こんにちは。バズ部の房宗です。
今回は、AI検索経由の問い合わせを3ヶ月で4倍に伸ばし、年換算で5,000万円の受注につなげたリフォーム会社様の事例をご紹介します。

問い合わせを増やしたいとき、多くの会社は対応エリアをできるだけ広く打ち出そうとします。ですが今回、私たちが最初の対策エリアとして選んだのは、人口5万〜10万人規模の市を含む、わずか3つの市でした。
この話を社内の川添にしたところ、「そこまで絞って本当に大丈夫なの?」と突っ込まれたのですが、成果の決め手はまさにその「絞り込み」にあります。その理由と成果の裏側を、詳しくお話します。(この内容は動画版コンテンツとしても公開していますので、ぜひあわせてご覧ください。)
また、この事例を見て「うちの地域でも」と思われた方は、ぜひ直接ご相談ください。貴社の商圏と強みを踏まえて、最初に狙うべきエリアをご提案させていただきます。
目次
AI経由の問い合わせ4倍・受注率50%を実現した事例

─── 今回のリフォーム会社さん、AI検索経由の問い合わせが3ヶ月で4倍になっただけじゃなくて、受注率も約50%なんだよね。これ、かなりすごい成果じゃない?
【AI経由の月間問い合わせ数】 月2件 → 月8件(4倍) ※支援前平均 2026年1〜3月→支援後平均 2026年4〜6月 【AI経由の受注率】 約50% 【主な実施内容】 ・「市×得意な工事」で競合の少ない領域を選定 |
そうなんですよ。もともとバズ部でSEOを支援していた地域密着型のリフォーム会社さんで、AI検索対策は今回が初めてでしたが、3ヶ月でここまでの成果につながりました。
しかも、AI経由の問い合わせの約半数が受注に至っている。平均単価は約100万円なので、AI経由だけで月400万円規模の売上が生まれている計算です。
リフォーム会社が競合と差をつけた「商圏の絞り方」

─── リフォーム会社って、お客さんからすると違いが見えにくくて、差別化が難しい業界な気がするけど。今回、何をしたらそんなに成果が出たの?
リフォームや外壁塗装って、エリアの要素がすごく強いじゃないですか。今回の会社さんも、もともと3都道府県ほどを商圏としていたんですが、それを「〇〇県〇〇市」という市単位まで細かく分解して、一つひとつのエリアを攻略していきました。
さらに、この会社さんは特定の工事に強みがあったので、そこまで絞り込んでいます。つまり、「〇〇市でこの工事をしたい」という人に対して、自社の強みを伝えるページを作ったわけです。ここまで絞ると競合もかなり限られてきますし、実際、こうしたニーズに対して十分に対策している会社は、まだほとんどいないと思います。
─── 「〇〇市でリフォームするならうちですよ」と、地域ごとに打ち出したんだね。でも、市単位ってかなり細かいよね。政令指定都市みたいな大きな市を狙っているの?
いえ、人口30万人くらいの市もありますが、5万〜10万人ほどの市もあります。それだけ人口がいれば、年間で何人かはその工事をしたい人がいるので。
最初はたった3エリア。成果を確認して最大80エリアへ横展開

─── そこまで小さな市も狙うんだ! そういう市をいくつも攻略して、今回の成果につながったの?
いえ、プログラムの3ヶ月で対策したのは、たった3つの市なんですよ。それだけで、「AI経由」の問い合わせが月2件→月8件に増えました。しかも、この会社さんの本来の商圏は市単位で分けると最大80エリアほどあるので、最初の3エリアで出た成果を、今はほかの地域にも横展開しているところです。
─── それはすごいね。でも、80エリアまで広げるとなると、ページの中身はどう作り分けるの? 地名だけ変えたようなほとんど同じ内容にならない?
そこは気をつけているところですね。基本的な構成はある程度共通化できますが、地名を入れ替えるだけではありません。
たとえば、その市から店舗までのアクセスや、その地域での施工実績など、実際にその市のお客さんが知りたい情報を盛り込んでいます。今回の会社さんは各地に施工実績があるので、地域ごとに内容を変えられるんですよ。
実際、横展開したページも、各地域で次々とAI検索の上位に出てきています。プログラム終了から2ヶ月後に改めて計測してみると、AI経由の問い合わせは月12件まで伸びていました。最初の月2件から、わずか5ヶ月で6倍です。
なぜ、問い合わせの2件に1件が受注につながったのか?

─── それにしても、受注率50%は高いよね。問い合わせの半分が契約になるって、どうしてそこまで高いの?
この会社さんは、もともと全体的に受注率が高いみたいなんですが、それにしても50%はすごい数字だと思います。大きいのは、お客さんのニーズを細かく絞っていることですね。「リフォーム会社を探している」人より、「〇〇市で、この工事をお願いしたい」人の方が、依頼したいことが明確じゃないですか。
しかも、この会社さんは一般的な業者では対応しづらい工事を、昔から数多く手がけてきた実績があります。お客さんのニーズと自社の強みがしっかり合っていることが、受注率の高さにつながっていると思います。
─── しかもリフォームなら、1件受注したときの金額も結構大きいんじゃない?
平均100万円ぐらいですね。月8件の問い合わせで受注率50%なら、月4件の受注。単純計算で月400万円、年間約5,000万円規模の売上になります。
これって、かなり大きいですよね。クリニックや学習塾、士業など、地域性が強くて一定の単価があるビジネスにも通じる話だと思います。
大量のアクセスを集めなくても、自社の強みを必要としている人から問い合わせを獲得できれば、大きな売上につながる。AI検索には、こうしたチャンスがあると証明できたのも良かったです。
成果を左右するのは、実はとても地味なこと

─── 今回の事例、房宗くん的には何が成功の鍵だった?
うまく自社の強みが活きる領域に絞って、その強みをしっかり出せたことですね。
……という、あまり面白くない回答になっちゃうんですけど。
─── 面白くないね(笑)でも、マーケティングの一番大事なことろだよね。みんな「それはそうでしょ」と思うのに、実際にはできていない。しかも、こういう話ってあまりキャッチーじゃないんだよね。
そうなんですよ。「自社の強みが活きる領域を見つけましょう」と言うより、「AIでコンテンツを量産しましょう」と言った方が、よっぽど目を引くじゃないですか。記事を100本、動画を100本作る方が、企業としても取り組みがわかりやすいし、お金も出しやすい。でも、マーケティングの成果って、そういうところにはないですよね。
─── 本当にバズ部って、いつも地味だよね。
本当にやっていることは地味だと思う(笑)ただ、AIによって誰でも大量のコンテンツを作れるようになった今、数を増やすこと自体の価値は下がっていくと思っています。その分、誰に何を届ければ選んでもらえるのか、というマーケティングの本質的な部分がますます重要になってくる。今回の事例も、まさにそこが成果につながったので。
─── ゴミを量産しても意味ないのにね。中身を見ていると意味ないってわかるはずなんだけどな。でも、だからこそ、こうした取り組みに「一緒にやりましょう」と言ってくれるクライアントさんは本当にありがたいし、私たちも力が入るよね。
自社でやるなら戦う領域を“もう一段”絞る

─── じゃあ、この事例を見た方が自社で取り組むなら、何から始めればいい?
まずは、自社がどこで戦うかを、もう一段階絞り込むことですね。
例えば「相続に強い」ではなく「相続登記」、さらにその中でも得意な領域まで絞っていく。狭すぎると思うかもしれませんが、それなら領域を複数つくればいいんです。そして、なぜ自社がそこに強いのか、どんな実績があるのかを具体的に書いたページをつくる。まずはそこから始めてほしいですね。
─── それで問い合わせが増えるのか、なかなかイメージが持てないと思うんだよね。
ちょっと個人的な話なんですけど、最近、僕自身が病院を探していて、それを実感したことがありました。
ビタミンB6の検査で、特定の3種類を測れる病院を探していたんですが、そこまで詳しく書いている病院がほとんどなかったんです。そんな中、対応していることを明記している病院が1つあって、僕はそこに予約しました。他にも対応できる病院はあったと思います。でも、書かれていなかったので、僕の比較検討には残らなかったんですよね。

これって、いろんな業種で起きていると思うんです。実際には対応できることでも、Webサイトに書いていないだけで選択肢から外れてしまう。 すごくもったいないことだと思います。
おわりに
今回は、地域密着型のリフォーム会社様が、AI経由の問い合わせを3ヶ月で4倍に伸ばし、約50%の受注率を実現した事例をご紹介しました。
成果の鍵は、自社の強みが活きる領域を絞り、その強みを具体的に伝えたことです。決して派手な施策ではありませんが、こうした地道な取り組みが大きな成果を生むのだと、改めて感じています。
一方で、強みを伝えきれずに問い合わせを逃している会社は、まだまだ多いのが現状です。
バズ部の「AI対策90日プログラム」では、埋もれた強みの発掘から問い合わせにつなげるAI検索対策までご支援していますので、自社のどこに機会があるのか、ぜひ一緒に見つけていきましょう。




