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06/24火13:00〜16:00
「社労士としてホームページを作ったけれど、問い合わせが来ない」
「SEOをやるべきと言われたが、何をすればいいのかわからない」
このような悩みを抱えている社会保険労務士(社労士)の方は、多いのではないだろうか。
近年、企業の顧問獲得競争が激化する社労士業界において、Web集客の巧拙が事務所の成長を左右する時代となった。社労士の登録者数は年々増加し続けており、地域によっては飽和状態に近い状況も見られる。
そんななか、単に「社労士」と名乗るだけでは埋もれてしまうのは必至だ。
本記事では、「社労士が検索エンジンから質の高い問い合わせを獲得するための戦略」を解説する。
厳しい競争環境においても確かな存在感を示し、本当に自分の事務所を必要としている顧客と出会うための戦略を実践してほしい。
目次
社労士事務所がSEOで成果を出すには、単にテクニカルな対策ではなく、戦略的な思考が不可欠である。まずは、社労士事務所が成功するためのマインドセットの基本を解説する。
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以下は「社会保険労務士白書2024年版」からの引用だが、業界の厳しい状況を映し出している。じつに42.8%の開業社労士事務所が、年間売上0〜500万円未満となっているのだ。
出典:全国社会保険労務士会連合会「社会保険労務士白書2024年版」
一方、1,000万円以上が33.8%であり、1億円以上売り上げる開業社労士も2.2%存在している。ここからわかるのは、“稼げる社労士” と “稼げない社労士” の二極化が進んでいるという事実だ。
そのどちらに入るか?は、マーケティング戦略に大きな影響を受ける。実力や実績は当然重要だが、それだけでは足りない。二極化するのは偶然ではなく、明確な戦略の有無による必然の結果だ。
SEOは、うまくいけば単体でも十分なマーケティング効果をもたらす施策である。その重要性をいま一度認識して取り組んでいこう。
弁護士・司法書士・行政書士などの士業の場合、ビジネスモデルにもよるが、紛争解決・登記・許認可申請などのスポット業務の比重も大きい。
しかし社労士は、継続的な契約を基軸とするストック型ビジネスが中心となっている。スポット業務もあるが、それでもやはり売上の主となるのは顧問契約だ。
ここで重要となるのが、自身の専門力を効果的に表現する能力である。表現力があれば、単発案件の積み上げで信頼を獲得するのではなく、信頼を先に構築して顧問契約を獲得するという流れが可能だ。
多くの社労士は実務能力はあっても、その価値を言語化する能力に欠けている。潜在顧客に「この社労士に依頼する必然性」を伝えきれていない。
知識や実務力があっても、それを効果的に表現できなければ、市場では無価値になってしまう。SEOに取り組むうえでは、「Web上で自らの価値を明確に表現する」ことを常に意識してほしい。
社労士業務の幅は広いが、とくに開業初期は「何でもできます」という姿勢が最大の失敗要因となる。
これは、SEO的にも営業的にも悪手である。「労務管理全般」のような漠然とした訴求では、検索上位表示は不可能だからだ。具体的な悩みに特化したキーワード戦略こそが、検索流入の王道である。
専門性の希薄な「何でも屋」より、ニッチな市場のナンバーワンとなり、特定課題の解決者として圧倒的な存在感を示そう。
数万人の社労士と競争するより、特定ニッチで上位に入るほうがはるかに容易だ。良いニッチを見つけることが、最短で成功する唯一の道である。
キーワード戦略については、後ほど詳しく解説するので、このまま読み進めてほしい。
本記事ではこの後、社労士SEOの具体的なポイントを掘り下げていく。その際に把握しておいてほしいのが、SEOの全体像だ。
SEOの領域は多岐にわたり、大まかにキーワード戦略、コンテンツ最適化、テクニカルSEO、外部SEO、効果測定の領域に分けられる。
本記事では「キーワード戦略」と「コンテンツ最適化」の領域について、社労士に特化して解説している。
一定のSEO知識をお持ちの方を前提としているので、基本事項は「SEO初心者向けマニュアル」にて確認してほしい。
社労士事務所がSEOに取り組む際には、ほかの業種とは異なる業界特有の事情を踏まえた戦略が必要だ。ここでは、社労士業界ならではのSEO対策のポイントを見ていこう。
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大企業では、自社の人事・労務部門に社労士を雇用し、社内で対応できる体制を整えている。一方、中小企業では、専門知識を持つ社労士へのアウトソーシングや相談が不可欠だ。よって、社労士の顧客層は中小企業が中心となる。
前掲の白書によれば、開業社労士事務所の顧問先企業は、従業員規模29人以下が63.9%(99人以下まで含めると84.8%)にのぼる。
出典:全国社会保険労務士会連合会「社会保険労務士白書2024年版」
SEOで上位表示を狙うキーワードや、そのコンテンツ内容を作成するときは、「従業員数29人以下の中小企業にとってのリアリティ」を追求することが重要だ。
大企業が抱える課題で検索順位1位を獲得し、アクセス数が増大したとしても、訪問者は社労士の顧客になる人々ではない。
中小企業の現場で起きるトラブル・問題・事件・悩みに寄り添うことが、最終的なコンバージョン数の獲得につながる。
社労士業はBtoBビジネスであり、個人向けビジネスとは根本的に異なるSEO戦略が必要だ。
【中小企業のBtoB決済フローの特性】
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SEOコンテンツは単に検索順位を上げるためではなく、BtoBの複雑な意思決定プロセス全体をサポートする設計にしなければ意味がない。
*1:コンバージョン獲得の鍵となる「ホワイトペーパー」については、以下の記事にもぜひ目を通してほしい。
社労士は、企業の「人」に関するあらゆる問題(採用、労働条件、就業規則、給与計算、ハラスメント対策、メンタルヘルス、労使紛争など)を扱う。
企業にとって非常に重要かつデリケートな部分だ。中小企業の経営者にとって社労士は、密接な関係を築く相手となる。よって、「信頼に値する人物か否か」という視点で見られていることを忘れてはならない。
【信頼される社労士の条件】
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社労士は「企業と従業員の関係を最適化する伴走者」である。専門知識があることは前提であり、それだけでは選ばれない。人間性こそが最大の差別化要因であることを肝に銘じよう。
Googleが掲げる検索品質評価の重要な指標「E-E-A-T」(経験・専門性・権威性・信頼性)は、とくに社労士のような人々の「健康」「生活」に関わる分野(YMYL)では重視される。
社労士の場合、Googleに「このサイトはE-E-A-Tが低い」と判断されると、検索上位の獲得が難しくなってしまう。
【E-E-A-T対応の具体策】
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E-E-A-Tについて詳しくは、「E-E-A-Tとは?SEOでGoogleが重視する4要素と評価を高める具体策」の記事も参照してほしい。
続いて、より実践的な話をしていこう。SEO対策では、どのキーワードで検索上位を狙うのかを定めるキーワード選定が重要となる。
以下では、社労士のためのキーワード選定について見ていこう。
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1つめは「地域名+業務・事務所キーワード」である。
【何を示すキーワードか】 |
【なぜ重要か】 |
カテゴリ | キーワード例 |
事務所の場所 | 江東区 社労士 |
業務との組み合わせ | 大阪 社労士 給与計算 |
地域キーワードの導入と同時に、地図検索やローカル検索(特定の地域に限定した検索)に最適化するGoogleビジネスプロフィールへの登録も必須だ。とくに[近くの社労士]といった検索に対応するために重要な施策となる。
Googleビジネスプロフィールについては、以下の記事も参考にしてほしい。
2つめは「手続き・疑問キーワード」である。
【何を示すキーワードか】 [社会保険 手続き 代行][36協定とは]など、特定の手続き名やそれに伴う疑問を調べるユーザーが使うキーワード。 |
【なぜ重要か】 |
カテゴリ | キーワード例 |
手続き名 | 社会保険 手続き 代行 |
疑問形 | 36協定とは |
手続き系キーワードでコンテンツを用意する際は、単なる用語解説で終わらないようにしよう。全体の流れや重要性、リスク、それに対して社労士がどうサポートできるかなどを詳しく解説したページを作成することが効果的だ。
「無料のチェックサービス実施中」などのCTA(Call To Action:行動喚起)を付ければ、課題を感じている企業からの問い合わせにつながりやすくなる。
3つめは「課題・トラブル状況キーワード」である。
【何を示すキーワードか】 [従業員 退職 トラブル][残業代 未払い 企業側]など、企業が実際に直面する問題状況や不安に関連したキーワード。 |
【なぜ重要か】 労務の現場ではさまざまなトラブルや課題が発生する。こうした問題に直面した経営者や労務担当者は、解決策を求めて検索する傾向がある。ここで役立つ情報や対応方法を提示できれば、「この社労士なら問題解決できる」と信頼を獲得しやすい。困っている状況だからこそ、相談や依頼につながる可能性が高い。 |
カテゴリ | キーワード例 |
トラブル状況 | 従業員 退職 トラブル |
予防的課題 | 労働基準監督署 調査 対策 |
コスト削減 | 給与計算 アウトソーシング メリット |
課題・トラブル状況キーワードでページを構築する際は、「共感→解決策→実績→行動喚起」という流れでコンテンツを構成すると効果的である。
まず企業が抱える課題に共感し、次に解決のための具体的なアプローチを示す。その後、類似案件の実績で信頼感を醸成し、最後に問い合わせを促すという構成だ。
4つめは「業種・職種特化キーワード」である。
【何を示すキーワードか】 |
【なぜ重要か】 |
カテゴリ | キーワード例 |
業界名 | 建設業 社労士 |
業界特有課題 | クリニック 当直 労働時間 |
地域×業種 | 大阪 建設業 社労士 |
業種特化コンテンツを作る過程では、その業界の動向や統計データなども積極的に調査・引用していこう。結果的にコンテンツの質が深まり、検索エンジンとユーザーの双方から評価が高まる。
5つめは「助成金・補助金キーワード」である。
【何を示すキーワードか】 [キャリアアップ助成金 社労士][雇用調整助成金 申請代行]など、国や自治体の助成金制度を活用したい企業が情報収集する際に使用するキーワード。 |
【なぜ重要か】 |
カテゴリ | キーワード例 |
制度名との組み合わせ | キャリアアップ助成金 社労士 |
地域×助成金 | 大阪 助成金 社労士 |
申請時期対応 | 令和X年度 キャリアアップ助成金 最新情報 |
特定の助成金だけに依存すると公募終了時に需要が落ち込むリスクがあるものの、バランスよく取り入れたいキーワード群である。
6つめは「法改正・制度解説キーワード」である。
【何を示すキーワードか】 [育児介護休業法 改正][同一労働同一賃金 対応 企業]など、法改正や制度変更に関する情報を求めるキーワード。 |
【なぜ重要か】 労働法制度は頻繁に改正され、企業はその都度対応を迫られる。法改正の前後には関連情報を求めるユーザーが急増するため、SEO上の好機となる。こうした時期に正確で役立つ情報を提供できれば、「この社労士は最新情報に精通している」という信頼を獲得しやすい。法改正への対応に不安を感じている企業は、専門家のサポートを求める可能性が高い。 |
カテゴリ | キーワード例 |
法律名・制度名 | 育児介護休業法 改正 |
実務対応 | 同一労働同一賃金 就業規則 規定例 |
年号・時期 | 令和X年 労働基準法 改正 |
本記事の前半でホワイトペーパーについて触れたが、このような法改正情報をまとめたホワイトペーパーを作成するのも効果的だ。
たとえば「毎年更新 20XX年版 労働法改正早わかりガイド」として年次で発行すれば、継続的なリード獲得コンテンツになる。法改正への不安から情報を求めるユーザーを、実際の相談・依頼につなげる導線を意識することが重要である。
7つめは「比較・選び方キーワード」である。
【何を示すキーワードか】 |
【なぜ重要か】 |
カテゴリ | キーワード例 |
選定基準 | 社労士 選び方 ポイント |
サービス形態 | 社労士 顧問契約 スポット契約 違い |
地域・業種別 | 東京 中小企業 おすすめ社労士 |
比較・選び方キーワードのコンテンツでは、自社サービスを露骨に宣伝するのではなく、公平な視点で解説するように徹しよう。
自事務所を売り込むのではなく、結果として選ばれる理由がわかるような構成が理想的である。こうしたコンテンツは、検討段階の顧客に対する説得力が高く、成約率の向上に貢献する。
8つめは「料金・コスト系キーワード」である。
【何を示すキーワードか】 [社労士 顧問料 相場][社労士 料金体系][就業規則 作成 料金]など、費用面の情報を求めるユーザーが使うキーワード。 |
【なぜ重要か】 「いくらかかるのか」という料金やコストに関する疑問は、社労士との契約を検討する企業がかならず持つポイントである。透明性の高い情報提供は、ユーザーの不安を払拭し、「適正価格で安心して依頼できる」という信頼感を醸成できる。とくに初めて社労士に依頼する企業にとって、料金の目安は重要な判断材料となる。 |
カテゴリ | キーワード例 |
料金体系 | 社労士 顧問料 相場 |
コスト対効果 | 社労士 費用対効果 |
個別業務料金 | 就業規則 作成 料金 |
料金・コスト系キーワードでは、現場にいるからこそわかる相場や料金体系のカラクリ・裏側といったコンテンツが喜ばれやすい。
コンテンツ内で自事務所を紹介する際には、バランスが重要である。あまりに安価を強調すると専門性への不安を招き、逆に高額すぎると敷居が高く感じられてしまう。
自事務所の料金設定の根拠や、それに見合うサービス内容・品質を丁寧に説明することが、適切な期待値を持った顧客の獲得につながる。
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以上のポイントを踏まえて、次にやるべきことは、候補となるキーワードのすべてをExcelに洗い出し、検索ボリュームなどの情報を収集して、優先順位をつける作業である。
以下は、洗い出したキーワードに優先順位をつけたイメージだ。
詳しい手順については、「【図解】キーワード選定の正しいやり方─SEOの最初に読むべき記事」で解説している。
上記で解説した社労士特有の情報を反映しながら活用してほしい。
取り組む検索キーワードが決まったら、優先度の高いキーワードから、コンテンツ(記事)を制作していく。
記事制作の基本は「【初心者でもできる記事作成】4つの基本スキルをわかりやすく解説」で解説しているので、参考にしてほしい。
ここでは、社労士のSEOコンテンツ作りのポイントを3つの観点から解説する。
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社労士事務所のサイト訪問者には、大きく分けて経営者と労務担当者が存在する。
この二者は知りたい情報や前提知識が異なるため、読者像に応じたトーンや内容を工夫することが重要だ。ターゲットを明確にしたコンテンツづくりが、読者の共感と行動を促す鍵となる。
【読者層に合わせたコンテンツ戦略】
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コンテンツ内では、読者に語りかける表現(「御社の状況では○○かもしれない」など)や具体例の選定を、設定した読者像に合わせて最適化しよう。
また、サイト内でのコンテンツレコメンド(「経営者の方はこちら」「実務担当者の方はこちら」など)も効果的である。
それぞれの意思決定者に適した情報を適切なタイミングで提供することが、最終的な成約率向上につながる。
社労士業務には年間を通じた明確な周期性がある。この時期的特性を理解してコンテンツを更新していくと、「鮮度が高いフレッシュなコンテンツ」として上位獲得を狙いやすい。
事前の綿密な年間コンテンツ計画が、労務手続きの繁忙期に見込み客獲得の好機を最大化する鍵となる。
【年間周期に合わせたコンテンツ戦略】
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年間コンテンツ計画を立てる際は、Googleトレンドなどで過去の検索需要の季節変動を確認しておくと、より精度の高い計画が立てられる。
また単に「期限が近づいている」という事実だけでなく、「期限に間に合わなかった場合のリスク」「昨年からの変更点」「よくある質問」など、多角的な情報を提供すると、より深い理解と信頼獲得につながる。
サイト上で自社の実績や顧客事例を見せることは極めて重要である。とくに初めて取引する社労士を選ぶ企業にとって、「ほかの企業での成功事例」は判断材料として大きな安心感を与える。
Googleのアルゴリズムにおいても、Experience(経験)の要素が重視されており、実績に基づくコンテンツは評価される傾向がある。
【信頼を高める実績提示の手法】
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実績や事例を示す際は誇張せず誠実な表現を心がけることも重要だ。Webマーケティングではキャッチーなコピーが注目を集めるが、専門家サービスで過度に煽る表現はかえって不信感を招きかねない。
「紹介できる事例があまりなく、数をそろえられない」という声も聞くが、浅い内容を数多く羅列するより、厳選して深掘りするほうが印象に残りやすい。
真摯な姿勢で蓄積してきた実績を丁寧に伝えることが、結果として「この社労士なら信頼できる」というブランド構築につながるだろう。
実際にSEOに取り組み成功している事例を知ることは、大きな励みとなると同時に、具体的なヒントの宝庫である。
ここでは、社労士のSEOにとって参考になる士業の成功事例を3つ、ご紹介する。
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※文中敬称略
リバティ・ベル法律事務所の出発点は極めて厳しいものだった。独立以前から連日コンテンツを作成していたにもかかわらず、実際の依頼は皆無という状態だったのだ。
その後、バズ部の方法論を取り入れ、顧客視点に立脚したコンテンツ戦略へと転換。最終的に毎月200件近くの相談が寄せられるまでに業績を向上させた。
直面した課題 | 半年間にわたり毎日記事作成を続けても検索評価が得られず、案件獲得につながらなかった ・SEO効果が見られず、問い合わせゼロの状態が続いていた ・集客の道筋が見えない中での孤独な奮闘期間があった |
実行したこと | ・バズ部のサポートを受けながら「一般の人々が真に必要としている情報」を徹底分析 ・キーワード調査に基づいた記事構築法へと方向転換 ・読者目線で悩みに応える記事作成スタイルを確立 |
得られた成果 | ・ゼロからのスタートを経て、わずか3年で月間200件規模の相談獲得 |
リバティ・ベル法律事務所は、ユーザー視点を徹底的に取り入れ、ゼロから有意義な結果を生み出した。キーワード選定や記事作成の改善を通じて、質の高いSEO基盤を獲得した事例である。
▼ 詳しくはこちら:
お問合せ 0→200件/月。代表1人で成果を実現させた弁護士事務所の秘訣
グラディアトル法律事務所は、ナイト産業分野やネット上の風評被害対策など、特定の専門領域に注力する事務所だ。
2019年から本格的にWebコンテンツによる集客強化に取り組み、とくに力を入れたナイト業界向けサービスでは、2年間で月間問い合わせ数を7倍以上に拡大することに成功した。
事務所全体としても、相談件数が従来比2〜3倍に増加するなど、顕著な成長を遂げている。
直面した課題 | ・特定のニッチ分野での集客を強化し、問い合わせ件数を増やしたい |
実行したこと | ・ニッチ領域の専門知識を活かした高品質なコンテンツを継続的に公開し、自サイトを充実させた |
得られた成果 | ナイト領域で問い合わせ数7倍(事務所全体でも2〜3倍)を達成し、Web経由の安定した集客基盤を構築した |
この成功の背景には、「徹底的にコンテンツの質にこだわった点」が決定的要因として挙げられる。質の高い専門記事の蓄積が、圧倒的な集客力を生み出すお手本といえる事例である。
▼ 詳しくはこちら:
2年で注力領域の問い合わせ数を7倍以上に増やした法律事務所
Googleアルゴリズム変更の影響で、月間32万PVまで落ち込んだアクセス数を、半年という短期間で45万PVまで回復させた司法書士法人の事例がある。
同期間における問い合わせ数は176%に伸長。高単価案件である相続関係だけでも、月10件の成約をオウンドメディア経由で獲得するに至った。
直面した課題 | ・Googleアルゴリズムアップデートにより、PVが約40%減少する打撃を受けた ・広告依存の状態から脱却し、SEO主導で安定的な問い合わせ獲得が課題となった |
実行したこと | (1)UI/UXをユーザー調査ベースで刷新 (2)既存300記事を精査し40記事を徹底リライト (3)E‑E‑A‑Tを強化(著者情報・動画・ポリシーページ公開) |
得られた成果 | ・月間PV32万→45万へV字回復 ・コンバージョン 110件→200件へ76%増 ・相続の新規契約を月10件獲得 |
具体的な取り組みとしては、まずユーザーインターフェースと体験設計の面で定性調査を実施。「文字が小さい」「写真のネクタイ色が気になる」など予想外の指摘を把握し、トップページ、ナビゲーション、サイト表示速度を全面改良している。
コンテンツ面では、同一キーワードで複数ページが競合する状態の解消と最新情報追加を目的に、300記事中40記事に優先順位をつけて徹底的な改善を行った。
YouTube動画の埋め込みや著者情報の充実、ポリシーページ公開などにより、E-E-A-Tを高める施策も行っている。結果として、Googleのアップデートを乗り越え、V字回復を遂げた力強い事例である。
▼ 詳しくはこちら:
サイトのV字回復を通じて200件の問い合わせを実現した司法書士法人
私たちバズ部では、このような「コンテンツを主軸に据えた本質的なSEO実践」のサポートを行っている。バズ部との協働にご興味をお持ちの方は、お気軽に以下のリンクよりご連絡いただければ幸いだ。
本記事では「社労士のSEO」をテーマに解説した。要点をまとめておこう。
最初に刻むべき「社労士SEO」のマインドセットとして、以下をお伝えした。
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社労士のSEO対策で押さえるべき特徴とポイントは以下のとおりだ。
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社労士に最適なSEO対策キーワードの選び方として以下を解説した。
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社労士SEOのコンテンツ作成の重要ポイントは以下のとおりだ。
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最後に強調したいのは、SEOの効果は「良質なコンテンツを主軸に据えた正しい努力」に対して、かならず現れるということだ。
初めは検索経由の問い合わせがゼロだった事務所でも、コンテンツを磨き続ければ、複数の新規顧問契約を獲得できるようになる。必要なのは熱意と創意工夫、そして継続だ。さっそく今日からチャレンジしてほしい。
広告に頼り切ったマーケティングの打開策としてコンテンツマーケティングについて調べているけれど、よく分からないと悩んでいませんか?
本書は弊社やクライアント様がコンテンツマーケティングに取り組み
など、コンテンツマーケティングの効果と、具体的な施策内容を全94ページに渡って詳細に解説しているものです。
ぜひ、貴社のWEBマーケティングにもご活用ください。