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12/18水13:00〜15:30
ブログ記事のタイトル次第で、最終的なアクセス数は10倍も20倍も変わる。
しかし、タイトルが大事だと分かっていても、「じゃあ、どういう風にすればアクセス数が増えるんだ?」と頭を抱えている方も多いのではないだろうか?
そこで、本日は、バズ部の実際のデータをもとに、多くの人に読で貰えるブログ記事タイトルの付け方の6つのルールをご紹介する。
早速だが、下図は、当ブログの記事ごとのアクセス数のTOP10だ。
それぞれに対応した記事タイトルは以下の通り。(1位はトップページのため除外)
これらの、実際に大きな成果を出した10の記事タイトルの共通点から導き出した「読まれるブログ記事タイトルの6つのルール」は下記の通りだ。
広告業界では、数字を入れると反応率が上がるというのは常識だ。
例えば、書店に行って何となく本棚を眺めている状態を想像してみて欲しい。そんな時に、『100円のコーラを1000円で売る方法』『7つの習慣-成功には原則があった!』のようにタイトルに数字が入っている本を見ると、興味を惹かれるだろう。
なぜ、数字が入っていると反応率が上がるのか?それは、数字を出すことによって説得力が生まれるからだ。単純に、『成功する人の習慣』と『成功する人の7つの習慣』という2つのタイトルを比べてみて欲しい。
数字のない前者のタイトルは、どこか曖昧な印象を与える。対して、数字を入れている後者は、記事を読むことで得られるメリットを、遥かに具体的に思い描くことができる。
実際に、この数字の力を全面に押し出した『100円のコーラを1000円で売る方法』『7つの習慣』という2つの本はベストセラーを記録した。
従って、あなたがブログ記事のタイトルを決める際も、出来る限り具体的な数字を入れて、その記事を読むことによって得られるメリットに説得力を持たせよう。
人は、タイトルを見ただけで、そこに読む価値があるかどうか無意識に判断する。
具体的には、その記事を読むことで、「今かかえている悩みの解決策」や、「望みを叶える方法」を手に入れることができるかどうかという点を気にかけている。そして、「自分にとって役に立つ」と思った時に、中身を読もうとしてくれるのだ。
全ての人間が、ブログタイトルを見たホンの一瞬のうちに、頭の中で、この意思決定プロセスを行っている。従って、ブログタイトルは、一目見て「役に立つ」ことが伝わるものにするべきだ。
そのためには、『〜の方法』『〜のテクニック』『〜の秘訣』のような言葉を使えば良い。
例えば、上でご紹介した10のタイトルは、『トップセールスの販売テクニック』や、『コンバージョン率を倍にする方法』、『ストーリーライティングのルール』のように、一目で役に立つことが分かるように意識している。
大事なことなので繰り返すが、人が忙しい中で、一つのブログ記事を読むために時間を割いてくれる理由は、そこに何らかの悩みの解決策や、望みを叶える方法を求めているからだ。従って、タイトルを決める際は一目見て、役に立つことが伝わるように意識しよう。
同じ結果を得られるのであれば、誰だって、少しでも楽に、短期間で達成したいと思っている。
例えば、TOEICで900点を取るために、「毎日3時間の学習を1年間地道に続ける苦しい勉強法」と、「1日1時間を1ヶ月続ける楽な勉強法」があったとすれば、ほぼ全員が後者を選ぶ。
従って、ブログ記事を書く時は、「従来の方法よりも、出来るだけ短期間で、少しでも楽に何かを達成する方法」を提供することを意識しよう。そして、ブログタイトルも、「今までよりも簡単」であることが伝わるものにしよう。
例えば、上でご紹介した10個のブログタイトルの中では、『組み合わせて使うだけ』や、『最低限』、『基本』のように、簡単であることが伝わる文言を入れている。
なぜなら、人は簡単ですぐに結果が出るものを好むからだ。
上でご紹介した10のタイトルを見てみると、『消費者心理』『要注意?!』『説得力』『バカ売れ』『ピクサーに学ぶ!』など、短いながらもインパクトの強い言葉を使っていることが分かる。
私は、こうしたインパクトの強い言葉のことをキラーワードと読んでいる。
例えば、『人間の心理』は誰もが知りたいと思っている分野だし、自分の言葉に『説得力』を持たせたい人も多いはずだ。また、『ピクサー』は、誰もが知っている映画プロダクションなので、同様に多くの人の注意を惹く強いインパクトがある。
こうした誰もが何となく知りたいと思っているキラーワードをブログタイトルの中に入れることで、興味を持ってくれる人の割合を増やすことができるのだ。
また、少し毛色は違うが、『要注意?!』というワードも、昔から広告業界で頻繁に使われている定型の型を利用したものだ。最適な言葉が見つからない場合は、こうした定型文も試してみよう。(※参考:キャッチコピーの基本型30選)
これはブログタイトルだけではなく、全てのライティングの基本だ。
読者目線をもっと具体的に言い換えるとしたら、読者が得られるベネフィットに焦点を当てるということだ。例えば、上でご紹介した10のタイトルの中に、『基本文章術!説得力が一瞬で10倍になる誰にでもできる文章の書き方』というものがある。
この記事を書き始めた時の仮のタイトルは、「カナダで学んだエッセイライティング術」というものだった。そして、記事の中には、私がカナダの大学で選択していた”Persuasive wiriting”(説得力のある文章の書き方)という授業の中で学んだテクニックを書いている。
そして、記事を書き上げてから、もう一度タイトルを眺めてみた時に、「カナダで学んだエッセイライティング術」は、読者目線になっていないと感じた。なぜなら、人が望んでいるものは、カナダのエッセイライティングテクニックではなく、「自分が書く文章の説得力を高める方法」だからだ。
そこで、そうした読者目線に立ち直って『説得力が一瞬で10倍になる誰にでもできる文章の書き方』というタイトルに変えることによって、多くのアクセスを集めることができた。
最後に、常に意識しておくべきことが全てを一度に伝えようとしないことだ。
残念ながら、どれだけ足掻いてみても、文字による情報伝達にはどうしても限界がある。直接会って、身振りや手振り、表情や感情を交えて話すと簡単に伝わることでも、文字にすると誤った意味で伝わることは少なくない。
例え、全く同じ言葉を使ったとしても、言葉と文字とでは情報量に大きな差があるのだ。
従って、文字を使う時は、一度に複数のことを伝えるのではなく、一つに絞ろう。特にブログ記事のタイトルには文字数の制限(32文字以内)もあるので、「言葉を絞る」という視点が重要になる。
ブログタイトルの目的は、あくまでも中身を読み進めてもらうことであって、全てを伝えることではない。中身を読み進めてもらうためにも、全てを一度に詰め込もうとするのではなく、最も重要な点だけを伝えることに集中しよう。
ブログ記事のタイトルは、広告で例えるならキャッチコピーのようなものだ。
そして、広告業界では、10人がキャッチコピーを見たとしたら、そこから2人が実際に中身を読み進めるというルールがある。(※80対20の法則)そのため、腕利きのコピーライターは、2人ではなく、3人にも4人にも読み進めてもらうために、キャッチコピー作りに細心の注意を払っている。
もし、あなたが今までブログ記事のタイトルを適当に付けていたのだとしたら、ここにある6つのルールを使って、真剣に考えてみて欲しい。そして、ぜひ違いを実感して頂けると幸いだ。
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