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11/27水19:00〜20:00
ピンバックは、参考にした記事のサイト管理者に「リンクを貼りましたよ」と通知して、あなたのサイトの存在を知ってもらえる。また、サイト管理者がこのピンバックを承認してあなたの記事リンクが表示されると、そのリンクからのアクセスが期待できる。
小さなことかもしれないが、一つひとつのことが結果的に多くの読者に支持されるブログサイトを築くことになる。
それではピンバックの設定について解説しよう。
目次
ピンバックを簡単に言うと、参考にした記事のリンクをコンテンツに貼って、リンク元のサイト管理者に自動通知する機能だ。あまりピンと来なかった方は次の図解を読むと理解しやすい。
WordPress で作られた下図のサイト A とサイト B がある。サイト A には作成中の記事(web-marketing.html)がある。
サイト A は記事の文中に、参考になったサイト B の記事のURL(http://test-b.com/marketing.html)を挿入して公開した。
サイト A の記事の公開直後、WordPress が記事中にURLがあるか、ないかを自動的に探す。URLを見つけると、そのURL元のサイト管理者(この場合は、サイト B の管理者)に自動的に通知してくれる。
通知を確認したサイト B の管理者が「サイト A は素晴らしいコンテンツばかりだ」とピンバックを承認する。すると参考にしたページの下部にサイト A の記事リンク(http://test-a.com/web-marketing.html)が掲載される。
結果的にサイト B の管理者はサイト A を知ることになり、また簡単に双方でリンクの設置ができた。以上がピンバックの流れとなる。
ちなみにピンバックを使用することで次の3つのメリットが期待できる。
特に SEO 効果に関しては、ピンバックで相手の記事にリンクが設置された後、「クローラー」と呼ばれる検索エンジン・ロボットの巡回を促すことによって生まれる。
ピンバックは、WordPress の初期設定で備わっている機能なので、すぐに使用できる。ただし、双方のサイトが WordPress であり、かつピンバック機能がオンになっていること。またそのサイト管理者の承認が必要となる。
ピンバックの設定方法は3パターンある。
・新しい投稿ページにピンバックを設定する方法
・公開済みの記事にピンバックを設定する方法
・クイック編集でピンバックを設定する方法
それでは、ピンバックの設定方法を見てみよう。
ここでは、新しく作る投稿ページにピンバックを設定する方法を紹介していく。
まず、管理画面の左メニューにある「設定 → ディスカッション」の順にクリックしよう。
ピンバックで設定すべきは主に上図の赤枠箇所となる。コメント設定とピンバックの設定がかぶるところもあるが、ここではピンバックに絞って解説する。コメントの設定も合わせて知りたい方は冒頭で紹介した『WordPress のインストール後にすぐ行うべき6つの初期設定』を一読して設定を行うと良い。
下図の赤枠箇所の設定をすることでピンバックを送信したり、通知を受け付けたりする設定ができる。
「この投稿に含まれるすべてのリンクへの通知を試みる」にチェックを入れるとピンバックを送信する。あなたが記事を公開する度にコンテンツ内のURLを自動検知して、相手サイトの管理者へ自動通知してくれる。
「他のブログからの通知 (ピンバック・トラックバック) を受け付ける」にチェックを入れると、相手からのピンバック通知を受け付けることができる。
※自分がピンバックを送信したくない場合や自分がピンバックをもらった時に通知がこないようにしたい場合は、チェックを外そう。
下図の赤枠箇所を設定すると、相手からピンバックの通知が来た時にメールで知らせてくれる。
「コメントがモデレーションのために保留されたとき」にチェックを入れるとピンバック通知をメールで知らせてくれる。モデレーションとは、「サイト管理者がピンバックの通知内容を確認して、承認するかゴミ箱に移動するかを判断すること」と覚えておこう。
もしメール通知が頻繁でわずらわしいという方はチェックを外そう。ただし、ピンバックだけではなくコメントやトラックバックに関するメール通知も来なくなるので注意しよう。
ここでは記事ページでピンバックを設定する方法を紹介しよう。
WordPress の管理画面の左メニューにある「投稿 」をクリックして、ピンバックを設定したい記事にアクセスする。そして、下図の赤枠箇所にある「表示オプション」をクリックする。
次に「ディスカッション」という項目にチェックを入れよう。すると投稿編集画面の下部に設定項目が表示される。
この「このページで トラックバックとピンバックを許可する。」にチェックを入れるとピンバックを受け付ける。ピンバックを受け付けたくない場合はチェックを外そう。
「更新」ボタンをクリックすると設定内容が保存される。これで設定は完了だ。
ここではクイック編集を使ったピンバックの設定方法を紹介する。
クイック編集は、一つひとつの記事にアクセスする必要がないので便利な上、作業効率も向上する。
管理画面の左メニューから「投稿 → 投稿一覧」の順にクリックする。そして編集したい記事にカーソルを合わせると、下図のように「クイック編集」が表示されるのでクリックしよう。
下図のクイック編集画面が表示されるので、その中の「トラックバック/ピンバックを許可」を設定しよう。
設定したら「更新」をクリックすると完了だ。
ここでは複数の記事のピンバックをまとめて設定する便利な方法を紹介する。
まず WordPress の管理画面の左メニューより「投稿 → 投稿一覧」の順にクリックする。そして図のように記事の冒頭にあるチェックボックスにチェックを入れる。もし一覧ページに表示されている記事全ての設定をしたい場合は、「タイトル」の左横にあるボックスにチェックを入れよう。
続いて画面の上部にあるメニューから「編集」を選んで、メニューの横にある「適用」ボタンをクリックしよう。
すると下図のように一括編集画面が表示される。
「トラックバック/ピンバック」から「許可する/ 許可しない」を選択して、「更新」をクリックしよう。
これで選択した投稿ページの全てにピンバックの設定が反映される。
ピンバックの説明からピンバックの設定方法まで紹介してきた。
ピンバックを設定する方法は3パターンある。
・新しい投稿ページにピンバックを設定する方法
・公開済みの記事にピンバックを設定する方法
・クイック編集でピンバックを設定する方法
そして、ピンバックを設定することでメリットは3つある。
・リンクから新しい訪問者がサイトにアクセスする
・双方にリンクを貼ることによる SEO 効果が期待できる
・気軽にサイト管理者同士のコミュニケーションが図れる
手順通りに進めてもらえば簡単にピンバックを設定することが可能だ。
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