バズ部

  • icon株式会社ルーシー
  • 東京都港区新橋5-10-5 PMO新橋II 8階
  • 記事を探す
    • まず見て頂きたいページ
      • バズ部式マーケティングの進め方
      • コンテンツマーケティング101
      • SEO初心者向けマニュアル
      • バズ部メンバーの知見集
      • WordPress初心者向けガイド
    • 記事
      • 全ての記事を見る
      • SEO
        • SEOの基礎
        • SEO内部対策
        • コンテンツSEO
        • サーチコンソール
        • 高度なSEO
      • コンテンツマーケティング
        • 1.コンテンツマーケティングとは?
        • 2.コンテンツマーケティングをやるべきなのか
        • 3.あなたのブランドストーリーは何か?
        • 4.コンテンツマーケティング設計が全てだ
        • 5.必ず必要な社内体制と体制づくり
        • 6.まずは、小さな一歩を大切にしよう
        • 7.コンテンツ制作のコツを知ろう
        • 8.多くの人が陥る失敗を知っておこう
        • 9.顧客が「まだ気づいていないこと」に気づけるか
        • 10.素早く着実にコンバージョンにつなげよう
        • 11.正しく効果測定して成果を引き上げよう
        • 12.精度を上げてもっともっと成果を飛躍させよう
      • オウンドメディア
      • WordPress
        • wordpressウィジェット
        • wordpressテーマ
        • wordpressプラグイン
        • wordpressの基本操作
        • wordpressの導入と準備
        • wordpressの設定方法
        • ブログマーケティング
      • ソーシャルメディア
        • Facebook
      • ランディングページ
        • キャッチコピー
        • コピーライティング
      • メルマガ
      • EC
      • インタビュー
      • アーカイブ
    • 監修者/ライター一覧
      • 松澤 大輔
      • 木村 竜児
      • 野口 陽司
  • サービス一覧
    • サービスページ
      • コンテンツマーケティング立ち上げ&運用支援
      • SEO記事制作代行
      • キーワード設計代行
      • WEBサイト制作
      • 研修サービス
      • bazubu-shiki
      • ライティングツール「Pencii」
    • 資料請求
      • コンテンツマーケティング立ち上げ&運用支援サービス資料
      • SEO記事制作代行サービス資料
      • キーワード設計代行サービス資料
      • バズ部紹介資料
  • 支援実績
  • お役立ち資料
    • お役立ち資料一覧
      • 広告費を1/10にして売上を倍増させる全手法
      • バズ部が運営する月間20万PV超サイト11の生データ集
      • 良質なコンテンツを作成するための20のコツ
      • 最高のオウンドメディア支援会社を選ぶために行うべき7つの質問
      • バズ部紹介資料
      • バズ部公式メールマガジン
  • セミナー
  • 運営者情報

ご相談・お問い合わせ

© Copyright 2022 バズ部. All rights reserved.

ユーザーに届ける価値を徹底的に追求する
マーケティングを提供します

© Copyright 2022 バズ部. All rights reserved.

icon icon

icon
  • icon
  • icon
  • icon

05/22木8:00〜9:00

【5/22開催】バズ部の記事制作代行 商品説明会

  • オンライン
    1. バズ部 /
    2. SEO /
    3. コピーライティングとは?最も重要な考え方と成果を上げるテクニック
  • 最終更新日 2023.05.18

コピーライティングとは?最も重要な考え方と成果を上げるテクニック

コピーライティングとは何か。それは強いCTA(行動喚起)をもたらす、戦略的ライティングのことである。

強いCTAをもたらす戦略的ライティングが、コピーライティングである

マーケティングの主戦場がデジタル化した今、あらゆる企業が、コピーライティングと向き合っている。

しかし、こんな悩みを抱えていないだろうか。

  • 「どうやって書けばいいのか、わからない」
  • 「コピーの本を買って勉強したが、うまく書けない」
  • 「がんばって書いたのに、全然、売れない」

コピーライティングを学ぶために重要なのは、

「考え方を身につける」→「考え方の土台のうえに、エッセンスとして、テクニックを装備する」

というプロセスである。

多くの人が、テクニックまみれになって、“顧客に嫌われるコピー”を書いている。それでは、売れない。

この記事では、重要な考え方からテクニックまで解説する。まずは一読してほしい。

また、私たちバズ部は12年で400社以上のメディア支援を行い、

  • 立ち上げから10ヶ月で14.6億円の売上を産んだ不動産メディア
  • 8ヶ月で月間140万PVを実現したアプリメディア

など大きな成果を挙げ続けている。

各サイトの成功要因をインタビューしているので、
あなたのサイトに役立てて欲しい
⇒25サイトの成功事例インタビューはこちら

ebook
ebook

目次

  • 1. コピーライティングとは何か?
    • 1-1. 強いCTAをもたらす戦略的ライティングのこと
    • 1-2. コピーライティングの仕事とは「考えること」
  • 2. コピーライティングに重要な『1の法則(ルール・オブ・ワン)』
    • 2-1. 1人のターゲット
    • 2-2. 1つのメッセージ
    • 2-3. 1つのCTA
  • 3. 成果が高まるコピーライティングの基本フレーム
    • 3-1. インサイト
    • 3-2. ベネフィット
    • 3-3. エビデンス
  • 4. コピーライティングの流れ
    • 4-1. リサーチ
    • 4-2. 企画
    • 4-3. ライティング
    • 4-4. 推敲
    • 4-5. 校正
    • 4-6. 最終チェック
  • 5. コピーライティングを強める8つのテクニック
    • 5-1. 数字
    • 5-2. 疑問形
    • 5-3. 短くする
    • 5-4. 長くする
    • 5-5. 顧客が話す言葉
    • 5-6. 顧客を主語にした能動態
    • 5-7. ストーリーテリング
    • 5-8. パワーワード
  • 6. まとめ

1. コピーライティングとは何か?

最初に基礎知識として「そもそもコピーライティングとは何か」、定義から明らかにしていこう。

1-1. 強いCTAをもたらす戦略的ライティングのこと

コピーライティングとは、

  • 売るための文章
  • マーケティングを目的としたライティング
  • ランディングページやメルマガのテキスト
  • 広告や販促物に掲載する文

など、人によってさまざまな解釈があるだろう。

どれも間違いではないが、本記事では、冒頭でも触れたとおり、

「強いCTAをもたらす戦略的ライティングが、コピーライティングである」

と定義したい。

CTAとは、Call To Actionの略語で「行動喚起」という意味だ。

コピーライティングは、読み手に特定の行動を喚起する

コピーライティングは何のために行われるのかといえば、答えはシンプルで、

「読み手に、何かしらの行動をしてもらうため」

である。

たとえば、企業が行うコピーライティングであれば、購入、申込み、SNSのフォロー、コンテンツの購読など、さまざまな行動が考えられる。

読み手が特定の行動をとるように、戦略的に説得したり、影響を与えたりするプロセスが、コピーライティングである。

コピーライティングは、戦略である

コピーライティングでは、目に留まる言葉選び、読み手の感情に訴えるトピック、説得力のある話の展開など、戦略を立てて言葉を並べ、文章を紡ぐ。

だから、コピーライティングとは戦略なのだ。

1-2. コピーライティングの仕事とは「考えること」

別の言い方をすれば、コピーライティングの仕事とは、書くことよりも「考えること」である。

考えることが重要

多くの人が、ここを誤解して、いきなり「書き方」を学びに行ってしまう。

しかし、コピーライティングによってビジネス成果を得るため必要なのは「考え方」だ。

「文章を書くのが苦手」

とか、

「子どもの頃から作文が嫌いで……」

といった事情は、コピーライティングには関係がないから安心してほしい。

具体的にどう考えていけばよいのか、続けて解説しよう。

成功したオウンドメディアの要因を学ぶ

  • Article Image 1Article Image 1

    累計106億円の売上を叩き出した不動産会社のコンテンツマーケティング事例

    1

  • Article Image 2Article Image 2

    わずか8ヶ月で月間140万PVを実現したアプリ企業メディア成功事例

    2

  • Article Image 3Article Image 3

    問い合わせが月4,400件以上!自社メディアで驚異的なCV数を生み出した弁護士事務所

    3


2. コピーライティングに重要な『1の法則(ルール・オブ・ワン)』

The Rule of One

コピーライティングにおいて、最初に覚えるべき重要な考え方を挙げるなら、「1つの法則(ルール・オブ・ワン)」である。

具体的には、次の3つを意識してほしい。

● 1人のターゲット
● 1つのメッセージ
● 1つのCTA

ひとつずつ見ていこう。

2-1. 1人のターゲット

コピーライティングに取り組むとき、

「できるだけ、たくさんの人に売れるようにしよう」

と考えるのは、間違いである。

これはハマる人の多い罠だ。

たくさんの人に売れるように書いたコピーは、誰の心にも刺さらないので、何も起きない。顧客からの反響は皆無で、売上は増えない。

逆に、「たった1人」をターゲットとして、その人の心に届くようにコピーを書くと、売れる。

たった1人をターゲットにしたはずなのに、多くの顧客から反応があり、売上が増える。

なぜこのような現象が起きるのかといえば、ターゲットを1人に絞ることで、話を聞いてもらえる可能性が高まるからだ。

簡単な例を挙げよう。

群衆の中で、

「みなさん、聞いてください!」

とお願いしても誰も振り向いてくれない。

しかし、たとえば、

「ベビーカーに赤ちゃんを乗せているあなた!」

と名指しされると、ハッと立ち止まる。

同じことが、コピーライティングでも起きる。

“1人の人物”に焦点を当てることで、その人に直接語りかけ、その人特有の悩みやニーズに対応した文章を書くことができるのだ。

「なぜ1人に向けて書けばいいのか?」

について、より深く肚落ちさせたい方には、P&G出身のマーケターとして知られる西口一希氏の書籍をおすすめする。

本

西口 一希『たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング』

2-2. 1つのメッセージ

コピーライティングで伝えるメッセージは、1つに絞る。

伝えたいことがたくさんあって、あれもこれも……と詰め込まれたコピーは、結局何も伝えることができない。

たとえば、2時間の映画を見終わって、

「……で?結局、何が言いたかったの?」

と消化不良に陥ったことはないだろうか。

コピーも同じで、何が言いたいのかよくわからないコピーは、無意味である。

まして、企業の商業的なコピーは、読み手に割いてもらえる時間が極めて少ない。ごくわずかな時間に、最も重要なポイントを、絞り込んで伝えねばならない。

余計なことまで盛り込もうとすれば、本来伝えるべきメッセージが薄まる分、成果が低下するからだ。

「どのポイントに絞り込むか?」

は重要な命題である。

後ほど解説するが、多くの場合、伝えるべきメッセージは

「インサイト(=突かれると心が動くツボ、隠された本音)」

に集約される。

2-3. 1つのCTA

最後に「CTA」である。

コピーライティングを通じて喚起しようとする行動は、明確な1つのアクションに限定する。

たとえば、こう言われたら、どう感じるだろうか。

「この商品を買ってください。でも、まだそんな気分ではなかったら、メルマガに登録したり、資料をダウンロードしたり……、あ、SNSもやってます」

関西人なら、

「どうせえっちゅうねん!」

と突っ込みたくなるはずだ。

提示するアクションに自信がないから、たくさんオプションを提示して逃げたくなる。

「1つの明確で具体的なアクション」に絞ったほうが成果は上がるという原則を、常に念頭に置いてほしい。


3. 成果が高まるコピーライティングの基本フレーム

「1の法則」で原則を学んだら、次にインプットしてほしいのが「コピーライティングの基本の型」である。

コピーライティングの基本の型

コピーライティングは、以下の順に語ることで、成果を高めることができる。

● インサイト
● ベネフィット
● エビデンス

もちろん、これは基本型なので、すべてのコピーライティングがかくあるべき、という類いではない。

が、まずは基本を使いこなせるようになることが大切だ。それぞれ解説しよう。

3-1. インサイト

インサイト「眠れない...とお困りではありませんか?」

インサイト(コンシューマーインサイト)とは、顧客が心の底に抱えている本音、隠されたニーズ、行動の動機となっている無意識の信念などを指す。

顧客の立場から見ると、

「そこを指摘されたら、言い当てられた感じがして、ハッとする」

のが、インサイトだ。

  • 「ん、私のこと?」
  • 「そうそう、まさにそれで困っていたんです」
  • 「うまく言語化してくれた!」

こういった反応が得られたら、インサイトを突くよいコピーだ。

コピーライティングの重要な役割は、

「顧客は気づいていないけれど、顧客の生活や人生にとって重要な本心」

「気づいていても、モヤモヤとしていて、言語化できていない悩み」

これらをすくい上げて言語化し、顧客の前に届けることにある。

いたずらにキャッチーな言葉を使わなくても、インサイトさえ突けば、顧客の心を留めることができる。

インサイトとは、別の表現をすれば「人の心を動かすツボ」だからだ。

インサイトをどう見つけるか

「インサイトをどう見つけるか?」については、

「顧客の潜在ニーズに気づくことがあなたのビジネスにとって重要な理由」

を参照してほしい。

厳密には、インサイトは潜在ニーズ以外も含むという点で、より広義という違いはあるが、両者は極めて類似した概念である。潜在ニーズを探るプロセスが、コピーライティングに役立つ。

ニーズ全般について理解を深めたい方には「ニーズとは何か?きちんと理解したい普遍的な考え方と5つのモデル」がおすすめだ。

3-2. ベネフィット

ベネフィット「このサプリを飲むとグッスリ眠れます」

インサイトの次に述べるべきことは、「ベネフィット」である。

▼ ベネフィットとは?

製品やサービスを消費したり所有したりすることによって、顧客が受けとる便益のこと。この便益によって、顧客は自らが抱える問題を解決したり欲求を充足したりできる。(後略)

出典:情報・知識 imidas

ここまで繰り返し述べてきたとおり、コピーライティングとは、CTA(行動喚起)を行うものだ。

しかし、それは「買ってください!」と迫ることではない。アクションの結果、顧客が得られる利得を、明確に約束することである。

ベネフィットのパートで書くべきことは、たとえば「顧客がある商品やサービスを購入する」という行動をした場合に、顧客が何を得られるか?である。

3つのベネフィット

ベネフィットには、大きく3つのベネフィット(機能的/情緒的/自己実現)がある。

3つのベネフィット

機能的ベネフィットだけでなく、情緒的ベネフィットや自己実現ベネフィットにも言及することで、CTAが強められていく。

ただ、注意したいのは、ベネフィットは、コピーライティングによって作り出すものではない。

ブランドや商品開発の中核部分だからだ。上位戦略(マーケティング戦略、ブランド戦略、経営戦略など)で検討されるべきものである。

「ベネフィットがわからない」というときは、コピーライティングの仕事ではなく、マーケティングや経営の仕事として、ベネフィットを明確にする必要がある。

ブランド戦略におけるベネフィット設定の手順は「ブランディングとは?押さえておくべき基本と利益率を倍増する実践法」で取り上げている。参考にしてほしい。

3-3. エビデンス

エビデンス「国立大学の最新研究で実証された成分が配合されているからです」

インサイトとベネフィットだけでは、行動を喚起するにはまだ足りない。顧客を行動に向けて説得するためには、「証拠」が必要である。

その商品・サービスが、約束を果たすと信じるに足る理由を、説明しなければならないのだ。

別の言い方をすると、顧客の「本当に?」に答えることである。

エビデンスの必要性

▼ 「本当に?」に答えるエビデンスの例:

● 技術
● 成分、素材
● お客様の声
● 導入事例
● 専門家による推奨
● データ、統計
● 受賞歴
● 競合との比較

このような構成にすることで、顧客は「行動をしてみよう」という気持ちに説得されていく。

説得といっても、説き伏せるという意味ではない。

インサイトを突いて心を動かし、顧客が手にする利得を約束し、その証拠をロジカルに提示する。すると、顧客は自然に説得されて、行動したくなる。

この“CTAの仕掛け”を作る戦略が、コピーライティングなのだ。

「インサイト→ベネフィット→エビデンス」の基本型は、15秒CMでも、ランディングページでも、広告バナーでも、どんなコピーでも変わらない。

スペースに合わせて、適宜、ボリューム(文字数)を変えるだけである。


4. コピーライティングの流れ

ここまで、コピーライティングの重要な原則(1の法則)と、身につけるべき基本の型(インサイト→ベネフィット→エビデンス)を解説した。

続いて、「コピーライティングの流れ」を押さえておこう。

コピーライティングの流れ

コピーライティングは、“いきなり書き出し、完成したら終わり”ではなく、手順を踏むことで、洗練される。

それぞれ見ていこう。

4-1. リサーチ

コピーライティングの最初のステップリサーチ

コピーライティングの最初のステップは「リサーチ」である。

▼ リサーチする対象

● ターゲット層
● 商品・サービス
● 競合他社
● その他

具体的に何を調査すべきか?は、コピーライティングの内容によって異なるが、ターゲット、商品・サービス、競合他社の3要素は、十分に調べておく。

具体的なリサーチ手法の例として、以下がある。

● 顧客アンケート
● ユーザーインタビュー
● ソーシャルリスニング(SNS上の会話の収集・分析)
● Q&Aサイト(Yahoo!知恵袋、教えてgooなど)
● オンライン/オフラインの行動データ分析
● ビッグデータ分析
● 検索キーワード調査(※1)

※1:検索キーワード調査の手法については「キーワード選定|圧倒的集客を実現するコンテンツプランニングと絶対やるべき3つの事」を参考にしてほしい。

リサーチの目的は、ターゲットのニーズ・悩み・好み・興味関心を理解して、彼ら彼女らにとって適切かつ強力なメッセージを作れるようにすることにある。

そのための情報収集を、最初に行おう。

4-2. 企画

コピーライティングの2番目のステップ企画

有益な情報が蓄積されるまで、十分にリサーチを行ったら、得られた情報をもとに企画を立てる。

コピーライティングは、マーケティング担当者やデザイナーと協働することが多い。複数のメンバーが関わる場合には、方針をすり合わせるオリエンテーションを実施するとよいだろう。

コピーの目的、たった1人の誰に届けるか、伝えるべき重要なメッセージ、CTAの設計、インサイト→ベネフィット→エビデンスの方向性などを決めていく。

クライアントからの依頼でコピーライティングを行う場合は、クライアントのニーズをよくヒアリングして理解する。

この段階で、コピーのラフ案を作成して共有するのもよい方法だ。

4-3. ライティング

コピーライティングの3番目のステップライティング

企画段階を経て、方向性が定まったら、実際にコピーを書き始める。

ライティングの初心者で書き方がわからない、という方は、

「Webライティングとは?書き方の技術13項目【初心者〜中級者向け】」

に目を通してほしい。

コピーライティングとWebライティングは異なるものだが、上記記事ではライティング自体の基礎から解説しているので、基本を身につけるために役立つ。

4-4. 推敲

コピーライティングの4番目のステップ推敲

初校(最初の原稿)が完成したら、推敲を重ねていく。

コピーを磨き上げていくわけだが、このプロセスで行うことは書籍でいう「編集作業」である。

編集者が、作家から上がってきた原稿に赤入れ(修正依頼)をして、原稿の質を高めていくように、客観的な視点からコピーの質を高めていく。

● ターゲットのニーズに合っているか
● もっと短く言い換えられる部分はないか
● わかりづらいところはないか
● 論理の構造に矛盾はないか
● トーンはふさわしいか
● 説得力があるか
● 最後まで読まれるか
● 行動を喚起するか

マーケティング担当者やデザイナー、クライアントにも共有して、フィードバックを求めよう。受け取ったフィードバックをもとに、さらに練り上げていく。

4-5. 校正

コピーライティングの5番目のステップ校正

推敲を重ねて、原稿が完成に近づいてきたら、念入りな校正作業を行う。

チェックすべきポイントとして、以下が挙げられる。

● 誤字・脱字
● 表記揺れ
● 不適切表現
● コンプライアンス
● ファクトチェック

表記揺れや不適切表現をチェックする基準としては、企業ごとのルールがあればそれに従う。ない場合は、『記者ハンドブック 第14版』に準拠するとよいだろう。

記者ハンドブックは、新聞校正のガイドブックだが、多くの企業が、自社の文章表記のガイドブックとして採用している。

本、記者ハンドブック

共同通信社『記者ハンドブック 第14版』

加えて、広告販促に使われるコピーは、かならず法律を守らなければならない。

▼ 法律の例:

● 特定商取引に関する法律
● 不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法、景表法)
● 著作権法
● 商標法
● 個人情報保護法
● 健康増進法
● 薬機法
● 特定電子メール法
● 業界ごとの法律(ヘルスケア、美容、食品、不動産、金融など)
● その他

じつは、コピーライティングで書ける文章は、法律の規制を強く受けている。

法律に関する知識がない場合は、以下のような書籍で学んでおこう。

本、広告法律相談

『第2版 広告法律相談125問』

4-6. 最終チェック

コピーライティングの最終ステップ最終チェック

最後に、最終チェックを経て校了だ。

多くの場合、デザインの出し戻しと並行して、コピーの修正が行われる。

そのため、コピーライティングのプロセスはかならずしも直線的ではないが、上記の手順をイメージして進めることで、質を高めやすくなるだろう。


5. コピーライティングを強める8つのテクニック

最後に、コピーライティングを強めるテクニックをお伝えする。あえて最後に持ってきたのは、テクニックだけでは成果が出ないからだ。

考え方や基本型の“土台”によって、勝負は8割、決まっている。テクニックは、残りの2割の勝率を上げるスパイスでしかない。

その前提をよく踏まえたうえで、以下のテクニックをヒントに、さまざまなアプローチを試してみてほしい。

● 数字
● 疑問形
● 短くする
● 長くする
● 顧客が話す言葉
● 顧客を主語にした能動態
● ストーリーテリング
● パワーワード

ひとつずつ見ていこう。

5-1. 数字

コピーに数字を入れることで、具体性・信憑性を高めることができる。

● 私たちのツールは、多くの人に愛用されています。
 ↓
● 私たちのツールは、業界シェア98%です。

数字には、それ自体にアイキャッチ力もある。数字には、反射的に目が行きやすい、ということだ。

キャッチコピーやタイトルなど、アテンション効果を高めたいコピーに、数字を入れると効果的である。

5-2. 疑問形

疑問形は、読み手の興味を引くと同時に、読み手自身が考えるよう、促すことができる。

● 本当は「会社を辞めたい」という人が多いのです。
 ↓
● 本当は「会社を辞めたい」と思っていませんか?

疑問形を使うときには、読み手が「うんうん」「そうそう」と“YES”でうなずきながら、読み進められるように設計しよう。

YESを重ねるほど、顧客は説得されていくからだ。

5-3. 短くする

コピーライティングでは、「同じことを伝えるなら、文章は短ければ短いほどよい」と考える。

● お顔の中で目立って困る毛穴を、きれいにカバーしてくれる新発売のファンデーション
 ↓
● 悪目立ち毛穴、サッと消える!新・ファンデ

長く複雑な文章は読みづらく、伝えたいことが伝わらない。読まなくても、“見て”、要点をつかめるシンプルな文章が、コピーライティングに適している。

推敲の段階で、

「もっと短く言い換えられる部分はないか?」

とチェックする習慣を持とう。

5-4. 長くする

前述のとおり、同じことを伝えるなら短いほうがよいが、重要なのは短さではなく訴求力である。

場合によっては、あえて長いコピーのほうが、訴求力が高いケースもある。

たとえば、以下は長いコピーのほうが優れている。

● 3年後にFIRE
 ↓
● いま32歳のあなたが3年後にFIREする、たった1つの方法

「コピーは絶対に短くすべき」と思い込まずに、訴求力に焦点を当てて、柔軟にライティングする視点も併せ持っておこう。

5-5. 顧客が話す言葉

ターゲットとする顧客が、日常的に使っている言葉を使うと、アイキャッチ力や共感性を高めることができる。

● 「エネルギー料金の高騰が、家計に重くのしかかる……」とお困りの方へ。
 ↓
● 「今月の電気代、高くない?!」と思ったら。

これを実践するためには、顧客のことをよく知らなければならない。しっかりリサーチしたうえで、書き手の独りよがりではない言葉選びをしよう。

5-6. 顧客を主語にした能動態

ベネフィットを書くときには、「(企業によって)〜される」「(企業が)〜を提供する」という表現ではなく、「顧客が、○○になる」という言い回しを意識しよう。

● ひとくち飲んでいただくだけで、おいしい幸せをお届けします。
 ↓
● ひとくち飲むだけで、おいしくて幸せになる。

2つの文を読み比べてほしい。

後者では、コピーで描かれているシーンが、頭の中にイメージとして再生しやすいことがわかる。読み手が、「自分事」として捉えやすくなるのだ。

5-7. ストーリーテリング

ストーリーテリングとは、平易な言い方をすると「物語を語ること」である。

コピーライティングとストーリーテリングは別のものだが、コピーライティングにストーリーテリングの要素を取り入れることで、CTAを強めることが可能だ。

ストーリーテリングを理解するためには、十分な説明が必要なので、ここでは詳説しない。「まだ誤解されがちなストーリーテリング|その本質と実践のコツとは」に目を通してほしい。

5-8. パワーワード

パワーワード(強力な言葉)は、読み手にインパクトを与える言葉である。

▼ パワーワードの例

● 無料、0円、タダ
● 限定、今だけ、残りわずか
● 返品保証、○年保証付
● 実証済み
● 新しい、最新、新登場、新手法、新型、新製品
● ついに、いよいよ、とうとう
● 値引き(○% OFF、○○円引き)
● 日付・年(2023年、4月15日、今年、明日)
● 短期間(ひと晩で、5日間で)
● たった1つの、唯一の
● 禁止(〜しないでください、まだ買わないでください)
● どうやって〜したのか?(例:私はどうやって毛穴を消したのか?)
● 人間の欲・不安・損失にかかわる表現

注意点として、パワーワードを使いすぎると、「煽っている」「品がない」といったネガティブな印象を与える。

「ハッとさせる」「ギョッとさせる」ことに走りすぎるのは、おすすめしない。人の目を留めることはできても、CTAにならないからだ。

あくまでも「スパイス」として使う姿勢を忘れないでほしい。


6. まとめ

本記事では「コピーライティング」をテーマに解説した。要点を簡単にまとめておこう。

● コピーライティングとは、強いCTAをもたらす戦略的ライティングのこと
● コピーライティングの仕事とは、考えること

コピーライティングに重要な考え方は『1の法則(ルール・オブ・ワン)』である。

● 1人のターゲット
● 1つのメッセージ
● 1つのCTA

成果が高まるコピーライティングの基本フレームとして以下を解説した。

● インサイト
● ベネフィット
● エビデンス

コピーライティングの流れは次のとおりだ。

  1. リサーチ
  2. 企画
  3. ライティング
  4. 推敲
  5. 校正
  6. 最終チェック

コピーライティングを強める8つのテクニックとして、以下を紹介した。

● 数字
● 疑問形
● 短くする
● 長くする
● 顧客が話す言葉
● 顧客を主語にした能動態
● ストーリーテリング
● パワーワード

さて、ここまで読んでいただくと、基本の考え方とスパイスとしてのテクニックが身についたはずだ。

さらに極めたい方は「コピーライティング初級講座」を読み進めてほしい。ずばり「売れるコピーライティングのための10ステップ」を公開中である。

カテゴリー SEO

記事をシェアする

  • B!

無料eBook:バズ部式マーケティング
広告費を1/10にして売上を倍増させる全手法

広告に頼り切ったマーケティングの打開策としてコンテンツマーケティングについて調べているけれど、よく分からないと悩んでいませんか?

本書は弊社やクライアント様がコンテンツマーケティングに取り組み

  • ・SEOのみで月間100万PV集めた方法
  • ・平均6.92%のコンバージョン率が出た新規顧客獲得法
  • ・CPLやCPAを大幅に改善した方法とそのからくり

など、コンテンツマーケティングの効果と、具体的な施策内容を全94ページに渡って詳細に解説しているものです。

ぜひ、貴社のWEBマーケティングにもご活用ください。

eBookをダウンロード

未読

参考にしていただきたい事例

liskulのtopページ

リスティング広告

1年でプッシュ型営業からプル型へ!毎月約200件の問い合わせを獲得するデジタルマーケティングブログ

  • SOLDOUT
  • ソウルドアウト株式会社様

学校 コンテンツマーケティング

学校・教育

1年半で億単位の貢献を果たすまでに成長した学校法人のコンテンツマーケティング事例

  • 神田外語学院
  • 神田外語学院 様
アバター
  • 著者 : バズ部編集部

ユーザーに届ける価値を徹底的に追及するのがバズ部式マーケティング。
バズ部では、ユーザー主義を貫きながら、なおかつ数字にこだわり結果を出してきた手法やノウハウを惜しみなく提供していきます。

  • 会社概要
  • 採用情報
  • セミナー
  • サービス紹介
  • 記事一覧

icon

株式会社ルーシー東京都港区新橋5-10-5 PMO新橋II 8階

ABOUT US

  • 運営者情報
  • セミナー
  • 採用情報
  • お問い合わせ
  • プライバシーポリシー
  • 特定商取引法に基づく表記
  • 紹介メディア

© Copyright 2025 バズ部. All rights reserved.