どうすれば成果の再現性が高いコンテンツマーケティング(SEO)支援会社を選べるのか?

「過去にSEO支援会社に依頼したが、結局失敗に終わってしまった。再現性高く成果を出せる会社は本当に存在するのか?」

高い外注費用を支払い、何一つ売上につながっていない――私たちバズ部でも、13年以上(2012年5月から2025年10月)企業さまを支援する中、そのような声を多く聞いてきた。

実は、正しい軸さえ持てば、確実に成果を出せる会社は見つかるというのに。

そこで今回は、私たちが700社以上の企業プロジェクトを通じて見えてきた、「再現性高く成果を出せる支援会社」を選び抜くための重要な視点をご紹介しよう。それは、下記の5つだ。

本記事では、あなたが今度こそ真のパートナーと出会うために必要な上記5つの判断基準を、具体的に解説する。

無駄な時間と投資を避け、成功を掴むための第一歩を踏み出そう。

また、私たちバズ部は12年で400社以上のメディア支援を行い、

  • 立ち上げから10ヶ月で14.6億円の売上を産んだ不動産メディア
  • 8ヶ月で月間140万PVを実現したアプリメディア

など大きな成果を挙げ続けている。

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1. ポイント(1)問い合わせ増加実績を確認する

まず、支援会社選びにおいて、最優先で確認すべきは「問い合わせ(コンバージョン)がどれぐらい増えたか」という実績だ。

その会社がCVを生み出すノウハウを持っている証拠は、問い合わせ増加実績以外に存在しないからだ。

SEO業者の事例をよく見てみてほしい。

「売上が◯円増えた」
「問い合わせが毎日100件来るようになった」
といった、具体的な問い合わせ増加実績はほとんど書いていないだろう。

そもそも「ただ取り組んだ」だけで、成果について書かれていない論外な事例も多々ある。

また、一見成果を上げたように見えたとしても、内容をよく読んでほしい。「アクセス数が300%アップした」「PVが3倍になった」といった、直接的な問い合わせにつながっていない成果が書かれていないだろうか?

最終的なコンテンツマーケティングの成果は、いかに集客したユーザーを動機付けて、問い合わせを生み出せたかによって決まる。

そのため、支援会社のホームページを見るときは「問い合わせ増加実績」以外の成果は、ノイズとして排除しよう。


2. ポイント(2)大企業の成功事例に惑わされない

問い合わせが増えた実績を確認できたとしても、次にその「再現性」を検証する必要がある。この際、特に注意すべき落とし穴が、大企業の成功事例だ。

実は、コンテンツマーケティングにおいて、業界トップクラスの大企業の問い合わせを増やすこと自体は、中小企業と比べて相対的にハードルが低い。

なぜなら、既に業界内で確固たる地位を築いている大企業のメディアは、中小企業のメディアと比べて、Googleで上位表示されやすいからだ。つまり、同じコンテンツをアップしたとしても、大企業のメディアのほうが、評価されやすい。

さらに、その企業の商品やサービスに対する信頼性や需要が既に高いため、集客さえできればコンバージョンに至りやすいのだ。

したがって、あなたがもし中小企業やこれから成長を目指すフェーズにあるならば、大企業の事例は「あまり参考にならない」という視点を持つべきだ。

見るべきは、さまざまな企業規模や状況下で、再現性高く問い合わせを増加させた実績があるか否か。とくに、自社の状況に近い企業で成果を出している事例であれば、なお安心材料となるだろう。


3. ポイント(3)制作したコンテンツの上位表示率を確認する

問い合わせの増加実績は最も重要だが、すべての支援会社がクライアントの実績を詳細に公開できるわけではない。

母数が少ないことや、業界によって問い合わせ1件あたりの価値が全く異なることもある。その結果「意味のあるデータ」を出すことが難しいからだ。

ここで客観的な判断基準として重要になるのが、コンテンツの「上位表示率」である。

すでにご存知かもしれないが、上位表示率とは、作成されたコンテンツがどれだけ検索結果の上位にランクインしているかを示す統計指標を指す。

良質なコンテンツを作成すると、Googleの評価が上がり、SEOで上位表示される。結果的に「圧倒的な集客を実現する(分母の数が増える)」という成果に繋がるわけだ。

この上位表示率は、コンテンツの質とGoogleからの信頼を測る、客観的かつ再現性の高い指標となり得る。

そこで、気になるSEO会社へ、ぜひ聞いてみてほしい。「過去、制作したコンテンツはGoogleにおいて、どれぐらいの上位表示率ですか?」と。
目安は約40%以上、3位以内の上位表示を達成しているかどうかだ。

また、目安をクリアできている企業には、以下の2つの質問を追加で問いかけよう。
・制作したコンテンツの総数は何本か
・企業の規模はどれくらいか
総数が少なかったり、大企業ばかりの事例では参考にならないからだ。

問い合わせ数という結果論だけでなく、その結果を生み出す土台となるコンテンツの「上位表示率はどれぐらい取れているのか」を具体的に確認しよう。


4. ポイント(4)支援担当者の経験と実績を確認する

支援会社との契約は、サービス全体に対する投資だ。しかし、特にコンサルティングを受ける場合は、「その担当者の実力に依存する」ことは間違いない事実である。

どれほど会社としての実績が優れていても、実際にあなたのプロジェクトを担当するコンサルタントの経験値や専門性が低ければ、成果は望めない。

そこで、契約前に、「どの担当者がアサインされるのか」「その担当者は他のプロジェクトで成果を出しているか」。そして「経験ある人なのか」を明確に確認すべきだ。

可能であれば、自社の業界や課題に近いプロジェクトの実績を持つ担当者を希望しよう。成功確率を高めるための合理的な戦略となる。


5. ポイント(5)「独自性」を担保できる制作体制とAIの活用方法を確認する

コンテンツマーケティングの未来を考える上で、AIの活用は避けて通れない。

しかし、ここで最も強くお伝えしたいのは、「AIのみを使ってコンテンツを作るのはNG」だという点だ。

近年のGoogleは、他にはない「独自の価値」を持つコンテンツを強く求めている。実際に、Googleでは「質の高いサイトと見なされるもの 」の一つとして、独自性の重要性を10年以上も前から発信している。

独自のコンテンツや情報、独自のレポート、独自の調査、独自の分析内容が記載されているか。
引用:質の高いサイトの作成方法についてのガイダンス

AIは今ある情報の中で、一番新しいものを参考源にコンテンツを生成する。そこに目新しい情報はない。

つまり、Googleの主張に対して、AIのみに依存してコンテンツを制作するということは、「みんなが作っているのと同じものを作る」ことを意味する。

今のGoogleが「独自性」を求めている点、および「AIモードという、無限に記事を生成できるような存在」を考えると、みんなと同じものを作っても意味がない。

そのため、支援会社を選ぶ際は、「独自性をどう担保するか」、そしてAIを単なる量産ツールとしてではなく、どのように価値を生み出す制作体制に組み込んでいるかを確認しよう。

例えば、「AIのみで記事を安価で制作している」といった会社は避けて、「AIでヒアリングした内容をもとに、独自の主張を生み出していく」といったように、独自性を追求する姿勢がある会社を選んでほしい。

そうでなければ、長期的に上位表示を維持し、CVを生み出し続けることは不可能だ。


6.まとめ

本記事でお伝えした以下の5つの原則は、過去の失敗を教訓とし、再現性の高い成果を目指す企業にとって、パートナー選びの確固たる軸となるはずだ。

  • 「問い合わせ増加」の実績を確認する
  • 大企業の成功事例に惑わされない
  • 制作したコンテンツの上位表示率を確認する
  • 成果に直結する担当者(コンサルタント)の経験と実績を確認する
  • 「独自性」を担保できる制作体制とAIの活用方法を確認する

ぜひ、今回お伝えした5つの視点をもとに、あなたのビジネスを飛躍的に成長させるパートナー候補を、冷静に見極めてほしい。

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