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    強調スニペットとは?出し方のテクニックと意外なデメリット・注意点

    強調スニペットとは、Googleの検索結果画面の最上部に、標準とは異なる目立った形式で表示される説明文のことで、ユーザーが検索したキーワードに対する簡潔な解答が表示される仕組みとなっている。

    ユーザーは強調スニペットによって、欲しかった情報の答えをスピーディに入手できる。サイト運営者としては、視認性が高くなって目立つというメリットがある。

    本記事では、

    「強調スニペットの出し方を教えてほしい」

    という声にお応えして、出し方のテクニックを詳細に解説する。

    ただし、じつは強調スニペットには意外なデメリットもあることも、お伝えしたい。

    強調スニペットの長所と弱点の双方を押さえて、SEO対策に役立てていただければ幸いだ。


    1. 強調スニペットとは?基本の知識

    最初に強調スニペットとは何か、基本の知識から見ていこう。

    1-1. 検索ユーザーが探している解答を検索結果の最上部に表示

    強調スニペットとは、Google検索結果の表示形式の一種だ。

    たとえば以下は「強調スニペット」というキーワードでの検索結果である。

    検索順位2位以下のページは通常の形式で表示されているが、その上部に、検索順位1位のページが異なる形式で表示されている。これが強調スニペットである。

    そもそもスニペットとは、検索結果でページリンクの下に表示されているテキストを指す。

    スニペット(snippet)は断片・切れ端のことで、文章などの短い抜粋や要約という意味もある。

    強調スニペットでは、このスニペットが強調される。通常の形式とは逆に、ページリンクの下ではなく上に表示され、文字数も多い。

    あくまで一例ではあるが、「強調スニペット」のキーワードであれば、通常のスニペットの1.5倍の文字量が強調スニペットに表示されている。

    Featured snippets(注目の)

    ちなみに、日本語では「強調スニペット」の訳が使われているが、元の英語は「Featured snippets」である。

    Googleが「このスニペットに注目だ!」とフィーチャーしたスニペットが強調される仕組みだ。

    1-2. 強調スニペットはシンプルに「目立つ」

    強調スニペットの利点は、シンプルに「目立つ」ことだ。フィーチャーされ、特別な形式で表示されるため、ユーザーの目線を捉えやすい。

    よって、

    「強調スニペットに自社の記事を表示させるために、どうすればよいか?」

    という質問を受けることがあるし、実際に私たちも強調スニペットに表示されるよう、意図的にライティングすることがある。

    具体的なテクニックは、次章で詳しくレクチャーすることにしよう。

    ただし注意点もあり、強調スニペットには意外なデメリットもある。デメリットについてはテクニックを解説した後、「3. 強調スニペットの意外なデメリット」でお伝えする。


    2. 強調スニペットの出し方のテクニック

    強調スニペットの出し方としては、以下6つのポイントがある。

    • 強調スニペットが表示されやすいKW選び
    • 検索順位1位を獲得
    • 強調スニペット狙いのテキストを冒頭へ配置
    • テキストは2〜3センテンス・120〜150字程度
    • HTMLタグでマークアップ
    • 強調スニペットに関するポリシーに準拠


    ひとつずつ見ていこう。

    2-1. ポイント1:強調スニペットが表示されやすいKW選び

    1つめのポイントは「強調スニペットが表示されやすいKW選び」である。

    米国のSEO先進企業であるMozの資料によれば、

    〈SERP(検索結果ページ)のうち、強調スニペットが表示されているページは【24%】

    だという。

    強調スニペットに表示することを優先するのなら、表示されやすいKWを選定する必要がある。

    「○○とは?」など質問系KWが狙い目

    Googleの意図を想像しよう。Googleは、検索ユーザーの質問にすばやく答えるために、答えと思われる部分をフィーチャーして提示している。

    よって、強調スニペットの範囲内で、端的に答えが出せるキーワードは、強調スニペットが表示されやすい。

    代表例が「○○とは?」と意味や定義を調べるKWだ。“とは系”以外にも質問系のKWは、強調スニペットが出やすい。

    検索順位10位以内で強調スニペット表示のKWから着手 

    実務上おすすめしたいのは、自社メディアのページが検索1ページ(10位以内)に位置しており、かつ1位のページで強調スニペットが表示されているKWから着手することだ。

    10位以内に位置しているページをブラッシュアップすることで、強調スニペットの獲得を狙う(ブラッシュアップのやり方は続けて読み進めてほしい)。

    2-2. ポイント2:検索順位1位を獲得

    2つめのポイントは「検索順位1位を獲得」である。

    ……と聞くと、こんな疑問を持つ方がいるかもしれない。

    「強調スニペットは、オーガニックの検索結果とは別の、0位ポジションなのでは?」

    結論からいうと、現在は当てはまらない。

    強調スニペットが0位ポジションだったのは過去の話で、現在は検索結果1ページめの1〜10位に強調スニペットは含まれている。

    現在は強調スニペット採用ページは1回しか表示されない

    少し補足しよう。

    強調スニペットは、Google検索で1位よりも上に表示されるという意味で「0位(Position Zero)」と呼ばれていた。

    「1位よりも上に表示される、強調スニペットを獲得しよう!」

    といった記事も散見される。

    たしかに2020年1月以前は、たとえば検索結果1ページめの最初に強調スニペットが掲載され、同ページへのリンクが5位の位置にも表示される、という仕様だった(つまり、強調スニペットに加えて、検索結果にも再度、登場する)。

    しかし現在は、強調スニペットに採用されたページが、検索結果に2回目の登場をすることはない。検索結果1ページめに表示されるのは、強調スニペットを含んだ1〜10位である。

    よって、「強調スニペットが表示されるKWで、検索順位1位を獲得する」と、おのずと強調スニペットが表示される可能性が高い、というわけだ。

    1位を獲得するために実践すべきことは、この記事には書ききれないので「seoとは?最短で成果を出すために必要な知識と実践方法の全て」をチェックしてほしい。

    2-3. ポイント3:強調スニペット狙いのテキストを冒頭へ配置 

    3つめのポイントは「強調スニペット狙いのテキストを冒頭へ配置」である。

    記事の書き出しのセオリーとして、「共感(例:○○といったことにお悩みではありませんか?)型」にして、ユーザーの心をつかむという手法がある。

    しかし、強調スニペットを狙う場合には、単刀直入に「答え」から述べたほうがよい。

    たとえば「乾燥肌」のKWで考えてみよう。

    ▼ 共感型の書き出し

    「乾燥肌を治すには、どうしたらいいんだろう……」

    粉をふくほどカサつく乾燥肌に悩んで、解決方法を探しているところではありませんか。

     

    ▼ 強調スニペット狙いの書き出し

    乾燥肌とは、肌の水分および皮脂が不足してうるおいが蒸発し、角質層とよばれる部分の水分量が低下している状態をいいます。乾燥肌の原因は、空気の乾燥、紫外線、加齢、洗顔のしすぎなどが挙げられます。粉ふき、皮むけ、つっぱり感、かさつき、かゆみなどの症状が現れ、シワの原因となることもあります。

     
    ここを意図的に狙っていなくても、「逆ピラミッド型」のライティング手法を採用しているメディアでは、強調スニペットを獲りやすい傾向にある。 

    逆ピラミッド型とはMozが提唱している手法で、「回答→詳細→補足」の順にライティングする。

    疑問に答えるタイプのSEOコンテンツは“逆ピラミッド型”で書くべし(前編) | Moz – SEOとインバウンドマーケティングの実践情報」に詳しい。

    2-4. ポイント4:テキストは2〜3センテンス・120〜150字程度

    4つめのポイントは「テキストは2〜3センテンス・120〜150字程度」である。

    実際にいくつかの強調スニペットを注意して見てほしいのだが、多くの強調スニペットは、2〜3センテンスで120〜150字以内に収まっている。

    このフォーマットに合わせたテキストを、前述のとおりページの冒頭(書き出し部分)に配置するのがコツだ。

    「単刀直入に答えから」と述べたが、端的に答えるといっても1文では短すぎる、と覚えてほしい。 

    先ほどの乾燥肌の例でいえば、

    • 1文:乾燥肌とは、肌の水分および皮脂が不足してうるおいが蒸発し、角質層とよばれる部分の水分量が低下している状態をいいます。
      (計58字)

    • 2文:乾燥肌の原因は、空気の乾燥、紫外線、加齢、洗顔のしすぎなどが挙げられます。
      (計95字)

    • 3文:粉ふき、皮むけ、つっぱり感、かさつき、かゆみなどの症状が現れ、シワの原因となることもあります。
      (計142字)

     
    となる。

      “とは系KWの答え”というと、実際のところ1文で済んでしまうことも多い(例:●●とは、×××です)。だが、そこから少し踏み込んだ詳細の1〜2文を足して、合計120〜150字を目指して調整するとよい。

      2-5. ポイント5:HTMLタグでマークアップ

      5つめのポイントは「HTMLタグでマークアップ」である。

      リストやテーブル(表)で見せることがユーザーニーズに合うKWの場合は、HTMLタグでマークアップしておくと、強調スニペットもマークアップされた状態で表示される。 

      ol ul liタグ(リストタグ)

      「〜の●個のコツ/ポイント」や「〜の手順」といったKWは、リストタグを使うとよい。

      ▼ 例

      table タグ

      データやランキングなど、表にして見せるとわかりやすい内容は、tableタグを使う。

      ▼ 例

       

      2-6. ポイント6:強調スニペットに関するポリシーに準拠

      最後に6つめのポイントは「強調スニペットに関するポリシーに準拠」である。

      以下に、Google検索ヘルプに記載されたポリシーを引用する。

      ▼ 強調スニペットに関するポリシー

      強調スニペットがすべてのユーザーにとって便利な機能となるよう、Google では Google 検索の全般的なポリシーやこのような検索機能に関するポリシーに違反しているスニペットを表示しないようにするシステムを構築しています。

      ・危険なコンテンツ
      ・不正行為
      ・ハラスメント コンテンツ
      ・ヘイト コンテンツ
      ・操作されたメディア
      ・医療のコンテンツ
      ・露骨な性的描写を含むコンテンツ
      ・テロに関するコンテンツ
      ・暴力や残虐行為
      ・下品な言葉や冒とく的表現

      詳しくは、Google 検索のコンテンツ ポリシーについての記事をご覧ください。 

      強調スニペットには、以下の機能固有の追加ポリシーもあります。

      公共性の高いトピックにおいて合意が得られている内容と反している: 多くの社会問題、医療問題、科学論争、歴史認識などの公共性の高いコンテンツについては、専門家が広く合意している内容や十分に確立された意見と反している場合、強調スニペットに含めることはできません。

      注: 以上のポリシーは、強調スニペットの表示に関して適用されます。ウェブ検索のリスティングには適用されず、削除も行われません。

      出典:Google の強調スニペットの仕組み

      前半部分はGoogleの全般的なポリシーであるから、問題ないだろう。注意したいのは後半の強調スニペットに特有の追加ポリシーだ。

      一般的な情報のほうが勝率が高くなる

      「公共性の高いトピックにおいて合意が得られている内容と反している」と、強調スニペットは表示されない。

      「一般的な見解とは一線を画する、ユニークな主義主張を展開すること」と、強調スニペットの獲得は両立しにくいことを、覚えておこう。

      強調スニペットの獲得を優先するのなら、一般的によく知られた見解や客観的データ(例:サイズ・数量・価格などの数字)で表せるコンテンツを展開したほうが、勝率が高くなる。

      なお、誤解なきよう念のため補足すると、ユニークな主義主張の展開が悪いのではない。むしろその逆で、ユニークさなくして本当のコンテンツマーケティングの成功はないだろう。

      だが、ケースバイケースで、意図的に強調スニペットの獲得を優先したい事情があるのなら、あえてユニークさを控えることが戦略となる、ということだ。


      3. 強調スニペットの意外なデメリット

      続いて、強調スニペットの意外なデメリットを紹介したい。大きく分けて4つの懸念がある。

      • 忌避ユーザーの存在
      • ゼロクリックサーチの問題
      • 誤情報およびその掲載事実の拡散性
      • クリック時の自動スクロール

      3-1. 忌避ユーザーの存在

      1つめは「忌避ユーザーの存在」だ。

      「強調スニペットが邪魔だ、うざい」

      というユーザーも存在する。

      たとえば、以下は強調スニペットのサジェストだ。

      「出し方」「とは」といったワードに次いで「邪魔」「非表示」が出現している。

      検索結果画面から非表示にする方法はないので、Chromeの拡張機能などを駆使して、非表示にするノウハウを提供しているユーザーもいる。

      強調スニペットが、かならずしもユーザーに歓迎されているわけではない事実は、頭の片隅に入れておいたほうがよいだろう。

      3-2. ゼロクリックサーチの問題

      2つめは「ゼロクリックサーチの問題」である。

      ここまでお読みいただき、うすうす感じていた方もいるだろうが、

      「強調スニペットで満足な答えを得たユーザーは、クリックしない」

      という由々しき問題がある。

      Google視点でみると、クリックせずにGoogleの検索画面上でユーザーがニーズを満たすことは正義である。

      しかし、自社サイトへのアクセス増を目的としてSEOに取り組んでいる身としては、

      「ユーザーニーズは満たしたいが、自社サイトで満たしたい」

      というジレンマがある。

      「強調スニペットを獲得したからといって、自社の利益に結びつくのか?」

      という点は、ぜひ社内でシビアに分析・議論してほしい。

      ゼロクリックサーチの割合:約65%


      参考までに、SimilarWebの調査によれば、2020年のGoogle検索の約65%がゼロクリックサーチであり、前年の50%から増加している。

      出典:SparKToro

      モバイルデバイスに限定すると、ゼロクリックサーチの割合は77%にも及ぶとされる。

      米国ではGoogleへの規制を求める声もあがっている。そういった意味では、強調スニペットはまだ発展途上の機能ともいえ、依存しすぎるのは危険だ。

      今後のアップデートで、何かしらの仕様変更が施される可能性を多分に含んでいる。

      3-3. 誤情報およびその掲載事実の拡散性

      3つめは「誤情報およびその掲載事実の拡散性」の問題である。

      強調スニペットに誤った情報が掲載されていると、当然ながらそれを目にしたユーザーが不利益を被る。ユーザーに迷惑をかけてしまう。

      くわえて、運営サイトが「誤情報を掲載していたサイト」として拡散されるリスクがある。

      たとえば、「Apple公式のすぐ上に表示されている強調スニペットの内容が間違っている」と話題になったことがあった。

      ▼ 誤った強調スニペットの例

      拡散される際には、掲載サイトに対する批判というよりは、Googleのアルゴリズムの不完全さを揶揄するニュアンスが強い。

      とはいえ、サイト側としては不名誉な形で目立ってしまうデメリットがある。間違いの内容が深刻であれば、厳しい非難も免れない。

      3-4. クリック時の自動スクロール

      4つめは「クリック時の自動スクロール」の問題である。

      ユーザーが強調スニペットをクリックすると、ページの上部ではなく、スニペットに表示されている位置まで自動的にページがスクロールする。

      ゼロクリックサーチの関門を突破した貴重なユーザーが来訪しても、サイト運営者が意図したとおりにトップから読むのではなく、Googleのシステムが判断した位置へ勝手に連れ去られてしまうのである。

      たとえば、「乾燥肌」のKWで検索すると、本記事執筆時点では以下のとおり表示される。

      リンク先は「乾燥肌(ドライスキン) – 第一三共ヘルスケア株式会社」となっている。

      実際にクリックするとページの途中に飛び、強調スニペットに採用されたテキストに薄紫色のハイライトがついた状態になっている(Chromeの場合)。

      なお、Googleによれば、

      「ただし、目的の位置に自動でスクロールするために必要な技術をブラウザがサポートしていない場合や、クリックしたときにページ内のどこに移動すればよいか Google のシステムが判断できない場合は、ユーザーが強調スニペットをクリックするとソースのウェブページのトップに移動します」

      とのことで、すべての強調スニペットがかならずページの途中にスクロールするわけではない。


      4. 強調スニペットを非表示にする方法

      強調スニペットのデメリットを知って、

      「うちのサイトは、強調スニペットに表示させたくない」

      という方もいるだろう。それもひとつの立派な戦略である。

      強調スニペットを非表示にする方法を紹介しよう。

      4-1. スニペットはブロックするタグがある

      まず前知識として、スニペット(通常のスニペットを含む)は、ブロックするためのタグが存在する。

      「nosnippetタグ」と「data-nosnippetタグ」だ。

      nosnippetタグ

      nosnippetタグはmetaタグで、そのページ全体のスニペット表示を無効にする。

      htmlの<head>内に記載する。

      ▼ 記載例

      <meta name=”robots” content=”nosnippet” />

      ※metaタグの書き方の詳細は「Google がサポートしているメタタグとインラインタグ」にて確認できる。

      data-nosnippetタグ

      data-nosnippetタグは、ページ内の一部をスニペットに表示しないようにする。span、div、section 要素で属性として使用できる。

      <span data-nosnippet=”data-nosnippet“> スニペットを無効にしたいテキスト </span> 

      前述の「nosnippetタグ」は通常の検索結果画面でもスニペットが表示されなくなるため、こちらの「data-nosnippetタグ」を使う方法が現実的だ。

      4-2. 強調スニペットだけをブロックするには

      しかし本音としては、「強調スニペットだけ」をブロックしたいところだろう。

      残念ながら、そのための専用のタグなどは用意されていないのだが、Googleは「max-snippetタグ」によってスニペットを生成する文字列の長さを制限することを提案している。

      1-1. 検索ユーザーが探している解答を検索結果の最上部に表示」でも紹介したとおり、通常のスニペットは70字〜90字程度であるのに対し、強調スニペットは120字〜150字程度の文字数がある。

      Googleによれば、

      「強調スニペットは、有用な強調スニペットを生成するのに十分なテキストを表示できる場合にのみ表示されます」

      とのことで、文字数を制限することで結果として強調スニペットの生成を防げるというわけだ。

      max-snippetはmetaタグで、htmlの<head>内に記載する。

      ▼ 記載例(100字に制限する場合)

      <meta name=”robots” content=”max-snippet:100” />

      「何字に制限すればよいのか」については、まずは100字を推奨する。100字で強調スニペットが表示されてしまう場合は、さらに数字を減らして様子を見る。


      5. 強調スニペットの表示を目指すうえでの注意点

      最後に、強調スニペットの表示を目指すうえで注意したいポイントをお伝えする。

      • 誤解されない正確な記述を(通常以上に)心掛ける
      • トラフィックとコンテンツのパフォーマンスをモニターする
      • ビッグキーワードよりロングテールキーワードを重視する

      それぞれ見ていこう。

      5-1. 誤解されない正確な記述を(通常以上に)心掛ける

      1つめは「誤解されない正確な記述を(通常以上に)心掛ける」ことだ。

      その際には、

      「どこからどう切り抜かれても、誤解されない内容」

      となっているか、チェックしてほしい。

      芸能人がネットメディアによる「発言の切り抜き」に苦言を呈していることがあるが、強調スニペットとは、言い換えればGoogleによる切り抜きである。

      一部分だけを予期せぬ形で切り抜かれ、前後の文脈を読まないユーザーが目にする。その前提で、注意深くライティングを進めよう。

      5-2. トラフィックとコンテンツのパフォーマンスをモニターする

      2つめは「トラフィックとコンテンツのパフォーマンスをモニターする」ことだ。

      強調スニペットに表示されているにもかかわらず、アクセス数が増えないのなら、ゼロクリックサーチの犠牲となっている可能性が高い。

      あるいは、アクセスはあるものの直帰率が高い場合、ページの途中へジャンプしており、想定したマインドフローが実現されていないと考えられる。

      成果が出ていないのなら、強調スニペットをブロックしてABテストしてみるなど、対策を考えよう。

      5-3. ビッグキーワードよりロングテールキーワードを重視する

      3つめは「ビッグキーワードよりロングテールキーワードを重視する」ことだ。

      強調スニペットを狙いながらも、コンテンツマーケティングの成果を最大化したいと思うのなら、ビッグキーワードよりロングテールキーワードを重視するところに、活路が見いだせる。

      この真意は、

      「ゼロクリックサーチでは、とてもじゃないが知りたいことが知り尽くせない」

      とユーザーが思う、包括的な答えが必要なKWの選定である。

      たとえば、「A4 サイズ」というKWなら「210×297mm」と強調スニペットを見て事足りてしまう。

      一方「A4サイズ 企画 1枚にまとめる方法」だったらどうだろうか。強調スニペットの150字では、まったく足りないだろう。

      ロングテールキーワードの扱い方について詳しくは、

      ロングテールSEOで検索アクセスを倍増させるための基礎知識と具体策

      にて確認してほしい。


      6. まとめ

      本記事では「強調スニペット」をテーマに解説した。以下に要点をまとめておこう。

      強調スニペットとは、検索ユーザーが探している解答を検索結果の最上部に表示させるGoogleの仕組みである。

      強調スニペットの出し方のテクニックとして、以下6つのポイントを紹介した。

      • 強調スニペットが表示されやすいKW選び
      • 検索順位1位を獲得
      • 強調スニペット狙いのテキストを冒頭へ配置
      • テキストは2〜3センテンス・120〜150字程度
      • HTMLタグでマークアップ
      • 強調スニペットに関するポリシーに準拠

       

      強調スニペットの意外なデメリットとして、以下がある。

      • 忌避ユーザーの存在
      • ゼロクリックサーチの問題
      • 誤情報およびその掲載事実の拡散性
      • クリック時の自動スクロール

       

      デメリットが大きいと判断する場合には、強調スニペットを非表示にする選択肢もある。

      強調スニペットの表示を目指すうえでは、以下に注意してほしい。

      • 誤解されない正確な記述を(通常以上に)心掛ける
      • トラフィックとコンテンツのパフォーマンスをモニターする
      • ビッグキーワードよりロングテールキーワードを重視する

       

      強調スニペットは、サイト運営者にとって「ちょっとクセのある武器」のようなものだ。本記事で解説した多角的な特性を捉えたうえで、うまく使いこなしていただければと思う。

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