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11/27水19:00〜20:00
SEOの内部対策においてタイトルタグ及びタイトルに設定するテキストは非常に重要だ。
時にはタイトルタグの設定次第で、ページの順位が大きく上下動することがあるぐらいだ。私たちの経験では、タイトルタグを変更しただけで順位が5位から1位に急上昇した事例もある。
設定自体はとても簡単なのに、効果は絶大だ。
そこで、このページではSEOで多くのアクセスを集めたい全ての方が、タイトルタグに関して知っておくべきことを全て解説する。
具体的には以下の4つだ。
これらを知っているのと知らないのとでは、長期的に見た時に、あなたのサイトに対するアクセス数が全く違ってくるので、ぜひじっくりと読み込んで頭に入れるようにして欲しい。
目次
タイトルタグは、ページタイトルを指定するためのタグだ。
1 | <title>タイトルタグ</title> |
検索エンジンの検索結果画面でも、このタグに囲んだテキストが一番上の行に表示される。
WordPressでは記事投稿画面や固定ページ投稿画面のタイトル入力欄に指定したテキストが自動的にタイトルタグで囲まれるようになっているので、設定方法に関しては特に迷うことはないだろう。
詳しくは『集客効果を最大化するWordPressの投稿方法』で確認しておいて欲しい。仮にHTMLでベタ打ちしてサイトを作成する場合は、タイトルタグをheadタグの中に配置するだけで良い。
このようにタイトルタグの設定自体は非常に簡単だ。しかし重要なのはタイトルタグはサイト上そしてSEO上どのような役割を持っているのかを理解することだ。
タイトルタグは、そのページ内で最も重要な要素だ。なぜなら、タイトルタグで囲まれたテキスト(=タイトル)は、そのページの内容を最も簡潔に表すものだからだ。
検索ユーザーは、まずタイトルを見て、そのページに自分が求めている情報があるかどうかを判断する。つまり、タイトルタグ(もしくはタイトルタグに設定するテキスト)によって、どれだけ多くの検索ユーザーに、そのページを見てもらえるかが決まるということだ。
そのためタイトルタグに設定するテキストは適当に決めるのではなく、時間をかけて吟味して決めるようにしよう。理想的なタイトルのつけ方は後述しているので参考にして欲しい。
さてタイトルタグは検索エンジンにとっても、そのページを適切に評価する上で最重要視されている要素の一つだ。
なぜなら検索エンジンは、タイトルタグに囲まれたテキストが、そのページの内容を最も適切に表しているという前提でアルゴリズムを組み立てているからだ。
そのため、そのページの内容を最も簡潔かつ具体的に表すタイトルをつけている場合は、そのページは適切に評価されて検索順位でも有利な結果を得られやすくなる。一方、そのページの内容と違うタイトルをつけてしまった場合は、それだけで大幅に検索順位が下がることもある。
時にはタイトルが違うだけで、5位以内に表示されていたページでも、10位以下に飛ばされてしまう場合もある。
タイトルタグはそれぐらいSEOにとって重要なものだということを忘れないようにしよう。
ここまで解説した通り、タイトルタグにどのような文言を設定するかで、ユーザーに対してもSEOに対しても非常に大きな違いが出てきてしまう。
そこで、ここでは弊社が行っているタイトルの作り方をご紹介する。
この通りに作れば、それだけで検索ユーザーにとっても思わず読みたくなるような魅力的なタイトルになるし、SEO的にも、以下のGoogleのガイドラインを全て抑えた理想的なタイトルになる。
- ページの内容を適切に記述すること
- 各ページに固有のタイトルを付けること
- 簡潔で説明的なタイトルであること
ぜひ、この通りに進めてみて欲しい。
こう言うと少し混乱される方もいるかもしれないが、魅力的なタイトルを考える上で、最初にやるべきことは、そのページを読むことでユーザーが得られる最大のベネフィットを一言で表してみることだ。その文言がタイトルのベースとなる。
弊社のコンテンツSEOの方法に則ってコンテンツを作成している場合、このステップは非常に簡単だ。なぜなら、バズ部式の場合、どのようなコンテンツもSEOキーワードをベースに作成するからだ。
例えば、「WordPress カスタマイズ」というキーワードをベースに記事を作ったなら、「WordPressのカスタマイズ方法」が、「キャッチコピー 作り方」というキーワードをベースに記事を作ったなら「キャッチコピーの作り方」がタイトルのベースになる。
このように、最初にタイトルのベースとなる言葉を作っておけば、どう転んでも最低限ページの内容を適切に記述されたタイトルにはなる。 また、タイトルに自然な形で、上位表示を期待しているキーワードを含めることができる。
次にベースとなる文言に、さらにそのページの内容を表す具体的な文言を追加してみよう。
さきほどの「キャッチコピー 作り方」を例に解説する。まずキャッチコピーの作り方の中でも、共感を得るためのキャッチコピーなのか売れるキャッチコピーの作り方なのかによって内容は異なる。もし後者であれば、まず
売れるキャッチコピーの作り方
とした方がより、内容を適切に表したタイトルとなる。
さらに、他にそのページの内容を具体的に表すことができないかを考えてみよう。例えば、そのページ内のキャッチコピーの基本となる型を30個紹介して、それぞれの型を応用した方法を紹介しているとしたら以下のような文言を追加すると、そのページの内容をより適切に表すことができる。
30の基本型をベースにした絶対に売れるキャッチコピーの作り方
このように、そのページを見ることによってユーザーが得られる情報をできるだけ詳しく具体的に表せるようにタイトルを変えていこう。
前述のように、ユーザーの多くはタイトルを見ただけで、そのページにアクセスしようかどうかを判断する。そのためタイトルは、一目でその内容が頭に入ってくるぐらいの長さにすることが効果的だ。
そのため、最後に、タイトルができるだけ短くなるように文言を調整しよう。例えば次のように言い換えるだけでも6文字節約することができる。
30の基本型を使った売れるキャッチコピーの作り方
このように、ページの内容を適切に表した上で、どこまで簡潔に言い換えることができるかを徹底的に追及しよう。
そしてどのようなページでもタイトルを考える時は、この3つのステップを使って、妥協せずに文言を練るように習慣づけよう。この手間を惜しむか惜しまないかで最終的に得られる結果は大きく変わる。
ここで紹介したタイトルの作り方は基本中の基本だ。より効果的なタイトルを付ける方法は『数字で証明!5倍以上のクリック率を叩き出した「タイトルのつけ方」』で解説しているから、よく読み込んでほしい。
最後に、タイトルタグに関して頻繁にいただく3つの質問に対して回答させて頂く。
経験上、タイトルにはキーワードが含まれている方が確実に良い。上でご紹介した3つのステップの通りにタイトルを作る癖をつければ、キーワードが自然な形で含まれたタイトルになるだろう。
しかし、キーワードを過剰に詰め込んだタイトルの場合は逆に成果は大きく落ちる。
タイトルに含めるキーワードは、1ページ当たり1つに絞ろう。その際は、複合キーワードも1キーワードと考えて問題ない。
以前まではタイトルに含むキーワードは文頭の近ければ近いほど効果的だったが、ここ最近は文頭にあるかどうかは、ほぼSEOに影響を与えないようになってきている。
少なくとも、Googleの検索結果をパソコンで閲覧した際に表示されるタイトルの文字数は32文字前後なので、その32文字が終わるまでにはキーワードを入れるようにしよう。
スマートフォンでは40文字近くまで表示されるが、パソコンで閲覧するユーザーのことを考慮すると32文字以内にキーワードを入れるのが最適だろう。
参考までに下の図を見てほしいが、パソコンで閲覧した場合は32文字近くでタイトルが途切れてしまう。
スマホで閲覧した場合は、タイトルが途切れることなく最後まで表示されている。
タイトルの長さが原因でキーワードが32文字目以降に含まれると、パフォーマンスが落ちてしまう。
まずは、32文字以内にキーワードを含めるよう心がけよう。
最適な文字数に対する答えは、そのページの内容が具体的に伝わるタイトルのうち、文字数が最も少なく簡潔に伝わるものだ。この条件を満たした上で、できるだけ短い文字数になるように努力しよう。
また、上述の理由で、タイトルの最大文字数は32文字に抑えた方が良い。
SEO内部対策の中でも、タイトルタグの設定は、それだけで検索結果に影響が出るぐらい重要なものだ。
時に、せっかく頑張ってコンテンツを作ったのに、最後のタイトルを決める段階で手を抜いてしまう方もいる。もし思い当たる方は今日から、コンテンツ同様タイトルにも時間を使うようにしよう。
それだけでSEOの成果は目に見えて違ってくるはずだ。
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