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11/27水19:00〜20:00
インバウンドマーケティングが注目を集め始めた現在のWEBマーケティングにおいて、ビジネスブログは必要不可欠のツールだ。
その証拠に、バズ部は、まだ始めてから6ヶ月しかたっていないが、ブログだけからでも、多種多様の企業様から、毎月2桁以上のご依頼を頂いている。
もちろん、この結果は偶然ではなく、ブログ開始前から、そうなることを予期してブログ運営を行っている。
バズ部は、まだまだ始まったばかりの小さな媒体だが、こうやって一定以上の結果を出せるようになった。
本日は、その経験を基に、私が、バズ部というビジネスブログを作り上げるために、常に心がけているブログ運営の基本的な戦略をご紹介する。これから、ブログを始めてビジネスに活かしたいという方にとって、必ず大きな気づきとなることをお約束する。
1.ターゲットを明確にして彼らが求めているものを書く
ブログ記事にしろ、ECサイトにしろ、1つ1つのコンテンツに対して、しっかりとターゲットを明確にするようにしよう。例えば、バズ部では、WEBマーケティングのコンサルティングを行っているので、マーケティング関連の仕事をしている方や、企業の経営者、責任者クラスをターゲットとして、1つ1つのコンテンツを作成している。
逆に、例えば、どれだけ素晴らしい料理のレシピを書いたとしても、弊社にコンサルティングを依頼して頂けるようなお客様は集まらないことはお分かりだろう。常に、あなたのお客様になる可能性のあるターゲット層が求めているコンテンツを書こう。ターゲット層が求めているコンテンツを作り上げるための、最も確実な方法は、SEOキーワードリサーチだ。
2.ストーリーを使う
単調な文章と、背景にストーリーを感じさせる文章を比較すると、後者の方が、圧倒的に読みやすい。なぜなら、ストーリーには、読者から共感を引き出すという強力な効果があるからだ。例えば、「ヒットするWEBサービスを作るための5つの鉄則」という記事は、チャットワークというWEBサービスが開発された時のエピソードを交えて書かれている。
そして、この記事を書いてから、私の周りでチャットワークユーザーが大きく増えた。それは、チャットワークというサービスの開発ストーリーを見たことによって、共感が生まれたからだ。ストーリーライティングのテクニックについては、「ピクサーに学ぶ!人を魅了するストーリーライティングの22のルール」を参考にしてみて欲しい。
3.本題以外に余計なことは書かない
例えば、「ランディングページのコンバージョン率を5倍にする21の方法」という記事を見つけて、URLをクリックした時を思い浮かべてみて欲しい。当然、あなたはコンバージョン率を上げる方法を求めて、記事の中身を読もうと思っているはずだ。それにも関わらず、記事の前半が、筆者のどうでもよいような日記や自己紹介から始まっていたらどう思うだろうか?
きっと、「そんなものはどうでもいいから、早く本題を聞かせてくれ」と思うだろう。すると、折角、WEBサイトに訪れてくれた人が、内容を読まずに、他のサイトへ移動してしまう。意外に思うかもしれないが、このような間違いをしているサイトは非常に多い。記事の中では、余計なことを言わずに、訪問者が求めているコンテンツだけを提供しよう。
4.画像を使う
可能であれば、ブログ記事やコンテンツの中で、画像を積極的に使って行こう。例えば、「説得力が一瞬で10倍になる文章の書き方」や、「見込み客のコンバージョンを23倍にしたリスト管理法」では、文章を補足する画像を使うことによって、読者の理解を促進している。
このように画像によって、読者の理解を深められる場合は積極的に使って行こう。無関係な画像をバンバン使って行こうという意味ではないので、その点だけ注意して欲しい。
5.動画や音声を使う
画像と同様に、動画や音声を使うことによって、読者の理解が深まるのであれば積極的に使って行こう。例えば、英語のブログやWEBサイトの場合、発音やヒアリングコンテンツを音声で紹介してあげれば、読者は感激してくれるだろう。
また、料理の方法や、野球のカーブボールの投げ方などを動画で詳しく説明してあげたとしたら、読者は、必ず喜んでくれる。あなたのコンテンツが、動画や音声にマッチしている場合は、どんどん使って行こう。
6.先生になったつもりで書く
人は、なぜ忙しい中で、わざわざ時間を使って、あなたのブログ記事やWEBコンテンツを読んでくれるのだろうか?それは、それを読めば、今までやり方が分からなくて困っていたことの解決策があったり、退屈な時間を楽しい時間に変えてくれる体験があったりするからだ。
単刀直入に言うと、その中に、読者の「役に立つ」情報があるからだ。つまり、あなたは、人が求めている情報を、「教えてあげる」つもりで、コンテンツを作ろう。そうすれば、必ずファンが集まってくれる。
7.情熱を持つ
ライティングの世界には、昔から言い伝えられている「ある法則」がある。それは、文章には、書き手の情熱が乗り移るというものだ。そして、私の経験上、この言い伝えは正しい。どんな文章にも、あなたの情熱が確実に乗り移る。従って、あなたが心から情熱を持っていない場合は、コンテンツを作ることは難しい。
8.タイトル命!
Googleの検索画面、Facebookのウォール、ツイッターのニュースフィードなどで、あなたのブログ記事の情報を見た時、訪問者の8割は、記事タイトルだけで、実際に訪問するかどうかを決めている。従って、ブログ記事へのアクセス数は、記事タイトルによって大幅に変わる。
反応率の高い記事タイトルには法則がある。「組み合わせて使うだけで高い成果を出すキャッチコピーの基本型30選」を見て、反応が生まれるキャッチコピー(タイトル)の法則を抑えておこう。
9.自分の知識をひけらかさない
人によっては、自分の知識をひけらかそうとして、難しい言葉や専門用語を使いたがる人もいる。そのような書き手に対して、誰が好感を持ってくれるだろうか?あなたが持っている知識が専門的なものであるなら、それを、素人が読んでも分かるように、やさしく解説してあげよう。
あなたの知識をひけらかすより、「読者の役に立つこと」を追求する姿勢が、固定ファンを生む。だからこそ、ビジネスに繋がるのだ。
10.一人の人間を思いうかべて書く
ブログやWEBサイトは、一対多のコミュニケーションではなく、一対一のコミュニケーションだ。パソコンの画面の向こうには、あなたのブログ記事を読んでくれている一人の人間がいる。その一人の人間をしっかりと思い浮かべて、その人に語りかけるようにブログ記事を書こう。
11.自分自身も一人に人間として書く
あなたは、企業のWEBサイトを見て機械的で冷たい印象を受けたことはないだろうか?そして、そのようなサイトに、もう一度訪問したいと思うだろうか?きっと思わないはずだ。ブログは一対一のコミュニケーションだ。従って、どのような媒体の記事を書いているとしても、企業としてではなく、一人の人間として書こう。細かい部分だが、こうした姿勢の違いは、必ず読者に伝わる。
12.「あなた」という言葉を使う
「あなた」という言葉には強力な力がある。なぜなら、一人一人の訪問者は、何か役立つ情報を求めて、あなたのブログやWEBサイトに訪問している。そこで、「あなた」という言葉を使うことによって、訪問者は、そこに書かれている内容が、「自分のことを言っているんだ」と感じることができる。結果的に、高いユーザーエンゲージメント率を出すことができる。
もし、「みなさま」のような言葉を使うと、「自分のこと」ではなく、「一般的なこと」と感じてしまうので、一人一人のエンゲージメント率が下がる。
13.受動文ではなく能動文を使う
受動文とは、「家が台風で壊された」のように「〜される」という文体の文章だ。一方、能動文とは、「私は歩く」のように「〜する」という文章だ。後者の方が、短く、明確で、ポジティブな印象を与える。
14.1つ1つの文章を短く区切る
句読点を適切につかって、1つ1つの文をできるだけ短くしよう。そうすることによって、文章にリズムが生まれて読みやすくなる。また、箇条書き(ブレット)などのテクニックも、文章を読みやすくするために効果的だ。
15.難しい単語を使わない
難しい単語や専門用語は、できるだけ簡単な言葉に言い換えよう。どれだけ良いことを書いていたとしても、専門用語のオンパレードでは、読者は疲れてしまう。そして、途中で読むことを止めてしまう。特に、専門領域のコンサルティングなどをされている方は注意しよう。
16.印象に残る強い言葉を使う
時には、「絶対に」と言い切ったり、「あり得ない」と全否定したりという強い言葉を使おう。そうすることで、読者の感情を刺激することができる。しかし、使い方を誤ってしまうと、強い批判を受けることになるので、そうした言葉を使っても、誤解されるようなことがないように、文章のトーンに合わせよう。
17.SEOキーワードを意識し過ぎない
1つ1つのブログ記事に対して、しっかりとSEO対策をすることは、とても大切なことだ。しかし、文中に不自然な形でSEOキーワードを挿入したりはしないようにしよう。一番大切なことは、読者にとって読みやすいかどうかだ。読者が感謝するようなコンテンツを作っていれば、検索順位は自然に上がって行く。
18.その他のサイトやブログと差別化する
他のブログやWEBサイトと比べた時に、圧倒的な差別化ポイントを持とう。バズ部は、「どのブログやサイトよりも、一番実践的で一番役に立つWEBマーケティングのノウハウを提供する」というミッションを持って運営している。あなたのサイトやブログは、「これだけは負けない」というような差別化要素はあるだろうか?
19.売り込みはしない
ブログは、読者にとって役立つコンテンツを提供する場所であって売り込む場所ではない。その代わり、ブログには、例えばメールアドレスの獲得など、ビジネスにつなげるためのコール・トゥ・アクションを設置しよう。(参照:ブログデザインの7つの要素)ECサイト・ブログ・ソーシャルメディアなど、1つ1つのメディアを目的を持って運営しよう。
20.コンテンツに一貫性を持つ
ビジネス目的のブログである場合、あくまでも、その目的を達成するためのコンテンツに特化して作ろう。例えば、冒頭でもお話したようにWEBマーケティングのブログなのに、料理のコンテンツがあったら、ブログに一貫性がなくなる。そして、一貫性がなくなると、ユーザーの支持も離れて行く。
また、文章の文体(〜です・ます等)も統一しておこう。
21.その分野のプロフェッショナルになる
ブログやWEBサイトで、継続的に読者の役に立つコンテンツを提供し続けるためには、あなたは、その分野のプロフェッショナルにならなければいけない。誰も、素人や半人前の人間から、教えてもらいたいとは思わない。
22.その道の権威や有名人とつながりを持つ
あなたの業界の権威や有名人とつながりを持とう。実はバズ部も、様々な方に応援して頂いており、その結果、着実に固定読者を増やしている。ブログを戦略的に運用していれば、必ず、そのような機会が訪れる。ブログによって出会う方、一人一人と誠実に接しよう。
23.文言や文法のミスはできるだけ少なくする
ブログ記事は、必ずしも完璧な文法や文言である必要はない。とは言っても、間違いはできるだけ少なくしよう。なぜなら、間違いが多いと、読者に、あなたはバカという印象を与えてしまう。
24.読者が求めているもの以上のコンテンツを提供する
ブログ記事やWEBサイトのコンテンツを作る時は、常に、読者が求めているもの以上を提供するように心がけよう。そのためには、ライバルサイトのコンテンツを研究して、それらのコンテンツを、更に読者にとって役に立つものにするにはどうすれば良いかを考えよう。
25.量よりも質
コンテンツは量よりも質が大事だ。どれだけ沢山のコンテンツを作っても、1つ1つの記事が、全くソーシャルシェアもつかず、被リンクもされないのなら、アクセスは集まらない。質の高いコンテンツを作れば、1つ1つの記事が、ソーシャルでシェアされて被リンクもつくようになる。そして、質の高いコンテンツを作り続けていれば、結果的に、ソーシャルメディアもSEOも攻略することができる。
26.ケーススタディで結果を見せる
ブログで商品やサービスを紹介したい場合は、商品やサービスを直接紹介する代わりにケーススタディを提供しよう。例えば、「私が数字の出るランディングページを作るために徹底している徹底した7つの事」は、私がランディングページを作る際のケーススタディだ。この記事だけでも、多数のお問い合わせが生まれている。
27.データを使う
あなたの記事に説得力を持たせるためにはデータを見せよう。例えば、「5ヶ月で100万PVのブログを作成するために実践した32の手順」では、アナリティクス画像を貼付けて、実際の数字を公開している。数字やデータに勝る説得材料は存在しないのだ。
28.ソーシャルプルーフを見せる
ソーシャルプルーフとは、言い換えると、あなたのことを信頼しても良い理由だ。ブログやWEBサイトでは、記事上下のソーシャルシェアボタンはもちろんのこと、Facebookページのファン数やTwitterのフォロワー数などもソーシャルプルーフとなる。これがあることによって、あなたに対する信頼性は大きく変わる。
29.キラーコンテンツを作る
ブログやWEBサイトに初めて訪れた訪問者に対して、ガイドとなるようなキラーコンテンツを作ろう。キラーコンテンツがあることによって、あなたがプロフェッショナルであることが伝わる。バズ部では、現在、「ブログ講座」「SEO講座」「メルマガ講座」「コピーライティング講座」 の4つがキラーコンテンツとなっている。今後、後3つ増やす予定だ。
30.必ずコール・トゥ・アクションを設置する
私にとって、ブログの目的は、アクセスを集めることではないし、知名度を上げることでもない。ただ、見込み客を獲得することだけだ。従って、顧客リスト(メールアドレス)を手に入れるためのコール・トゥ・アクションを設置している。そして、顧客リストが増えれば増えるほど、それに比例して、私のビジネスの収益が増加し安定する。
あなたのブログのコール・トゥ・アクションは何だろうか?
ビジネスブログを運営して結果を出すためにはミッションと目的を明確にしておこう。
ミッションとは、言い換えると、「どのようにユーザーの役に立ちたいか?」というブログの根幹となる宣言のことだ。私は、どこよりも結果が出るWEBマーケティングを伝えるというミッションを持って、毎回のコンテンツを作っている。
この軸があることによって、ブログに一貫性が生まれる。
また、目標とは、「毎月100件の顧客を獲得する」「毎月1000万円の利益を得る」など、あなたのビジネスを成長させるために必要な数字設定のことだ。ブログを運営する以上は、この目標を明確にして、達成するための計画を立てよう。
明確なミッションと目標、そして、そのための計画があれば、半分成功したようなものだ。
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