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12/18水13:00〜15:30
プラグインとは、WordPressを自分好みにアレンジしたい場合に非常に便利なツールである。
サイトの表示速度を高速化したり、安全に利用できるように対策したり、サイトの見栄えを整えたりする上で、適切なプラグインをインストールすることは必須項目といっても過言ではない。
ただしプラグインは何千種類もあり、どれを使うべきか悩む方がほとんどだろう。「あれもこれも」と手を出し、結果的に何十個もインストールしてしまった方も多いのではないか。
しかし、誰にとっても必要といえる優秀なプラグインはそれほど多くはない。この記事では、バズ部が本当におすすめするプラグインに絞って、簡単な使い方や設定方法も含めて紹介していく。
絶対に入れておくべき必須のWordPressプラグイン7個 | |
キャッシュ使用で表示速度を改善 | |
画像ファイル最適化 | |
コメントスパムをブロックできる | |
定期的にサイトをまるごとバックアップできる | |
ログイン画面のセキュリティを強化できる | |
問い合わせフォームを簡単作成・設置できる | |
XMLサイトマップを簡単作成できる |
利便性向上におすすめのWordPressプラグイン8個 | |
シンプルなSEO対策プラグイン | |
カテゴリーの順番を変更できる | |
記事内に自動で目次を挿入できる | |
人気記事ランキングをサイドバーなどに設置できる | |
旧エディタ投稿画面を有効化できる | |
ブロックエディタを拡張して使いやすくできる | |
記事内の好きな場所に広告表示できる | |
サイト内のリンク切れをチェックできる |
なお、これらのプラグインは、記事執筆時点(2022年9月)で以下の条件を満たしているプラグインである。
おすすめできるWordPressプラグインの基準
● 最終更新日は1年以内が目安(更新頻度が高いほど安心)
● 有効インストール数が1万以上などが目安
● 評価は4以上が目安(「5つ星」が多く、低評価が少ないものが安心)
これらのプラグインをインストールしておけば、SEOやソーシャルメディアなどの集客面での設定や、表示速度の改善など、マーケティングに必要な設定を余すところなく施すことができる。
必要に応じて設定例や手順も紹介しているので、ぜひ解説している通りに導入してみてほしい。
※新しいプラグインやテーマを導入すると、ごくまれに、不具合が発生する可能性がある。万が一の場合にすぐ復元できるように、WordPress のバックアップを取っておくか、事前にローカル環境でテストするようにしよう。
目次
プラグインとは、デフォルトのWordPressには備わっていない機能を拡張できるツールのこと。プラグインを用いることで、WordPressを簡単にカスタマイズできるのが特徴だ。
例えば、自分のサイトに「お問合せフォーム」を入れたいとしよう。WordPressのデフォルトではそのような機能はないため、自分で導入する必要がある。しかし、自分で「お問合せフォーム」を1から作るとなると、プログラミングの知識が必要となるため簡単ではない。
そこで、プラグインの登場だ。WordPressでは「お問合せフォーム」用のプラグインが配布されているため、これをインストールするだけで誰でも簡単に「お問合せフォーム」を導入できるというわけだ。
WordPressには数多くのプラグインが用意されている。サイトを高速化するためのプラグイン、エディタの機能を拡張できるプラグイン、WordPressのバックアップを定期的に取れるプラグインなど、その内容は多岐にわたる。
目的に応じて必要なプラグインをインストールすれば、思い通りのサイトを作る近道になるというわけだ。
ここからは、WordPressでサイト運営するためにまず導入すべき必須のプラグインを7つ紹介しよう。
これから紹介する7つのプラグインは、できればWordPress構築当初から入れておくべき必須のプラグインである。それぞれの詳しい解説を読み、ぜひ初期段階からインストールして活用してほしい。
プラグイン名 | プラグインの概要 |
キャッシュ使用で表示速度を改善 | |
画像ファイル最適化 | |
コメントスパムをブロックできる | |
定期的にサイトをまるごとバックアップできる | |
ログイン画面のセキュリティを強化できる | |
問い合わせフォームを簡単作成・設置できる | |
XMLサイトマップを簡単作成できる |
なお、プラグインのインストール方法を詳しく知りたい方は、「4. WordPressプラグインのインストール方法」を参考にしてほしい。
「WP Super Cache」は記事を開く度にHTMLファイルを動的に読み込むのではなく、静的なHTMLファイルを自動生成し、それを表示することによりサイトの表示速度を改善するキャッシュプラグインだ。
キャッシュプラグインは設定が難しいものも多いのだが、このプラグインは日本語表記されており、1カ所だけ設定すれば良いので初心者でも簡単に使える。
WP Super Cacheプラグインを使う方法
❶作業前に、「.htaccess」のバックアップを取っておく
❷WordPress管理画面から「WP Super Cache」をインストール・有効化
❸プラグイン設定画面から簡易設定を行う。キャッシング設定を「キャッシング利用(推奨)」に変更して「ステータスを更新」する。
❹高度な設定では、基本的に「推奨」と書かれているものにチェックを入れれば問題ない。
※詳細な設定方法は、「WP Super Cache のおすすめの設定方法」を参照してほしい。
※「WP Super Cache」は、ページをキャッシュするために「.htaccess」というシステムファイルを上書きする。サーバーエラーなどが起こる可能性も考慮し、プラグイン導入前に「.htaccess」のバックアップだけは必ず取っておこう。できるならWordPress本体のバックアップを取っておくのが理想だ。「簡単!WordPressのバックアップデータの復元方法」を参考にしてほしい。
コンテンツの中で、最も大きなボリュームを占めるのが画像ファイルだ。「EWWW Image Optimizer」は、画像ファイルを軽量化できる優秀なプラグインである。これを使うと、一枚一枚手作業で画像サイズを変更したり、圧縮したりする必要がなくなる。画像を使うことが多いブログの場合は、特に必須のプラグインと言える。
EWWW Image Optimizerで実現できること
● 画像サイズ(横幅や高さ)そのものを小さくできる
● 画像を圧縮して、ファイルサイズ(容量)を小さくできる
● JPGやPNGよりも圧縮率が高い画像形式「WebP」に画像を変換できる
● 上記3点について、アップロード済みの画像をまとめて処理できる
● 新しくアップロードする画像については、自動的に処理してくれる
EWWW Image Optimizerプラグインを使う方法
❶WordPress管理画面の【プラグイン】➡【新規追加】から「EWWW Image Optimizer」を検索してインストール・有効化する
❷プラグイン設定画面で、目標として「サイトを高速化」を選択
❸「メタデータを削除」「遅延読み込み」「WebPに変換」にチェックが入った状態で「設定を保存」
❹WebP変換を行う場合は、必要に応じて「WebP Delivery Method」に記載されているコードを .htaccessファイルの冒頭に追記する
(※ .htaccess ファイルを修正する時は必ずバックアップを取ってから行おう)
❺「一括最適化」をクリックし、「最適化されていない画像をスキャンする」を選択
❻「〇点の画像を最適化」を実行
なお、同じような画像圧縮系プラグインがインストールされている場合、干渉して上手く働かないことがある。似たプラグインが重複しないよう注意しよう。
「Akismet」はコメントスパムを防ぐためのプラグインだ。
WordPressで良質なコンテンツを作り続けていると、驚くほど簡単にアクセスは集まる。現在のGoogleは、この傾向が非常に強い。例えまったくソーシャルでシェアされていなかったり被リンクがほとんどついていなかったとしても、良質なコンテンツさえ作っていれば、自然と数十万、数百万PVのアクセスは数ヶ月単位で集まるようになる。
サイトがそれぐらいの規模になってくると、毎日何百通もコメントスパムが書かれるようになる。それらをいちいち確認して手動で削除するのは手間だ。そこで役立つのが、このAkismetだ。Akismetの設定を行っていると、コメントスパムを大幅に削減することができる。
Akismetプラグインを使う方法
❶WordPress管理画面の【プラグイン】➡【新規追加】から「Akismet」を検索してインストール・有効化する
❷プラグイン設定画面で「APIキーを取得」をクリックして、Akismetサイトでアカウント登録を完了させる(プラン一覧では無料プランを選び、寄付金も0円を選べばOK)※
❸発行されたAPIキーを、WordPressのプラグイン設定画面に入力すれば完了
※Akismetは、商用利用やアフィリエイトサイトは無料使用ができない。無料で同様のプラグインを使いたい場合は、「Invisible reCaptcha for WordPress」などを代わりにインストールしよう。
コメントスパム対策プラグインは遅かれ早かれ確実に必要になるものなので、最初から設定しておこう。詳しいやり方は、「【スパム対策】Akismetの最新の設定方法を紹介」を参考にして欲しい。
「BackWPup」は、WordPressサイトをまるごとバックアップできるプラグインだ。WordPressサイトに不具合があった場合に元通りにするためには、定期的にバックアップを取っておくのが必須である。
バックアップ用のプラグインはたくさんあるが、その中でもこの「BackWPup」は定期的に自動でバックアップを取ることができ、バックアップのスケジュール設定の自由度が高くておすすめである。
BackWPupプラグインを使う方法
❶WordPress管理画面の【プラグイン】➡【新規追加】から「BackWPup」を検索してインストール・有効化する
❷プラグインメニューから「新規ジョブを追加」をクリックして、自動バックアップの設定を完了させる(今すぐバックアップを取りたい場合は、「手動バックアップ」を行おう)
具体的な設定方法に関しては、「BackWPUpで確実にWordPressのバックアップを取る方法」で詳しく解説しているので参考にしてほしい。
「SiteGuard WP Plugin」は、WordPressサイトのセキュリティを強化してくれるプラグインだ。このプラグインを使うと、ログインURLを変更したり、画像認証を追加してセキュリティレベルをアップさせたりする設定が簡単におこなえる。
WordPressのログインURLは、サイトURLの末尾に「wp-login.php」や「wp-admin」を付けるだけで誰でもアクセスできてしまう。セキュリティの観点からは、すぐに推察されないログインURLに変更しておいた方が良いというわけだ。
SiteGuard WP Pluginプラグインで実現できること
● 管理画面のアクセス制限
● かな入力による画像認証機能の設定
● ログイン連続失敗でのロック機能
SiteGuard WP Pluginプラグインを使う方法
❶WordPress管理画面の【プラグイン】➡【新規追加】から「SiteGuard WP Plugin」を検索してインストール・有効化する
❷有効化するとすぐに、新しいログインページURLが生成され、画像認証が追加される
SiteGuard WP Pluginは使い方も非常に簡単で分かりやすい。セキュリティを考えるのであればぜひ導入しておこう。
「Contact Form 7」は、誰でも簡単に「問い合わせフォーム」を作成・カスタマイズできるプラグインだ。
特にマーケティング目的でブログを始める場合、問い合わせフォームの設置は不可欠である。ぜひこのプラグインを使って作成してみよう。
Contact Form 7プラグインを使う方法
❶WordPress管理画面の【プラグイン】➡【新規追加】から「Contact Form 7」を検索してインストール・有効化する
❷管理画面の左メニュー【コンタクトフォーム】➡【新規追加】でフォームの入力事項を設定・カスタマイズする
❸問い合わせが届くメールアドレスなどを設定する
❹必要に応じて、ユーザーに表示させるメッセージをカスタマイズする
❺設定が完了したら「保存」ボタンをクリック
❻WordPressで新しい固定ページを作成し、フォームのコードを貼り付けて公開する
❼サイトメニューやヘッダーなどに「問い合わせフォーム」へのリンクを設定する
詳しい使い方は、バズ部の別記事「Contact Form 7の設定方法と効果的なカスタマイズ方法」を参考にしてほしい。
「XML Sitemaps」は、検索エンジン用のXMLサイトマップを自動で生成するプラグインである。以前は「Google XML Sitemaps」というプラグイン名だったが、名称が変更されている。
XMLサイトマップとは、検索エンジンのクローラー(ロボット)向けに、サイト内のページのリスト・最終更新日などを教えるためのファイルである。これを設置することで、検索エンジンが効率的にサイト内をクロールできるようになり、SEOにも良い影響がある。
より詳しく知りたい方は、「サイトマップとは?XML・HTMLそれぞれの必要性と自動生成の作り方」の記事も参考にしてほしい。
コンテンツの数が多い大規模サイトに育てていくつもりならば、必ずXMLサイトマップを設置すべきである。そこで活用したいのが、XMLサイトマップを簡単に生成できるプラグイン「XML Sitemaps」である。これを使えば、クリック一つで最新のXMLサイトマップを生成できるからだ。
XML Sitemapsプラグインを使う方法
❶WordPress管理画面の【プラグイン】➡【新規追加】から「XML Sitemaps」を検索してインストール・有効化する
❷プラグイン管理画面から、必要に応じて設定を変更し、「設定を更新」をクリック
❸作成したXMLサイトマップをGoogleサーチコンソールに追加すると、定期的にGoogleに情報が送信されるようになる
※詳しい設定内容は別記事「Google XML Sitemapsの設定方法」を参照してほしい。
ただし、SEO対策プラグイン(例えば「All in One SEO」「Yoast SEO」など)をインストールしている場合は、既にXMLサイトマップ作成機能が装備されていることがある。また、SEOに強いWordPressテーマを適用している場合も、バッティングしてしまう。
他のプラグインやテーマと機能が競合してしまうと、逆に上手く動かなくなる可能性がある。既にXMLサイトマップ作成機能を実現できている場合は、「XML Sitemaps」はインストールしないことをおすすめする。
ここからは、WordPressをより使いやすくするためにおすすめのプラグインを紹介する。
プラグイン名 | プラグインの概要 |
シンプルなSEO対策プラグイン | |
カテゴリーの順番を変更できる | |
記事内に自動で目次を挿入できる | |
人気記事ランキングをサイドバーなどに設置できる | |
旧エディタ投稿画面を有効化できる | |
ブロックエディタを拡張して使いやすくできる | |
記事内の好きな場所に広告表示できる | |
サイト内のリンク切れをチェックできる |
ここで紹介するのは、2章で紹介した「必須級」ではないものの、入れておくと便利なプラグインばかりだ。使っているWordPressテーマや状況に応じて、自サイトでは必要か不要かしっかり判断した上で導入してほしい。
「SEO SIMPLE PACK」は、WordPressサイトの検索エンジン最適化(SEO)を実施したい方におすすめのWordPressプラグインである。
以前は「All in One SEO」をおすすめしていたが、プラグインが高機能すぎて表示スピードが遅くなるデメリットがある。表示速度が遅いとSEOに悪影響を及ぼすため、本末転倒である。そのため、ここでは最低限のSEO対策が行える「SEO SIMPLE PACK」を紹介しよう。
SEO SIMPLE PACKプラグインで実現できること
● サイト全体のmeta情報(タイトル・ディスクリプションなど)の設定
● 記事ごとにmeta情報(タイトル・ディスクリプションなど)の設定
● TwitterやFacebookなどのSNSにシェアされるためのOGP設定
● Googleアナリティクスのコード設置
● Googleサーチコンソールのコード設置
SEOにおいて重要な最低限の設定を行うことができる便利なプラグインである。なお、XMLサイトマップ作成・送信する機能はないので、必要があれば「2-7. XML Sitemaps(XMLサイトマップを簡単作成)」を導入してみよう。
SEO SIMPLE PACKプラグインを使う方法
❶WordPress管理画面の【プラグイン】➡【新規追加】から「SEO SIMPLE PACK」を検索してインストール・有効化する
❷プラグイン管理画面の「一般設定」から、サイトのタイトルやディスクリプションなどメタ情報を設定する
❸必要に応じて、Googleアナリティクス設定やGoogleサーチコンソール設定を行う(プラグインを用いない設定方法も可能。重複設定に注意しよう)
❹OGT設定(Twitter・Facebookの設定)を行って、初期設定は完了
❺記事投稿時に、ディスクリプションやOGT画像などを設定する
日本語で設定でき、デフォルトのままでOKな項目も多いのでサクサク進められるだろう。メタ情報やOGT設定など要所だけはしっかり入力するのがおすすめである。
※なお、SEO機能を備えているWordPressテーマを使用する場合には、このプラグインは不要である。例えば、バズ部の無料WordPressテーマ「Xeory」、「cocoon」、「SANGO」、「脅威」、「AFFINGER」などを使っている方は、SEOプラグインは不要だ。
使っているWordPressテーマの機能を確認してみよう。プラグインはできるだけ減らした方が良いため、重複してインストールすることはおすすめしない。
「Category Order and Taxonomy Terms Order」は、カテゴリーの順番を自由に変更できるプラグインだ。
実は、WordPressのカテゴリー設定画面では、カテゴリーの順番を変更できない。しかし、記事数が多く注力しているカテゴリーが下部に表示されてしまうのは困るだろう。そこで活用したいのが、このプラグインである。
Category Order and Taxonomy Terms Orderで実現できること
● ドラッグ&ドロップで直感的にカテゴリを並び替えられる
● カスタム投稿タイプのカテゴリー分類(カスタムタクソノミー)の順番も変更できる
Category Order and Taxonomy Terms Orderを使う方法
❶WordPress管理画面の【プラグイン】➡【新規追加】から「Category Order and Taxonomy Terms Order」を検索してインストール・有効化する
❷WordPress管理画面の左メニュー【投稿】➡【Taxonomy Order】を選び、カテゴリの順番をドラッグ&ドロップで変える
❸「更新」をクリックして確定
使い方は至ってシンプルで、簡単に設定できるためおすすめだ。
なお、「プラグインをできるだけ増やしたくない」「プラグインを使わずにカテゴリーの順番を変更したい!」という方は、【外観】➡【メニュー】から新しいメニューをイチから作成する方法もある。少し手間はかかるが、プラグインを使いたくない場合はチャレンジしてみよう。
「Easy Table of Contents」は、記事ごとに目次を作成し、自動的に表示してくれるプラグインである。
目次を入れると記事に書かれている内容が一目でわかるため、読者の利便性が高まる。また、見やすい目次を作るために筆者は情報を整理する必要がある。見やすい目次を作ることで自然と読みやすい順番・内容で記事を作成できるため、筆者側にとっても利点が大きい。
そこで、簡単に目次を挿入したい時に便利なのが、今回紹介するプラグインだ。
Easy Table of Contentsプラグインで実現できること
● 記事を作成すると自動的に目次を作成してくれる(過去記事にも反映できる)
● サイドバーにも追尾する目次を表示させることが可能
なお、WordPressテーマによっては同様の目次機能が既に備えられているものもある。その場合はこのプラグインは不要なのでインストールする必要はない。
目次機能がないWordPressテーマを使っている場合は、手動で毎回目次を設置するのは面倒なので、ぜひプラグインを活用しよう。
Easy Table of Contentsプラグインを使う方法
❶WordPress管理画面の【プラグイン】➡【新規追加】から「Easy Table of Contents」を検索してインストール・有効化する
❷プラグイン設定画面から、設定をカスタマイズする
❸サイドバーにも目次を表示させたい場合は、【外観】➡【ウィジェット】から「目次」項目を見つけ、サイドバーにドラッグ&ドロップして設置する
「WordPress Popular Posts」は、サイトの人気記事ランキングを簡単に作成・表示できるプラグインである。
プラグインで作成した人気記事ランキングをトップページやサイドバーに設置することで、回遊率を高め、PV数アップを狙える。あなたが読んでほしい記事よりも、アクセス数の多い記事の方が訪問者が興味を持つ確率が高くなるからだ。
WordPress Popular Postsプラグインを使う方法
❶WordPress管理画面の【プラグイン】➡【新規追加】から「WordPress Popular Posts」を検索してインストール・有効化する
❷プラグイン設定画面の「ツール」から、必要に応じて設定を変更する
❸サイドバーに設置する場合は、【外観】➡【ウィジェット】を選び、「WordPress Popular Posts」をサイドバーに設置し、タイトルや表示数・計測期間などを設定する
※さらに詳しく知りたい方は、「WordPress Popular Posts で人気記事を表示する方法」の記事を参照してほしい。
「Classic Editor」は、WordPressのエディタ(投稿画面)を以前のクラシックエディタに戻せる、WordPress公式のプラグインである。
2018年から採用されている「Gutenberg(グーテンベルグ)」というブロックエディタではなく、旧エディタを使用したい場合にはこのプラグインを導入しよう。
Classic Editorプラグインを使う方法
❶WordPress管理画面の【プラグイン】➡【新規追加】から「Classic Editor」を検索してインストール・有効化する
❷有効化した時点で、特に設定を変えなくても新規投稿や編集で旧エディタが使えるようになる(ただし必要があれば、プラグイン設定画面から設定を行おう)
ただし、近年はグーテンベルグエディタの操作性が上がり、見出し作成や画像挿入などの操作がより直感的に行えるようになっている。多くの有料WordPressテーマもグーテンベルグに対応しつつある。今後もグーテンベルグエディタを起点に機能開発が進むことを考えると、グーテンベルグエディタに慣れておいた方が良いだろう。
※Gutenbergエディタについては、「WordPressエディタ「Gutenberg(グーテンベルグ)」の使い方を全解説」の記事も参考にしてほしい。
「それでもクラシックエディタを使いたい!」という方は、「Classic Editor」プラグインをインストール・有効化しよう。
同様に、ウィジット設定画面も以前の表示に戻したいという方は、「Classic Widgets」プラグインを導入すると良いだろう。
「Snow Monkey Editor」は、ブロックエディタの機能を拡張できるプラグインである。具体的には、文字単位での大きさを変えたり、マーカーを引いたり、特定の箇所だけ文字色を変えたりできるため、クラシックエディタに近いイメージでブロックエディタを使えるようになる。
さらに、30種類の拡張ブロックを追加で使うことが可能だ。例えば、コンテンツの一部を折りたためるアコーディオン表示や、警告文などを表示するブロック、飲食店のメニューに使えるブロック、問い合わせフォーム、資料請求や問い合わせに使えるボタン、マーカー風のハイライト表示など、さまざまな表現が可能になる。
Snow Monkey Editorプラグインを使う方法
❶WordPress管理画面の【プラグイン】➡【新規追加】から「Snow Monkey Editor」を検索してインストール・有効化する
❷有効化した時点で、Gutenbergエディタの機能が拡張される(初期設定は特になし)
WordPressテーマを変えずにブロックエディタをより使いやすくしたい方はぜひ使ってみて欲しい。
「Ad Inserter」は、Googleアドセンスなどの広告挿入の配置を自由に選択できるプラグインだ。
広告は通常、使っているデザインテーマによって表示できる場所が決まっていたり、Googleアドセンス側の設定でランダムに表示する事となる。つまり、記事内の自分の好きなところに広告を自動で入れることはできず、入れたいのであれば手動でその都度タグを貼り付ける必要があるのだ。
Ad Inserterを使えば、細かな位置を設定して表示させることができるためおすすめだ。例えば、「記事のちょうど半分の位置にあるh2の上」など設定しておけば、全ての記事でその位置に広告が表示される。同じように、「記事の30%の位置」「記事の70%の位置」といった細かな設定も可能だ。長文のコンテンツの多いサイトであれば、1記事に3カ所ほど広告を入れても不自然でないことが多い。
Ad Inserterプラグインを使う方法
❶WordPress管理画面の【プラグイン】➡【新規追加】から「Ad Inserter」を検索してインストール・有効化する
❷プラグイン設定画面から最大16個の広告タグを設定できるので、広告コードを貼り付けて表示位置などを設定する
❸設定した表示位置に自動的に広告が表示されるようになる
広告位置を指定しつつ自動で記事内に広告を設定したい方は、ぜひこのプラグインを使ってみよう。
「Broken Link Checker」は、サイト内のリンク切れをチェックするプラグインである。外部リンク、内部リンクどちらもチェックしてリンク切れを検出できる。
リンク切れを放置すると、ユーザビリティが下がるだけでなく、SEO評価も下がってしまう可能性がある。しかし、手動でリンク切れをチェックするのは手間がかかる作業となる。そこで使えるのがこの「Broken Link Checker」プラグインである。
URLのスペルミスやリンク先のページが削除された場合など、さまざまなリンクエラーを自動でチェックし、その箇所を教えてくれる。
Broken Link Checkerプラグインを使う方法
❶WordPress管理画面の【プラグイン】➡【新規追加】から「Broken Link Checker」を検索してインストール・有効化する
❷プラグイン設定画面から、定期的にチェックする時間などを設定して「変更を保存」
(高度な設定>リンクモニター>「バックグラウンドで1時間ごとに実行する」のチェックは外しておくことを推奨する)
❸管理画面の【ツール】➡【リンクエラー】から、リンクエラーが起きている箇所を確認する(管理画面から直接URLを修正できる)
ただし、「Broken Link Checker」は過去に数回、脆弱性が指摘されている。また、有効化にしているとサイト表示速度が遅くなる報告もされている。そのため、あらかたのチェックが終わった時点で削除するか、普段は無効化しておくなどの利用がおすすめである。
ここからはプラグインのインストール方法を紹介しよう。プラグインは種類によって設定方法が異なるが、インストール方法は全て共通である。
WordPress管理画面の左メニューにある【プラグイン】にマウスを当てると【新規追加】が表示されるので、クリックしよう。
すると以下のように「プラグインを追加」という画面が現れる。右上の「プラグインの検索…」という検索窓に、導入したいプラグインの名前を入力しよう(コピー&ペーストがおすすめ)。
すると、画面の下側に該当するプラグインが表示される。
該当のプラグインの右側にある「今すぐインストール」ボタンをクリックする。
インストールが完了すると「有効化」ボタンに変わるので、そのボタンをクリックしよう。
すると自動的にプラグインの管理画面に遷移する。リストの中に自分がインストールしたプラグインが入っているか確認してみよう。
これで、WordPressプラグインのインストールは完了だ。追加されたプラグインの下にある「設定」ボタンから、初期設定などを順次進めていこう。
WordPressプラグインの公式サイトが分かっている場合は、いちいちWordPressプラグイン画面で検索し直さなくても、公式サイトからファイルをダウンロードし、アップロードすることでインストールできる。
今回2章や3章で紹介した各プラグインの紹介でも、冒頭にそれぞれ公式サイトへのテキストリンクを貼っているので活用してほしい。
WordPressプラグインの公式サイトには、以下のような「ダウンロード」ボタンが用意されている。
ここをクリックすると、ZIPファイルをダウンロードできる。デスクトップなど分かりやすいところに保存しておこう。
ダウンロードできたら、次にWordPress管理画面の【プラグイン】➡【新規追加】をクリックして「プラグインを追加」画面を表示させよう。
次に、上部にある「プラグインのアップロード」をクリックする。
すると、以下のような画面が表示されるので、「ファイルを選択」の部分に先ほどダウンロードしたZIPファイルをドラッグ&ドロップしよう。
以下のような表示に変わったら「今すぐインストール」をクリックする。
すると「アップロードしたファイルからプラグインをインストールしています」というページが表示される。「プラグインのインストールが完了しました」の下にある「プラグインを有効化」という青いボタンをクリックしよう。
これでWordPressプラグインのインストールと有効化は完了である。プラグインの初期設定が必要な場合は順次実行していこう。
プラグインを無効化・削除する方法も見ていこう。やり方はとても簡単だ。
WordPress管理画面の【プラグイン】➡【インストール済みプラグイン】を表示し、無効化したいプラグインの名前の下にある「無効化」をクリックしよう。
プラグインが無効化されると、上部に「プラグインを停止しました。」というメッセージが表示される。
また、無効化されたプラグインは背景が白に変わる。
無効化されたWordPressプラグインは、続けて「削除」することも可能になる。
削除したい場合は、プラグインの名前の下にある「削除」をクリックしよう。
「削除」をクリックすると、以下のようにポップアップが表示される。
「OK」を押すと削除され、「〇〇(プラグイン名)を削除しました。」というメッセージが表示される。
最後に、WordPressプラグインを導入する際の注意点を紹介していく。
WordPressプラグインを使うと簡単に利便性や効率が上がるため、ついつい多用してしまいたくなるものである。しかし、使用するプラグインは最小限にとどめるようにしよう。
なぜならば、プラグインはたくさん導入すればするほど不具合の原因となる。例えば、他のプラグインやWordPressテーマとの相性が悪いことで不具合が起こるケースがある。最悪の場合、サイトが表示されなくなることもありえる。
ひとたび不具合が起こってしまうと、どのプラグインが原因かを突き止めづらいのが難点である。不具合に気付いてからすべてのプラグインを一つずつ手作業で止めて、原因となっているプラグインを確認する必要がある。
WordPressプラグインの不具合は、プラグインに由来するものではない。他のプラグインやWordPressテーマとの相性によるものなので、いくらプラグイン自体が優秀で信頼できるプラグインでも起こり得るものなのである。
例えば、同様の機能を持つプラグインを重複して有効化すると、不具合が起こる可能性が高くなる。画像圧縮系プラグインやSEO対策系プラグインなど、同じカテゴリーにつき1つのプラグインに絞って導入するのが安全である。
また、高機能なWordPressテーマを導入する場合は、「〇〇(テーマ名) プラグイン 相性」などで検索すると、相性の悪いプラグインの情報が出てくることが多い。必ず事前に確認しておくと良いだろう。
また、プラグインは多ければ多いほどサイトに負荷をかけ、表示速度を落としてしまう傾向にある。サイトの表示速度が落ちれば、その分離脱してしまう人も増えるし、SEOにも悪影響を及ぼす。
必要のないプラグインはなるべく削除し、本当に必要なものだけを利用することをおすすめする。
プラグインを導入する時には、必ずWordPressプラグインの公式サイトでプラグイン名を検索して内容を確認し、信頼性の高いプラグインのみを導入しよう。
上記WordPressプラグインの公式サイトで「プラグインを検索」の検索窓にプラグイン名を入力すると、各プラグインの詳細を確認できる。
各プラグインの詳細画面にアクセスしたら、「最終更新日」・「有効インストール数」・「評価」を中心に内容を確認しよう。
おすすめできるWordPressプラグインの基準
● 最終更新日は1年以内が目安(更新頻度が高いほど安心)
● 有効インストール数が1万以上などが目安
● 評価は4以上が目安(「5つ星」が多く、低評価が少ないものが安心)
※ただし、この基準をクリアしたからといって不具合が絶対に起こらない保証はない。前述した通り、別のプラグインやテーマとの相性で不具合が起こることはあるし、評価が高いプラグインに脆弱性が見つかることもありえる。あくまで「できるだけ安全なプラグインを見極めるための基準」として考えてほしい。
逆に、以下のようなプラグインは信頼性が高いとは言えないので注意が必要だ。
また、最終更新日が少し古いプラグインには以下のようなメッセージが表示される。
このプラグインは WordPress の最新3回のメジャーリリースに対してテストされていません。もうメンテナンスやサポートがされていないかもしれず、最新バージョンの WordPress で使用した場合は互換性の問題が発生する可能性があります。
上記メッセージが表示されていた場合は、他の同様プラグインを調べてみて、良さそうなものが見つかれば別のプラグインを利用すると良いだろう。
※WordPressサイトを運営し始めて長い期間が経ったなど、プラグインを導入して時間が経過している場合は、定期的にプラグインの点検を行うと良い。
導入時には基準をクリアしていても、その後すぐに全く更新されなくなることがありえるからだ。不要なプラグインを削除することも含めて、1年に1回程度、プラグインの総点検をしてみよう。
使用しているWordPressプラグインのアップデートの通知が来たら、できるだけすぐにアップデートを行おう。更新せずに放置すると、セキュリティが脆弱化したり、不具合が発生したりする可能性がある。
プラグインが更新されると、WordPressに設定しているメールアドレス宛に通知が来るようになっている。通知からすぐに更新するように心がけよう。
また、プラグイン一覧から「自動更新を有効化」することもできるので、上手く活用しよう。
今回は、数多く存在するプラグインの中でも、バズ部がおすすめするプラグインをまとめて紹介してきた。
絶対に入れておくべき必須のWordPressプラグイン7個 | |
キャッシュ使用で表示速度を改善 | |
画像ファイル最適化 | |
コメントスパムをブロックできる | |
定期的にサイトをまるごとバックアップできる | |
ログイン画面のセキュリティを強化できる | |
問い合わせフォームを簡単作成・設置できる | |
XMLサイトマップを簡単作成できる |
利便性向上におすすめのWordPressプラグイン8個 | |
シンプルなSEO対策プラグイン | |
カテゴリーの順番を変更できる | |
記事内に自動で目次を挿入できる | |
人気記事ランキングをサイドバーなどに設置できる | |
旧エディタ投稿画面を有効化できる | |
ブロックエディタを拡張して使いやすくできる | |
記事内の好きな場所に広告表示できる | |
サイト内のリンク切れをチェックできる |
これら以外にも使いたいプラグインを見つけたら積極的に試してみよう。プラグインは基本的には無料で利用できるため、気になったものは試してみて使わなければ削除すればよい。
ぜひ、自分のサイトに適したプラグインを導入してみてほしい。
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ぜひ、貴社のWEBマーケティングにもご活用ください。