- オンライン
11/27水19:00〜20:00
ランディングページのコンバージョンを最大限に高める唯一の方法はテストと改善を繰り返すことだ。
しかし、ほとんどの方は、一度ランディングページを作ったら、その後は放ったらかしにしてしまっているのではないだろうか?
または、コンバージョンを高めるためには、テストが重要なことを理解していても、実際にテストをするのは大変だと思っているのではないだろうか?
しかし、実際は、ランディングページのテストをする時は、全ての要素を一度に変えるのではなく、1つ1つのちょっとした変更を加えていくものなので、一回一回の手間は少ない。
さらに何をテストすれば良いかが分かっていれば、スムーズに進めることができる。
そして、テストを行うことで、コンバージョン率は確実に倍増する。そこで、本日はランディングページのコンバージョンを確実に倍増させる15の改善法をご紹介する。
目次
実際にランディングページをWEB上に公開してテストをする前に、ネット外で出来る簡単なテストを行おう。以下の3つのテストを行うと、高い精度で、ランディングページの有効性を判断することができる。
誰かにあなたのランディングページの最初の部分を5秒だけ見てもらおう。そして、画面を閉じて、印象に残った点を聞いてみよう。商品のコンセプトが伝るランディングページなら、あなたが求めている答えが返ってくるはずだ。
もし、ここで、的外れの回答が返って来たら、あなたのランディングページは伝えるべき点を伝えられていないことになる。その場合は、キャッチコピーやブレット、CTAボタンの配置を見直そう。
ランディングページの上の部分を印刷して壁に貼り、自分の身長分だけ離れたところから見てみよう。少し離れたところからランディングページを見た時、どの部分が最も印象強く見えるだろうか?
もし、この時にキャッチコピーとCTAボタンが印象に残らないようなら、そのランディングページは問題を抱えていることになる。
あなたの商品だけでなく、あなたの会社自体の優良(ファン)客にお願いをして、ランディングページのチェックをしてもらおう。あなたがメルマガマーケティングに取り組んでいて、顧客リストをしっかりと管理しているなら、喜んで協力してくれる優良(ファン)客が大勢いるはずだ。
感想を貰うときは、お返しに、何かささやかなプレゼントを用意しておこう。
ターゲット設定は、成果の出るランディングページを作るために非常に重要なものだ。同じ商品でも、ターゲット選定を間違えると全く結果が出ない。一方、どんぴしゃりのターゲット選定ができると、平均的なコピーライティングやデザインで商品は飛ぶように売れる。
年齢や属性、リストの取得元などの指標をもとに、リストを複数に分割して、ランディングページへ誘導しよう。同じランディングページでも、リストの属性によって反応率は大きく変わる。
それぞれのセグメントの反応率の違いを計測しておくと、売上を最大化するために、どのターゲット層に集中すれば良いのかが分かる。
参照:顧客セグメントの選定方法
あなたのランディングページへのアクセス流入源を計測しよう。「検索エンジンからなのか?」「ソーシャルメディアからなのか?」「他サイトからなのか?」メインのアクセス源がどこかによって、ランディングページで伝えるべきことも変わってくる。
私は、ランディングページにおいてはデザインよりも文字(コピー)そのものを重要に考えている。どれだけキレイなデザインでも、文字が読みづらければ一切OKはしない。一方、デザインが平凡でも、伝えるべきコピーが見やすく整理されていればOKをする。
以下の3つの点は、コピーの中でも特に重要なポイントなので繰り返しテストをしよう。
私の経験上、ランディングページのコンバージョンに最も大きく影響するのがキャッチコピーだ。従って、キャッチコピーは、繰り返しテストすることにしている。例えば、キャッチコピーの中で、「新しさ」「お得感」「簡便性」などの要素のうち、どれを全面に押し出すかで反応は変わる。
参照:組み合わせて使うだけで高い成果を出すキャッチコピーの基本型30選
CTA(コール・トゥ・アクション)ボタンの文言が1つ違うだけで、コンバージョン率は大きく変わる。例えば、「ダウンロード」という文言を「無料ダウンロード」としたり、「購入」を「お申し込み」に変えるだけで、どれぐらいの違いが出るかを、ぜひ計測してみて欲しい。
コピーライティングは、トップコピー、ボディコピー、クロージングコピーの3つのパーツで成り立っている。
さらに、ボディコピーの中では、あなたの商品を使うことによって確実に得られる「結果」、お客様の声などの「安心」、今までの実績などを見せる「信頼」、科学的かつロジカルに商品の効果の確かさを伝える「実証」の4つの要素がある。
更に、クロージングコピーでは、商品の貴重さを伝える「希少性」、ここ以外では手に入らないなどの「限定性」、今すぐに決断してもらうための「緊急性」の3つの要素がある。そして、これらの要素を配置する順番も、コンバージョンに大きな影響を与える。
何度かテストをして、ベストの配置を見つけ出そう。
デザインをテストするときに追求するべきことは、そのデザインの見た目ではなく、いかに機能的なデザインになっているかどうかだ。具体的には、下記のようなポイントをチェックして、テストを重ねよう。
コピーライティングの各要素の配置方法によってコンバージョンが変わる通り、CTAボタン、画像、動画などのグラフィック要素の配置も、コンバージョンに大きな影響を及ぼす。これらのグラフィック要素の配置も何度もテストしよう。
また、画像や動画が不要だと感じたら、削除することも考慮にいれておこう。
参照:私が数字の出るランディングページを作るために徹底している7つのコト
ヒートマップソフトを使って、訪問者のランディングページ上の目線の動きを観察しよう。ヒートマップは、上でお伝えしたCTAや画像、動画の配置場所に関して、大きなヒントを与えてくれる。
デザインを変える際は、ランディングページ全体をガラッと変えるのではなく、文字のサイズやボタンの大きさや色などの1つ1つの要素から手を加えて行こう。一気に変えてしまうと、それまでに計測していたデータがリセットされてしまい、改善策を科学的に計測することができなくなってしまう。
文字のサイズやボタンの大きさ、色などを変える時は、一目で違いが分かるように大きく変更を加えてみよう。ほんのちょっとのずれを治したり、ボタンにシャドーを入れたりといった程度の小さな変更は、コンバージョンにはあまり関係がない。
変える時は、違いが一目で分かるぐらいに変えることで、その部分が、どれほどコンバージョンに影響を与えるかを確認することができる。
小さく細かく変更するのは、それが分かってからにしよう。
最後に、ランディングページを改善して、高いコンバージョンを出すための心構えを3つご紹介する。
ランディングページの作成者にとっては、自分が作ったページから、コンバージョンが生まれていないという事実と向かい合うのは、非常に難しいことだ。
しかし、自分に厳しく数字だけをもとに判断するようにしよう。
ランディングページの判断基準は数字以外にはない。どれだけ優秀なコピーライター、デザイナーでも、最初から結果が出るランディングページを完成させることはできない。
あなたが優秀になれるか平凡なままでいるかは、「どれだけ数字という結果にフォーカスできるか?」そして、「数字を上げるために情熱を持っているか?」で決まる。
ランディングページの1つ1つの要素をテストする時には、そこを改善することによって、どのような結果が見込めるかという仮説を立てる癖をつけよう。
すると、テストを繰り返すたびに、あなたの仮説の精度はどんどん高まる。そして、最終的には、ランディングページを一目見ただけで、どこをどう変えれば、どのような数字が出るかを、かなり高い精度で予測することができる。
目標としているコンバージョン率が出るようになった後も、継続的に数字を計測しておこう。
ランディングページにも寿命があるので、どれだけ高い数字を出していたものでも、やがてコンバージョンは落ちて行く。その時は、別の見せ方を検討して、コンバージョンを維持、または更に高めるための工夫が必要となる。
ランディングページの改善には終わりがないということを知っておこう。
このように、ランディングページのテストを継続的に行うことによって、コンバージョンを出すための形が鮮明に見えてくるようになる。そして、コンバージョンを出すための形が分かれば、今度は、最初から高い数字が出るランディングページを作れるようになる。
そして、その後もテストを繰り返すことによって、あなたの知識やスキルは、どんどん洗練されていく。そして、それに従い商品の売上も増えて行く。
テストと言うと地味な印象だが、実際に行ってみると、自分のスキルも上がり、会社の売上も増えるので、非常にやりがいがあるものだ。
是非、参考にして欲しい。
広告に頼り切ったマーケティングの打開策としてコンテンツマーケティングについて調べているけれど、よく分からないと悩んでいませんか?
本書は弊社やクライアント様がコンテンツマーケティングに取り組み
など、コンテンツマーケティングの効果と、具体的な施策内容を全94ページに渡って詳細に解説しているものです。
ぜひ、貴社のWEBマーケティングにもご活用ください。