすコンテンツマーケティングを効果的に進めていくためにはどのような点に注意すると良いのだろうか?
そのカギをこれから紹介していく。
6.コンテンツマーケティング成功の2つのカギ
コンテンツマーケティングで成功するためには2つのカギが欠かせない。これらの前提を徹底するからこそ効果的な運用が実現できる。
それぞれ見ていこう。
①最高品質のコンテンツを制作すること
1つ目のカギは、最高品質のコンテンツを制作することだ。
コンテンツマーケティングは、その名の通り「コンテンツ」に命運がかかっている。
- コンテンツの質が高ければ成果が出る
- コンテンツの質が低ければ思うように成果が出ない。
非常にシンプルではあるが、これが真実だ。
コンテンツ制作は、絶対に妥協してはいけない。「間違いなく日本一のコンテンツができた!」と納得できるレベルまで高めることが重要だ。
時間や労力はかかるが、この基準まで達していないコンテンツを公開しても、前述した効果は得られない。
良質なコンテンツの定義や作成方法については『コンテンツとは見た人の「人生の質」を上げるもの』で解説しているから、何度も読み返すことをおすすめする。
②適切なタイミングでコンテンツを提供すること
2つ目のカギは、適切なタイミングでコンテンツを提供することだ。
次の章で解説していくが、コンテンツマーケティングには6つの段階があり、その段階ごとに適切なツールを使ってコンテンツを提供することが大切になる。
まだユーザーが「欲しい!」と思っていない段階で、的外れなコンテンツを提供しても意味がない。「セールスされた」と思われるだけだ。つまり、「まさに今ユーザーが欲しいと願っているコンテンツ」先回りして用意し、狙ったタイミングで提供することが大切だ。
それでは次より、コンテンツマーケティングの具体的な準備と進め方について解説していく。
7.コンテンツマーケティングに取り組むための準備
それでは、コンテンツマーケティングの進め方について解説していくが、ここでは「準備」に焦点を当てて解説していく。
準備もせずに突然コンテンツを作り出すことはおすすめしない。まずは確実に成果をあげるためにも、戦略を練ることが大切だからだ。
そのためにすべきことは以下の5項目だ。
- ターゲットの設定
- CVの明確化
- 明確な責任者の決定
- 年間のスケジューリング
- 情熱を注げるメンバーの招集
それでは1つ1つ見ていこう。
7.1.ターゲットの設定
コンテンツマーケティングは誰をターゲットにするかで方向性が大きく変わる。
曖昧なターゲティングでは全ての歯車が噛み合わなくなってしまう。明確にターゲットを定めよう。
私たちが推奨するターゲット設定の考え方は以下のとおりだ。
おすすめのターゲット:あなたのビジネスにおいて最も理想的な見込み客
おすすめでないターゲット:今すでに集まっている見込み客
今すでにあなたのビジネスの顧客になっている人たちをターゲットにするのはおすすめしない。そもそもコンテンツマーケティングは、あなたの獲得したい潜在的見込み客を獲得するための手段だ。
あなたのビジネスにおいて最も理想的な見込み客をターゲットにしよう。
そのうえで、デモグラフィックとペルソナを設定し、明確にターゲットを定義しよう。
デモグラフィックとは人口統計による属性データのこと。顧客データ分析の切り口のひとつ。特定の商品やサービスの有効なターゲットを探す目的で使われる。
<設定すべき項目>
- 性別
- 年齢
- 職種
- 所得
- 世帯規模
- 学歴
- 住所
ペルソナとは企業が提供する製品・サービスにとって、もっとも重要で象徴的なユーザーモデル。
<設定すべき項目>
- どのようなライフスタイルを送っているユーザーなのか
- どのような思考の傾向を持っているユーザーか
- どのような悩み/ストレスを抱えているか
- どのような願望を持っているか
※ペルソナ設定は、これらの項目を熟考し文章化して保存しておこう。1人の性格や感情、風貌が見えてくるくらい詳細に設定することが望ましい。
7.2.扱う商品、サービスの明確化
コンテンツマーケティングにおいて、取り扱う商品やサービスを明確化しよう。
前述したターゲットの設定とも関連するのだが、「どの商品サービスを誰に提供したいのか」を明確に定義することが大切だ。
1つ1つのコンテンツに一貫性を持たせ、ターゲットの購買サイクルに沿った規則性のあるスムーズな運用をするためにも、取り扱う商品、サービスを明確にしていこう。
7.3.明確な責任者の決定
チームでコンテンツマーケティングを実施する上で、明確な責任者を決定しよう。
失敗しがちなチームは、責任者が不在もしくは曖昧であることがほとんどだからだ。責任者であるべき対象は「部長クラス以上」のメンバーだ。
私たちのクライアントで明らかな成功を収めたチームは、総じて部長クラス以上のメンバーが責任者としてチームを統括していた。もし、あなたが部長クラス以上の役職でなかったとしても、それだけの覚悟が必要だということを認識してほしい。
時には、多くのリソースを割いたのにも関わらずなかなか成果につながらない時期があるだろう。そんななか、情熱を注ぎ続け、チームを鼓舞し、必死に粘り強く前を向いて努力する責任者がいれば、その壁を乗り越えられる。
そして、スピード感を持って数々の意思決定をこなしていくためにも、責任者の存在はとても大切だ。
7.4.年間のスケジューリング
コンテンツマーケティングはスケジューリングが非常に重要だ。最低でも年間のスケジュールを立てるために、以下の要素を整理して進捗を管理しよう。
- 1年後の数値目標(アクセス、コンバージョンなど)
- 誰が、いつまでに、どのようなコンテンツ制作するか
1年後の目標数値を達成するための詳細なタスクを事前に洗い出し、スムーズな運営に備えよう。
以降の章で解説する「コンテンツマーケティングの6つのステージ」に当てはめてタスクを整理することをおすすめする。
例えば、「購入ステージ」のコンテンツを1ヶ月目に作り始めるなんてスケジューリングは通常ではあり得ない。最初の1〜3ヶ月は徹底して認知獲得のためのコンテンツを用意すべきだし、そのためのスケジューリングを行う必要がある。
また、1年後の売上目標を立てているのに、6〜12ヶ月目に「購入ステージ」のコンテンツ制作スケジュールが入っていなかったとしたら、それもおかしい。
1年後の目標を達成するために、「誰が」「いつまでに」「どのようなコンテンツ」を制作するか必ずスケジューリングしておこう。
7.5.情熱を注げるメンバーの招集
スケジュール通りに進めるためにメンバー集めは必要だが、「誰を招集するか」がポイントとなる。
コンテンツマーケティングを実施する意義やビジョンに強く共感してくれるような情熱を注げるメンバーを招集しよう。
よく犯しがちなメンバー集めの失敗は以下のようなパターンだ。
- ライティング経験があるから招集した
- 文章を書くのが得意だし好きだから招集した
- 通常の業務の合間の時間を有効活用できそうだから招集した
このような判断でメンバーを集めるのは絶対に避けよう。
メンバー集めは情熱を持てるかどうかが全てと言っても過言ではない。
突出して価値あるコンテンツを制作し、途切れることなくスムーズに運営するためにも情熱を持ったメンバーを集めることに注力しよう。
仮に情熱を持ったメンバーがいない場合、責任者1人で進めていく方が絶対に成果につながると考えている。その方が結果的にコンテンツ制作の進捗はスムーズに進むし、何よりコンテンツの質を徹底的に高めることができる。
情熱を持たないメンバーが1人でもいると、管理が大変になるどころか、コンテンツの品質の確保がかなり困難になるケースは多い。
それだけメンバーの招集は成果に影響するということだ。
8.コンテンツマーケティングの実践方法
ここまでの準備が完了したら、あとは購買サイクルの6つのステージに沿って、コンテンツを用意し進めていくだけだ。
改めて、購買サイクルの6つのステージと、用意すべきツール、コンテンツの例を確認しよう。
ステージ | ツールの例 | コンテンツの例 |
認知 | ブログ、ソーシャルメディア | ブログ記事 |
興味 | メールマガジン | より詳しいノウハウ |
検討 | メールマガジン | 事例集や価格表 |
購入 | ランディングページ | 具体的オファー |
継続 | メールマガジン | より良い使い方など |
応援 | メールマガジン | 特別イベント招待など |
これは、購買サイクルのそれぞれのステージで、どのようなコンテンツを届ければ喜ばれるかを簡単にまとめたものだ。
これからは、この流れに沿ってコンテンツマーケティングを進めていくことになる。
①認知:ブログとソーシャルメディアを連携させて、潜在顧客にとって役に立つコンテンツを提供する
②興味:ブログに見込客の役に立つ無料プレゼントとリスト取得用のランディングページを設置して見込客リストを獲得する
③検討:メールマガジンを使って、検討の際に役立つ成功事例やお客様の声、費用対効果の比較表などの購入判断に役立つ情報提供を行う
④購入:購入の役に立ち背中を押してあげるようなお得なオファーを提供する
⑤継続:顧客との接触回数を増やし、アップセルやクロスセルでリピート顧客へ転換する
⑥応援:会社への愛着を持ってもらい特別な体験を提供することで優良顧客へ転換する
※注意上記はあくまでも例であり、様々なパターンがあることはおさえてほしい。
例えば、メールマガジンを使用しなくても、検討に役立つコンテンツ(事例集や価格表など)の提供は可能だ。ブログ内でも提供できるし、ソーシャルメディア上で案内することもできる。クローズドな環境(FacebookグループやLINE@など)を用意し、そこで提供することだってできる。
また、ランディングページを用意しなくても、メールマガジン内で直接的なオファーをかけることで購入に至るケースもある。
これからお伝えする内容は1つのモデルケースとして認識していただきたい。
それではここから顧客サイクルの6つのステージに沿って、具体的な進め方を紹介していく。
ステージ1:認知
認知とは、あなたの会社や商品・サービスの存在を知ってもらうことだ。
検索エンジンやソーシャルメディアからの集客量を増やし、ユーザーとの接触回数を増やすことによって認知を獲得することができる。
ただし、その程度の認知を獲得しても大きな成果には繋がりにくい。もっと高いレベルの認知を獲得する必要がある。
- 具体的には、認知のステージにおけるゴールを下記の通り設定すべきだ。
認知のステージで目指すべきゴール潜在的な見込み客に、まだ認識できていない課題に気付いてもらうこと
つまり、単にアクセスを集めてあなたのことを知ってもらえても、それだけでは不十分ということだ。
潜在的な見込み客に圧倒的に良質なコンテンツを提供した上で、その結果として「まだ気付いていなかったニーズに気付いてもらうこと」が大切だ。
それが実現できてはじめて「認知」のステージを効果的なものにできる。
これを実践するためには、以下のメカニズムに沿って進めていく必要がある。
良質なコンテンツ(ブログ記事)を公開して、Facebookページなどのファンに更新情報を流し、記事がソーシャルメディアで広くシェアされ、ナチュラルな被リンクが付くと、Googleのアルゴリズムによって検索結果で上位に表示される。上位表示が実現できれば、毎月安定したアクセスが集まる。
そして、そのコンテンツがユーザーに新たな気付きを与えるような素晴らしいものになっていれば、「認知」の獲得につながる。
このような良質なコンテンツを増やし、SEOやソーシャルメディア、サイト内回遊を通じて継続的に提供することで、さらなる認知獲得を達成することができ、次の段階の「興味」に誘導することができる。
つまり、認知の段階であなたがすべきことは2つある。
①良質なコンテンツの制作②ソーシャルメディアを活用した拡散の促進
それぞれ見ていこう。
※注意まだ「認知」のステージであることをしっかりと把握しよう。実は、認知のステージであるのにも関わらず、セールスを試みる担当者がとても多い。
興味を持っていないユーザーに売り込んでも嫌われるだけだ。セールスは後のステージに任せるとして、あくまでも認知獲得のためだけにこのステージを進めていこう。
なお、認知のステージで肝になるのが「SEOでの上位表示」だ。SEOからの集客が、この後のステージの起爆剤となる。SEOの進め方がまだわからないという方は、「SEO対策|検索上位を独占するために弊社が行っている36のこと」を読み込んでほしい。
①良質なコンテンツの制作
まずはコンテンツの制作から始めよう。コンテンツマーケティングを進めていく上で大切なファーストステップであり、肝となるステップだから気を抜かず、徹底的に力を注いでほしい。
前述した通りだが、単にコンテンツを作るだけでは意味がない。潜在的な見込み客に気づきを与えるような、良質なコンテンツを制作することが大切だ。
バズ部では、良質なコンテンツを以下のように定義している。
良質なコンテンツユーザーが120%満足し生活の質を劇的に向上させるコンテンツ
つまり、潜在的なニーズまで満たし、ユーザーの幸福を実現できるコンテンツが良質なコンテンツということだ。そこまでコンテンツの質を高めることができれば、潜在的な見込み客に新たな気づきを与えることができる。
具体的な作成手順は「SEOコンテンツの作り方」で解説しているから必ず読んでいただきたい。
②SNSやソーシャルメディアを活用した拡散の促進
SNSやソーシャルメディアを活用して、コンテンツの拡散の促進を図ろう。
主に「Twitter」と「Facebook」の活用をおすすめする。ユーザーに定期的なコンテンツ投稿の通知をお知らせできるのと同時に、ユーザーのいいねやリツイートを通じて、拡散の効果が見込める。
最初の段階ではなかなかユーザーが集まらないが、コンテンツが良質であれば必ずその機会は増える。制作し、投稿したコンテンツは1つ1つソーシャルメディアでも通知していこう。
参考までにバズ部では、定期的なソーシャルメディアへの配信を通じて、facebookページへのいいねを3万以上獲得している。
また、ソーシャルメディア広告を活用すると、より効果的だ。
私たちはクライアントに、「コンテンツマーケティング導入初期のタイミングだからこそ絶対に広告を出すべき」と口酸っぱくお伝えしている。
なぜなら、初期のタイミングにおいて単にコンテンツを公開するだけではなかなかアクセスが集まらないし、ソーシャルメディア広告の活用を通じて、拡散を促進し、ナチュラルな被リンクの獲得に繋がるからだ。
つまり、ソーシャルメディア広告を活用することで認知の段階の進行を劇的に早めることができる。
ステージ2:興味
コンテンツマーケティングの第2ステージは「興味」の獲得だ。
興味の獲得とは、潜在的見込客に、あなたが提供する商品やサービスがどのような効果や結果をもたらすことができるかを知ってもらい、「もっと知りたい」という欲求を持ってもらうことだ。
つまり、潜在的な見込み客を、顕在的な見込み客に転換することがゴールだ。
興味を獲得するために大切なことは、あなたの商品やサービスを紹介することでもないし、その良さを分かってもらおうとすることではない。あなたが、相手にどんなベネフィットを与えることができるかを伝えることだ。
この段階でもまだ売り込んではいけない。あくまでも興味を持ち始めるだけであって、あなたの商品やサービスに強い購買意欲を抱いているわけではないからだ。セールスしたい気持ちはわかるが、根気強くひとつひとつ確実に進めていこう。
興味獲得のメカニズムは下記の通りだ。
ここで大切なのは、突出して価値の高いプレゼントコンテンツ(無料PDF)を提供することだ。そして、それと引き換えにユーザーのメールアドレスを受け取ろう。
メールアドレスを受け取った時点で潜在的見込客は見込客(リード)となる。
この見込み客のメールアドレス宛に、お役立ち情報を配信していくことで興味の獲得を達成することができる。
以上がこのステージの大まかな流れだ。
そして、具体的にあなたがすべきことは3つある。
①プレゼントコンテンツの制作②リスト取得用のLP制作③メルマガでのお役立ち情報の配信
それぞれ見ていこう。
①プレゼントコンテンツの制作
まずは突出して価値の高いプレゼントコンテンツを制作しよう。認知の段階で作成したブログコンテンツの質をさらに上回るほどのものを目指そう。
例えばバズ部では「バズ部式マーケティング:広告費を1/10にして売上を倍増させる全手法」という無料PDFをプレゼントしている
このPDFに大きな価値を感じていただいているユーザーは非常に多く、毎日のようにPDFに関する好意的なレビューをいただくし、このPDFを読んだことをきっかけに問い合わせをいただくケースも多々ある。
全94ページとボリュームがあり、情報の量だけでなく質はかなり高いものになっているはずだ。そして、理解し読み進めやすくするためにデザインにもこだわって設計し、制作している。
このようなプレゼントコンテンツを制作する手順は以下のとおりだ。
- 最も理想的な見込客のデモグラフィックを設定
- 最も理想的な見込客のペルソナを作成
- プレゼントコンテンツアウトラインの作成
- コンテンツの執筆 & PDF化
このコンテンツ制作手順は「認知」の段階で紹介した流れとほとんど一緒だ。だが、1点だけ明確に異なる点がある。それは、ターゲットの設定だ。
- SEOコンテンツ:SEOキーワードに忠実にターゲットを設定する
- プレゼントコンテンツ:ビジネス上、最も理想的な見込み客をターゲットに設定する
つまり、ここではあなたのビジネスにおいて「最も理想的な見込み客」をターゲットに設定すべきだ。なぜなら、あなたの商品やサービスの購買に繋がらないユーザーをターゲットにしてもCVが生まれないからだ。
あくまでも、コンテツマーケティングの6つのステージにおける「購入」や「継続」「応援」に繋げることが大切だ。そのゴールを達成するためにも、効果的なターゲティングが必須となる。
そして、最も理想的な見込客が満足するプレゼントコンテンツは、自然と「あなたの商品やサービスがユーザーに提供できるベネフィット」を伝えるものになるだろう。
②リスト取得用のLP作成
次に、プレゼントのダウンロードと引き換えに見込客リストを獲得するためのリスト取得ランディングページを作ろう。
ランディングページといっても、複雑なものを作成する必要はない。
以下の4つの要素を揃えたシンプルなページを用意するだけだ。
- キャッチコピー:プレゼントコンテンツを読むことによって得られるベネフィットをストレートに伝えよう。ベネフィットが伝わるキャッチコピーの作り方は「バカ売れキャッチコピーをサクサク作れるプロ直伝の4つのテクニック」を参考にして欲しい。
- アイキャッチ画像:プレゼントコンテンツPDFの表紙を作り、それをアイキャッチ画像にしよう。
- ボディコピー:キャッチコピーでは伝えきれない具体的なメリットを簡潔に伝えよう。
- 登録フォーム:入力項目数はできるだけ少なくしよう。また、必須入力の項目もできる限り減らすべきだ。登録数を下げてしまう要因になりかねないからだ。
バズ部でもこのテンプレートに沿ってリスト取得用のLPを設置しているが、毎月安定的に500件近くのリストを取得することに成功している。
作り方の詳細は「私が数字の出るランディングページを作るために徹底している7つの事」で解説している。確実にリスト取得に繋がるから、まずはここに書いている通りに進めてほしい。
③メルマガでのお役立ち情報の発信
顕在見込客のリストを取得したら、このメルマガの配信を通じて強い興味を持ってもらおう。私たちは、新規客獲得用メルマガコンテンツを以下のようなストーリーで構成している。
- 信頼関係構築:プレゼントコンテンツのダウンロードに対する感謝を伝え、さらに良質で役に立つ情報を届ける。
- 教育:今すぐに、あなたの商品やサービスを利用した方が良い理由を伝える。
- 選ぶ理由:他社ではなくあなたを選んだ方が良い理由を伝える。
これらの要素を含んだメルマガコンテンツを7通用意して、7〜21日の間で配信しよう。それぞれ解説する。
1.信頼関係構築
まずは、メルマガに登録したばかりのユーザーと信頼関係を構築することが大切だ。登録のお礼を述べて、今まで以上に濃いノウハウや情報をお届けすることに集中しよう。
そうすると、「まだ、こんなに教えてくれるのか?!」「この会社の情報やノウハウは本物だ!」と実感してくれる。そこまで来たら、会社の実績などの信頼を深めてもらえるようなコンテンツをお届けしよう。
バズ部では、メルマガ購読者限定で2つのプレゼントコンテンツを追加で提供している。メルマガ登録時に提供しているプレゼントコンテンツだけでも十分な満足を提供できているだろうが、あえて追加のプレゼントを提供しているのだ。
これによってユーザーの期待値を大きく上回ることができていると考えている。
2.教育
メルマガのこの段階では、ユーザーはあなたのノウハウ(=商品やサービス)は本物だと感じてくれている。しかし、多くの人はまだ、「今すぐにやらなければ!」というところまで緊急性は高まっていない。
そのため、ここではあなたの商品やサービスを早く利用した方が良い理由を伝えよう。ホワイトペーパーや業界レポート、トレンドレポートなどがそのために使えるコンテンツだ。
ちなみにバズ部のメルマガでは、クライアントの成功事例や具体的な数字(サイトのアクセスや、上位表示しているキーワード例)を提供することで、緊急性を高める工夫をしている。
3.選ぶ理由
あなたの商品やサービスを早く利用した方が良い理由は伝わったが、それだけでは、類似商品や類似サービスあったら、そちらを選ぶかもしれない。そこで、あなたの会社を選ぶ理由を伝えよう。
有効なのは、費用対効果が最も高いことを伝えることだ。(※もちろん、これを伝えるには、あなたの商品やサービスの質を高める努力をしなければいけない。)
※注意メルマガコンテンツは、他のコンテンツと違ってセールスの要素が加味される。しかし、ここで重要なことは売り気を出すことではなく、あなたの商品やサービスが提供できるベネフィットを正直に伝えることだ。
コンテンツマーケティングでは、全てのコンテンツがユーザーのニーズを120%満たすものでなければいけないことを忘れないようにしよう。
ステージ3:検討
検討とは、顕在見込客に、あなたの商品やサービスの良さ(メリット)を伝え、購入の意思を高めてもらい検討見込客になってもらうこと。
例えば、無料体験や1週間限定のフリートライアルを利用してもらえると顕在見込客から検討見込客になったと言える。興味の段階では、あくまでもあなたが相手に提供することができるベネフィットを伝えることが重要だった。
しかし、「検討」からは、商品の試用やサービスの無料体験に参加してもらうことを目的として、商品やサービスの良さや具体的なメリットを伝えられるステージになる。
B2Bビジネスの場合は、この時点で実際にお問い合わせを頂き、プレゼンテーションなどの商談を行うことが目的となる。
ここでもメインのツールはメールマガジンになる。
検討用のコンテンツは様々なものがあるが、私たちは特に以下2種類のコンテンツを用意することを推奨している。
①事例コンテンツ②商品・サービスのレビューコンテンツ
B2Cの場合はこれだけで検討を終え購入段階まで進んで貰うことが可能だ。B2Bの場合、これらのコンテンツを作りこめば作り込むほど対面での営業の手間やステップを減らすことができる。
それぞれ見ていこう。
※参考ここでは代表的な2つのコンテンツを紹介するが、その他にも様々なコンテンツのパターンがある。例えば以下のようなコンテンツだ。
- ケーススタディ
- お客様の声
- 商品やサービスに関するQ&A
- 動画デモ
- 価格(費用対効果)の比較表
- ウェビナー(動画でのプレゼンテーション)
あなたの商品やサービスを最も魅力的に表現できる形を考え、コンテンツ化することが何より大切だ。
①事例コンテンツ
1つ目は事例コンテンツだ。特にBtoBで効果を発揮する。
例をあげると、私たちバズ部の「コンテンツマーケティング成功事例集」がこれに該当する。私たちのサービスを受けたクライアントのインタビューをコンテンツ化している。
実は、この事例コンテンツを公開したことによってCV数が3倍も増えた。そして、とあるクライアントメディアでも、事例コンテンツを経由したCVの数が、全体の20%ほどを占めるようになった。
これらのコンテンツを記事ページとしてwebに公開するのも良いし、PDFとしてまとめてメールマガジンで配布しても良いだろう。
いずれにしても事例コンテンツは、購入の意思を高めるのにかなり効果的と言える。興味関心を抱いているユーザーに対して、事例コンテンツを提供し、検討段階へと引きあげていこう。
②商品・サービスのレビューコンテンツ
2つ目はレビューコンテンツだ。特にBtoCで効果を発揮する。
長所や短所、使い勝手や実際に使ってみての感想など、商品やサービスの評価を余すことなく紹介していくコンテンツだ。
保湿クリームであれば、実際に手にとって肌に塗るなどの使用感をコンテンツ化すると良いだろう。
セミナーであれば、実際に参加して会場の雰囲気や内容、得られたことなどをコンテンツ化すると良いだろう。
食品であれば、実際に食べてみて味わいや食感などの感想をコンテンツ化すると良いだろう。
商品やサービスによってレビューの形式は異なるが、実際に使ってみてユーザーに擬似体験を提供することが大切だ。そのためには写真や動画などの工夫が必要だろう。
あなたの商品、サービスの魅力を余すことなく伝えられるコンテンツを作成しよう。
ステージ4:購入
いよいよ商品を購入してもらうためのステージだ。ここまでは明確なセールスはしてこなかったが、しっかりとセールスを行っていこう。
ここまでのステップを丁寧に実行してきたのであればある程度のオファーは通るだろう。ただ、より効果的にCVを獲得するためには、いかに魅力的なオファーを投げかけられるかがポイントになる。
購入してもらうためにあなたがすべきことは以下の2つだ。
①メールマガジンでのオファー②商品やサービスの購入用のランディングページでのオファー
どちらのオファーにおいても、魅力的にするために必要な要素が3つある。
- 商品やサービスの質そのもの:最も重要な要素。あなたのオファーが魅力的かどうかの8割はここで決まる。
- 特典:オファーの総合的価値を高めるために魅力的な特典を用意するのも有効な手段だ。
- 保証:積極的にオススメはしないが、商品やサービスの品質に100%の自信があるなら、効果が出なければ返金や返品に応じるという保証をつけるとコンバージョン率があがる。
これらの要素を踏まえた上で、それぞれのオファーの進め方について解説していく。
※注意いくらオファーを魅力的にしなければいけないからといって、安売りは絶対に避けるべきだ。もし安売りしなければいけないようならコンテンツマーケティングは失敗だと考えよう。安売りをして獲得した顧客は、この次の段階へ移りにくいからだ。
①メールマガジンでのオファー
メールマガジンを活用して直接オファーを投げかけよう。
魅力的なオファーを投げかけるには「緊急性」「限定性」「プレミアム性」「希少性」の4つの要素が含まれているべきだ。そして、それを効果的にするためにも他を圧倒するコピーライティングスキルが求められる。
詳細なオファーの方法は、商品の特性やユーザーの属性によって変わるためここでは割愛するが、「コピーライティング初級講座」は必ずチェックしてほしい。
魅力的なコピーライティングを施すための基礎的なスキルが身につくはずだ。
②商品やサービスの購入用のランディングページでのオファー
メルマガだけでなくランディングページを活用したオファーも組み合わせよう。
ここでいうランディングページとは、「興味」の段階で紹介したリスト獲得用のランディングページとは大きく異なる。
購入の意思決定を後押しするような、購買意欲を強烈に掻き立てるランディングページのことだ。
ランディングページの基礎知識や型、作り方の手順については「ランディングページで平均4.2%の成約率を出すために行っている27の手順」で丁寧に解説しているから目を通してほしい。
そして、ランディングページはあらゆるテクニックを駆使することでコンバージョン率を高めることに繋がる。下記はランディングページ制作に活用できる人間心理に関わるテクニックが網羅された記事だ。
ぜひ、それぞれ参考にしてほしい。
- サイトのコンバージョン率を簡単に3倍にするたった4つのテクニック
- バカ売れサイトを構築するために知っておくべき顧客の5つの購買心理
- モノを売るために使える5つの人間心理学と実例から学ぶスゴい活用術
- 今すぐにランディングページの成約率を倍増させる5つの簡単な改善法
- コンバージョン率アップの参考になる5つのランディングページ徹底解剖
ここまでがコンテンツマーケティングにおいて、コンバージョンを獲得するまでの基本的な流れだ。だが、コンテンツマーケティングの真の目的である「ファン化」や「収益性の高い顧客行動」に結びつけるためにも以降の段階である「継続」「応援」まで徹底的に実行すべきだ。
気を抜かずに最後まで見ていこう。
ステージ5:継続
「継続」とは、既存客をリピート客に変えることを指す。
ビジネスにおいて、全体の売上の8割は2割の顧客から生まれると言われる。その2割がまさにリピード客だ。しかも、新規顧客の獲得コストと比べ、リピード客の獲得コストのほうが安く済む。1度売れたら終わり、ではなく積極的に顧客とコミュニケーションを取って上手にリピート客に転換していこう。
ここであなたがすべきことは2つある。
①商品に関する情報を提供し接触頻度を増やす②アップセルやクロスセルで継続的な購入を促す
それぞれ見ていこう。
①商品に関する情報を提供し接触頻度を増やす
定期的に商品に関する情報を提供し、接触頻度を増やそう。マーケティングにおいて顧客のリピート率が上がらない要因は「忘れられること」とよく言われる。
つまり、忘れられないように接触頻度を増やすことが大切だ。単純接触効果といって、接触回数が多いほどあなたのことを好意的に感じてくれる可能性は高まる。また、単に接触するだけでなく、1度購入していただいた商品に関する情報を提供することをおすすめする。
例えば、以下のようなイメージだ。
- 美容系の商品の場合、より美容効果を高めるための日々のケアに関する情報
- ホームセキュリティに関する商品の場合、防犯や盗難などの生活の不安を払拭する情報
- 英語の教材の場合、普段の日常生活で使える英語の情報
商品に関連するお得な情報を定期的に発信することで、顧客との関係性を維持しリピート客に変えることに繋がる。
②アップセルやクロスセルで継続的な購入を促す
アップセルやクロスセルで継続的な購入を促そう。
アップセル:購入した商品の上位版を購入してもらうことクロスセル:購入した商品に関連する別商品をセットで購入してもらうこと
これらは顧客単価を上げるための方法として有名であり、非常に効果的だ。例えば、以下のような方法がある。
- 美容系の商品の場合、化粧水などのお肌のケアに関する商品だけでなく、美容食品も案内する
- ホームセキュリティに関する商品の場合、通常のサポートだけでなく、ストーカー対策に関するサポートも案内する
- 英語の教材の場合、日常会話に関する教材だけでなく、ビジネス英語に関する教材も案内する
このような施策を実行することで、収益性の高い顧客行動を促進することができる。あなたの商品やサービス、サポートが素晴らしければより一層ファン化が進んでいくだろう。
ステージ6:応援
「応援」とはコンテンツマーケティングの最後の段階だ。リピート客を優良客に変えるための段階だ。
優良客とは、あなたのことや商品、サービスが大好きでいつも応援してくれる存在のことだ。具体的には、良い口コミを発信してくれたり、新商品を先駆けて購入してくれたり、高い頻度で購入してくれる「売上に大きく貢献してくれる顧客」のことだ。
リピート客を優良客に変えるためにあなたがすべきことは2つある。それぞれ解説していく。
①会社に対する愛着を持ってもらう
まずは、あなたの会社に対する愛着を持ってもらおう。ここでのポイントは、商品やサービスの愛着ではなく、会社に対する愛着である点だ。
もし競合他社があなたと同じような商品を安く販売し始めたら、顧客はすぐに乗り換えるだろう。だからこそ、商品やサービスではなく、あなたの会社のことが好きでたまらない状態にすることが重要だ。
MacBookを利用するユーザーが、あらゆる機器をApple製品で統一するのと同じ原理だ。
具体的には以下のような発信を行うと良いだろう。
- 現在の市場の問題を解決するために会社が目指す未来像
- 商品やサービスへのこだわり
- 働いているスタッフの声
- お客様に対するポリシー
単なる外向けのコンテンツだけでなく、会社の内部が見えるコンテンツを発信することで、もっとあなたの会社のことを理解してくれ、好きになってくれるだろう。
②スペシャルケアで特別感を演出する
何度も購入してくれるような優良客は、あなたのビジネスの成長を支えてくれる大切なパートナーだ。大切なパートナーだからこそ感謝の気持ちを込めて特別なコンテンツを提供しよう。
例えば、以下のような特別なコンテンツを提供することで、喜んでくれるだろう。
- 優良客だけが買える特別商品を用意する
- 優良客だけが参加できるイベントを開催する
- 他のお客様と差別化したメールマガジンを配信する
- 優良客だけの専用オンラインコミュニティを用意する
心理学用語に「ハード・トゥ・ゲット・テクニック」というものがあるが、人は特別扱いされるのが好きという心理だ。
あなたから、特別なケアを提供することによって、商品や会社に対する愛着度も信頼度も維持することができる。何度もお伝えしてきたが、売上の8割は2割の優良客がもたらしてくれる。
コンテンツマーケティングの最大の魅力は、ユーザーを引き付けて収益性の高い顧客行動を促進できる点だ。そのためにも、ここで紹介したことを実践し多くの優良客を獲得していこう。
まとめ
コンテンツマーケティングを実践することで、会社の売上を増大させることが可能だ。
そして、コンテンツマーケティングを行う上で最も大切なのは、ユーザーを120%満足させる「良質なコンテンツ」を徹底して追求することだ。コンテンツの価値が低ければ、それだけで結果に繋がらなくなる。徹底的にコンテンツの価値を高める努力をすれば自ずと結果に繋がっていく。
また、コンテンツマーケティングは目新しいものでも流行りものでもなく、ビジネスそのものだ。
ユーザーにとっての価値を追求し、対価として報酬を得る。この至極当たり前のことを徹底的に追求するのがコンテンツマーケティングであり、ビジネスだ。
この考え方でコンテンツマーケティングを実施していただければ、ビジネスそのものがどんどん飛躍していくことだろう。
コンテンツマーケティングをより深く理解したい方へ。バズ部のノウハウを全て詰め込みました。
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