Googleタグマネージャーの使い方と用途別の操作方法を解説

「Googleタグマネージャーの使い方は?」

「Googleタグマネージャーは、どのようなときに使えるツールなの?」

GoogleアナリティクスやGoogle広告を使用していると、見かけるGoogleタグマネージャー。実際には、どのような使い方ができるのか気になっている人も多いのではないだろうか。

Googleタグマネージャーは、Webサイトやアプリの測定やマーケティングを行うタグの設置や編集、一元管理できるツールだ。

例えば、30ページあるWebサイトの訪問者を測定したい場合は、すべてのページの該当部分に訪問者をカウントできるタグを設置する必要があった。Googleタグマネージャーを使うとツール上の設定のみで、全ページにすぐにタグを設置できる。

とても便利なツールだが使い方を把握できていないと上手に活用できないため、あらかじめしっかりと確認しておくことが大切だ。

そこでこの記事では、Googleタグマネージャーを使うとできることやGoogleタグマネージャーの導入方法をまとめて解説していく。

【この記事を読むと分かること】

・Googleタグマネージャーを使用する3つのメリット

・初心者でも分かるGoogleタグマネージャーの使い方

・Googleタグマネージャーの機能

・Googleタグマネージャーの使い方

・Googleタグマネージャーを導入するときの注意点

この記事を最後まで読めば、Googleタグマネージャーの使い方が把握でき、簡単に使えるようになるはずだ。Googleタグマネージャーは仕組みさえ分かれば難なく使用できるので、ぜひチェックしてみよう。


1.Googleタグマネージャーを使用する3つのメリット

まずは、Googleタグマネージャーを使用するメリットを解説する。

Google タグマネージャーを使用するメリット

マーケティングに必要なタグを簡単に設置できる

タグを一元管理できる

ページの表示速度に影響がない

どのような使い方ができるのか把握できるため、ぜひチェックしてみよう

1-1.Webマーケティングに必要なタグを簡単に設置できる

Webサイトやアプリを解析をするには、解析対象のページに測定タグを追加しなければならない。

各ページの訪問者を解析したい場合は、Webサイトの全ページに訪問者を測定するタグを追加する必要がある。手動で行うと時間がかかるのはもちろんのこと、タグやHTMLの知識がないと実装が難しい。

Googleタグマネージャーを使用すると、自動でタグ付けができすぐに解析が開始できる。例えば、Webサイトの広告効果を測定したい場合は広告ツールと連携して測定したいタグを選択するだけで設置が完了する。

その結果、すぐに分析が開始できてWebマーケティングを効率よく進められる。

・複数の広告ツールや外部ツールと連携しておりそれぞれの効果を測定したい

・コーディングの知識がなくてもタグの設置ができるようにしたい

・Webサイトが複数あり、すべてのページに迅速にタグを設置したい

という場合は、Googleタグマネージャーを使用する価値があるだろう。

1-2.タグを一元管理できる

Googleタグマネージャーを使用すると、コンテナ(タグを設置するWebサイトやアプリ)ごとに設置しているタグを可視化できる。

Googleタグマネージャーのトップページを見ると、下記のようにタグやトリガー、変数が並んでいる。

この部分をクリックすると、コンテナ内でどのようなタグやトリガーを使用しているか一覧で表示できる。

とくにタグの設置が増えてくると、何をどのような条件で設置しているのか把握しきれなくなる。GoogleタグマネージャーがあればWebサイトやアプリごとに現在設置しているタグを一元管理でき、現状をすぐに確認できる。

どのようなタグを増やすべきか、どのような条件が必要なのかなど、タグの活用方法を見直すときにも有効だ。

1-3.Webページの表示速度に影響がない

Googleタグマネージャーのタグには、非同期タグが採用されている。同期タグはページの読み込みとタグの処理を直列で実施するため、タグが増えれば増えるほどページの表示速度が遅くなる。

一方で、非同期タグはページの読み込みとタグの処理を並列で実施するため、ページの読み込み速度に影響を及ぼさない。

このように、Googleタグマネージャーならタグの設置がページの表示速度に影響を与えないので、どれだけタグを追加してもページを見るユーザーの利便性を妨げることはない。


2.初心者でも分かるGoogleタグマネージャーの使い方

ここからは、実際のGoogleタグマネージャーの使い方を紹介する。Googleタグマネージャーを使うには、初期設定が必要なので、どのように設定をするのか確認しておこう。

2-1.Googleタグマネージャーのアカウントを作成する

Googleタグマネージャーにアクセスをして、右上にある「無料で利用する」をクリックする。

②Googleタグマネージャーを利用するためのアカウントを作成する。

アカウント名は、英数字で入力をする。社名やWebサイト名、アプリ名などを設定するのが一般的だ。国では、日本を選択する。

その下にある「Googleや他の人とデータを共有」は、あなたのデータをベンチマークサービスに活用してもいいか問いかけている。もちろん匿名でのデータ提供となる。承諾できる場合は、チェックを入れる。

③続いて、コンテナの設定をする。コンテナとは、タグマネージャーを使用するWebサイトやアプリを指す。

コンテナ名には、Googleタグマネージャーを使用するWebサイトやアプリのドメインを入力する。ターゲットプラットフォームは、入力したドメインの使用環境を選択する。通常のWebサイトの場合は、ウェブを選択しよう。

ここまで入力できたら「作成」をクリックする。

④Googleタグマネージャーの利用規約が表示されるため、内容を確認して右上の「はい」をクリックする。

Googleタグマネージャーの利用規約は日本語に非対応なので、英語での表示となる。主な内容は、データの取り扱いやGoogleタグマネージャーの使用ルールの承諾となっている。

ここまでできたら、アカウントの作成は終了だ。続いて、Googleタグマネージャーを使用するWebサイトとの連携を行う。

2-2.Webサイトにコードを埋め込む

Googleタグマネージャーの利用規約に承諾すると、次のページで下記のようにWebサイトに貼り付けるタグが表示される。

Webサイトの「head」と「body」に貼り付ける2種類のタグが表示される。それぞれコピーをして、Webサイトの該当箇所に貼り付けよう。

GoogleタグマネージャーとWebサイトが連携できると、下記のように「Googleタグマネージャー」の表示の横にWebサイト名が表示される。

新しいタグを作成するには、下記の赤枠の「新しいタグ」をクリックする。

未公開で編集途中のタグがあるときには「現在編集中」に、公開できなかった場合は「公開されなかった変更」にそれぞれ表示される。

具体的な使い方は、3章以降で解説しているので参考にして欲しい。


3.Googleタグマネージャーの機能

Googleタグマネージャーを使うには、Googleタグマネージャーならではの名称や機能を把握する必要がある。Googleタグマネージャーの機能を整理すると、アカウントが管理するコンテナがありその中にワークスペースが存在する。

全体像を頭の隅に置いて、それぞれどのような機能なのか確認していこう。

3-1.アカウント

アカウントとは、Googleタグマネージャーを管理する人物や企業のことだ。スマートフォンやパソコンを購入したときにアカウント名を設定するが、それと同じで「誰が管理をしているものなのか」示している。

Googleタグマネージャーのアカウント名は管理画面を開くと大きく表示される。アカウントの設定から名称を変更することも可能だ。

また、下記の手順で複数人でアカウントを共同管理できるようになる。

①管理画面の中にある「ユーザー管理」をクリックする。

②アカウントの権限画面が表示されるので、右上のプラスボタンを押して「ユーザーを追加」をクリックする。

③Googleタグマネージャーを共同で使用するユーザーの情報と条件を登録する。

メールアドレスは、Googleタグマネージャーを共有する相手のGmailを入力する。Gmail以外は使用できないので、注意しよう。

続いて、アカウントの権限を設定する。管理者はすべての機能を使用できるが、ユーザーは新しいコンテナの作成やユーザー管理ができない。どこまでの権限を与えるのかによって選択をしよう。

コンテナの権限では、コンテナ内の作業をどこまでできるのか制限できる。例えば、閲覧のみなのか編集が可能なのか、細かく設定できる。設定が完了したら「右上の招待する」をクリックする。

招待状を受け取ったユーザーが承認すると、ユーザーとして追加できる。

3-2.コンテナ

コンテナとは、実際にタグを設置するWebサイトやアプリを指す。通常は、1つのコンテナごとに1つのWebサイトやアプリを管理する。下記の手順でコンテナを追加すると、1つのアカウントで複数のWebサイトやアプリのタグを管理できる。

①管理画面のコンテナ名の隣にあるプラスボタンをクリックする。

②「1-2.タグを一元管理できる」で解説したコンテナ作成画面が表示される。

1-2.タグを一元管理できる」で解説した手順に沿って作成すると、コンテナが追加できる。

3-3.ワークスペース

ワークスペースとは、タグの設定や変更を行う作業スペースのことだ。通常版では1つのコンテナにつき3つのワークスペースが上限で、有料版ではワークスペース数が無制限となる。(日本国内ではGoogleアナリティクス360のユーザーのみが有料版の利用ができる)

ホーム画面のワークスペース文字をクリックすると、下記のようにワークスペースの更新日が表示される。

右上のプラスボタンをクリックすると、ワークスペースを追加できる。

ワークスペース名と概要(無くても保存できる)を入力し「保存」をクリックすると、新しいワークスペースができる。

同じWebサイトであっても、Googleアナリティクスの測定タグを設置したい、広告ツールのタグを設置したい、などタグのカテゴリーが異なる場合がある。

このときにはワークスペースを分けるとツールごとにタグが管理ができるようになり、利便性が向上する。

3-4.バージョン

ワークスペースで作成したタグは、任意のタイミングで保存される。この保存形式をバージョンと呼ぶ。例えば、2022年8月1日に作業をした分は、バージョン1.0として保存され、2022年8月2日に作業した分はバージョン2.0として保存される。

バージョンは上書きされることなく、個別に管理できるところが特徴だ。このお陰で、バージョン2.0にエラーが起きても、すぐに一つ前のバージョン1.0を復元できる。

3-5.タグ

タグとは、Webサイトやアプリの情報の測定方法や標準方法を指定する文字列のことだ。例えば、タグがなければユーザーの訪問状態を測定することができない。

タグを使ってユーザーの訪問状態を測定する指示を出すことで、測定が可能となる。Googleタグマネージャーではマーケティングに役立つタグの設置と管理ができるため、効率よくWebマーケティングが進められるようになる。

3-6.トリガー

トリガーとは、タグを動作させる条件を指す。タグを設置してもトリガーとの紐づけができていなければ作動しないため、トリガーは非常に重要となる。

トリガーにはさまざまな種類があるが、一例として下記が挙げられる。

ページビュートリガー

Webブラウザにページが読み込まれたときにタグを動作させる

クリックトリガー

条件に当てはまる要素(リンク・動画など)がクリックされたときにタグを動作させる

フォーム配信トリガー

フォームが配信されたときにタグを動作させる

スクロール距離トリガー

ユーザーがスクロールしたページ量に応じてタグを動作させる

YouTube動画トリガー

Webページに埋め込まれているYouTube動画の操作に応じてタグを動作させる

例えば、クリックトリガーではユーザーがリンクボタンをクリックしたときにタグを動作させる指示ができる。トリガーは単体だけでなく複数を組み合わせて、グループとして使用することも可能だ。

3-7.変数

変数は、状況によって変わる可能性がある条件を指す。タグはページ上で実行するコード、トリガーはタグを動作させる条件なので、この2つは必須となる。一方で、変数は条件に応じて使用するところが特徴だ。

例えば、イベントタグをすべてのページに設定すると、どのページでイベントが発生しているのかわからない。そこで、変数の「Page URL」を使用しイベントが発生したページのURLを取得できると、より明確に分析ができる。


4.Googleタグマネージャーの使い方

ここでは、Googleタグマネージャーを使うときに知っておきたい便利な使い方をまとめて紹介する。

・Googleアナリティクスと連携する

・設定をプレビューで確認する

・タグを追加する

・タグを削除する

・バージョンを戻す

・外部ツールと連携する

詳しい手順に沿って解説するので、ぜひチャレンジしてみよう。

4-1.Googleアナリティクスと連携する

Googleアナリティクスとは、Googleが無料で提供している分析ツールだ。Googleタグマネージャーと連携させることで、測定に必要なタグを簡単に設置できるようになる。

①Googleタグマネージャーのトップページの「新しいタグ」をクリックする。

②タグとトリガーを選択する画面が表示されるので、「タグタイプを設定して開始」と書かれている部分をクリックする。

③タグタイプが表示されるため、GoogleアナリティクスGA設定をクリックする。

GoogleアナリティクスGA4設定の下に「GoogleアナリティクスGA4 イベント」があるが、このタグはGoogleアナリティクスGA4内のカスタムイベントをGoogleタグマネージャー経由で設置するときに使う。

ちなみに、GoogleアナリティクスUAを使用している人は、Googleアナリティクスユニバーサルアナリティクスをクリックする

GoogleアナリティクスUAは2023年7月1日よりサポート外となる。今回連携しても、サポート外となったときに設定をし直さなければならないため、GoogleアナリティクスGA4に変更してからの連携をおすすめする。

④ここからは、GoogleアナリティクスGA4での連携方法を解説していく。GoogleアナリティクスGA4設定をクリックすると、下記のようなタグの設定画面となる。まずは、測定IDを入力する。

⑤測定IDは、Googleアナリティクスの管理画面から確認できる。管理画面内の「データストリーム」をクリックすると、URLが表示される。Googleタグマネージャーと連携させるURLをクリックする。

⑥ウェブストリームの詳細が表示されるため、Gから始まる測定IDをコピーする。このときに、測定IDの隣にあるストリームIDと間違えないように注意しよう。

⑦IDの入力ができたら、その他の設定は基本的にデフォルトのままで問題ない。

「この設定が読み込まれるときにページビューイベントを送信する」とは、自動的にページビューを送信する意味なのでチェックを入れた状態にする。

サーバーコンテナに送信するにチェックを入れると、GoogleアナリティクスGA4の関連イベントが一度指定したサーバー コンテナのURLに送信されることになる。ここは、必要なければチェックを外す。ここまで入力できたら、右上の「保存」をクリックする。

⑧タグ設定が終わったら、トリガーを設定する。先ほど話したように、タグはトリガーと紐づけないと動作しないためだ。「トリガーを選択してタグを配信」をクリックする。

⑨トリガーが表示されるため、今回は一例として「AII Pages」を選択する。AII Pagesはすべてのページを対象とするという意味がある。Googleタグマネージャーの対象となるWebサイトの全ページをGoogleアナリティクスGA4で計測すると指示することになる。

AII Pages

すべてのページに動作する

Content Initialization – All Pages

他のツールよりも先に同意ツールを動作する

(同意:Cookie利用の際の同意)

Initialization – All Pages

他タグよりも先の処理が必須なタグに使用する

⑩左端のチェックリストをクリックすると、トリガーが選択できる。

⑪タグとトリガーの設定ができたら、右上の「保存」をクリックする。

⑫タグの名前の変更画面が表示されるので、タグの名前を付ける。(ひらがなや漢字可能)

増えてきたときに管理しやすい名前を付けるといいだろう。名前を入力したら「保存」をクリックする。この後に次の章で解説するプレビューで実際に計測できるか確認し、問題ないことが確認できたら公開するのがおすすめだ。

⑬作成したタグを実装してもいい状況になったら、タグの画面内からGoogleアナリティクスGA4を選択する。その後に右上の「プレビュー」をクリックし、次に「公開」をクリックする。

⑭最後に、バージョンの設定をする。バージョンを設定して保管することで、後から元のバージョンに戻せるようになる。

バージョン名には、分かりやすい名前をつける。今後バージョンが増えても管理しやすいように、計測の内容を入力しよう。例えば、クリック計測なら測定するパーツの名前であったり、広告タグを入れるなら外部ツールの名前などを保存するとよい。

今回公開するタグの内容をメモしておきたい場合は、バージョンの説明を記載する。説明は空白でも問題はない。情報を記入できたら、右上の「公開」をクリックする。

⑮無事に公開されると、下記のように緑色の「公開中」という表示が出る。下記の画面は、1つのタグを公開している意味になる。

ここまでできると、GoogleタグマネージャーとGoogleアナリティクスGA4の連携が完了する。

4-2.設定をプレビューで確認する

Googleタグマネージャーのタグを実装する前には、プレビューで動作確認をするといいだろう。プレビューの手順は、下記のとおりだ。

①ホーム画面でタグを選択すると、作成したタグが一覧で表示される。プレビューするタグの左端にチェックを入れる。

②右上にある「プレビュー」をクリックする。

③下記のような表示が出てくるので、Googleタグマネージャーの動作を確認するWebサイトのURLを入力する。

入力が完了したら「接続」をクリックする。接続を押すと、別タブでウィンドウが開きGoogleタグマネージャーの動作を確認するWebサイトが表示される。

④別ウィンドウが開いたときに重要なのが、元のウィンドウを閉じないことだ。正常に接続された場合は、元のウィンドウにエラーがないかなどの詳細情報が表示される。元のウィンドウに下記のように、接続されましたと表示されると正常にプレビューできることが分かる。

⑤ポップアップを閉じると、プレビューでエラーが起きていないか確認できる。下記の場合は、エラーが見つからないことを示している。タグを作成して実装する前は、プレビューで実装する癖をつけると大きなミスを防げるようになる。

⑥開いたポップアップ上でサイトの操作を行い、設定した何らかのタグが発火されるとリアルタイムで「tags fired」という欄にタグが移動する。これによって、設定したタグが本来意図する動作をしていることが確認できる。

4-3.タグを追加する

ここでは、実装したいタグを追加する方法を確認してみよう。連携しているツールにより手順が異なるが、今回はGoogleアナリティクスGA4を例に紹介する。

①Googleタグマネージャーのトップページの「新しいタグ」をクリックする。

②タグとトリガーを選択する画面が表示されるので、「タグタイプを設定して開始」と書かれている部分をクリックする。

③タグタイプが表示されるため、GoogleアナリティクスGA4 イベントをクリックする。イベントとはユーザーの行動を追跡する機能のことで、イベントを追加すると通常のGoogleアナリティクスでは測定できない行動の追跡ができる。

④タグの設定を行う。設定タグはあらかじめ作成したGoogleアナリティクスGA4の設定タグを選択する。

イベント名とパラメーターを指定して「保存」をクリックする。イベントの設定については、別途検索をしてほしい。

⑤続いて、トリガーを選択する。トリガーの選択の右上にあるプラスボタンをクリックする。

⑥さまざまなトリガーが表示されるため、条件に合うものを選択する。

⑦必要なトリガーを選択すると、トリガーの内容が大きく表示される。トリガーの発生場所を選択して「保存」をクリックする。

⑧タグとトリガーの設定ができれば、この後はGoogleアナリティクスGA4との連携時と同じだ。

このように、Googleタグマネージャーを使用すると、難しい操作をしなくても必要なタグを簡単に設置できる。

4-4.タグを削除する

ここでは、誤って作成したタグを削除する方法を見ていこう。

①ホーム画面でタグを選択すると、作成したタグが一覧で表示される。削除したいタグの左端にチェックを入れる。

②該当のタグを選択した状態で、右上のゴミ箱マークをクリックする。

③削除してもいいか問われるため「削除」をクリックする。

④削除が完了すると、タグの一覧に表示されなくなる。

削除したタグを戻したい場合は、過去のバージョンで確認できる。過去のバージョンを見て手動で戻すと、タグの復元は可能だ。

4-5.バージョンを戻す

バージョンを変更したもののミスがあり、以前のバージョンに戻したい場合は下記の手順で行う。

①ホーム画面のメニューから「バージョン」をクリックする。

②現在公開されているバージョンが表示される。戻したいバージョンを見つけて、右端にある点をクリックする。

③「最新バージョンに設定」をクリックすると、指定したバージョンに切り替わる。

ここで注意したいのは、バージョンを変更してしまうと元に戻すバージョン時の状態にすべてが戻ってしまうことだ。この方法では一部のみ元に戻すことはできないため、部分的な変更ならタグの削除や編集で修正しよう。

4-6.外部ツールとの連携方法

ここでは、Googleアナリティクス以外の外部ツールの連携方法を紹介する。外部ツールの基本的な連携方法は、下記の2つだ。

・既存のタグタイプに登録されているツール

・HTMLを使いカスタマイズをして連携するツール

それぞれどのように連携させるのかチェックしてみよう。

3-6-1.既存のタグタイプに登録されているツールと連携する

Googleタグマネージャーには、下記のように連携できるツールが多数登録されている。

Googleが管理、提供をしていないサードパーティーツールも含めると、非常に多くのツールと連携できるようになっている。Google広告やGoogle認定ショップなどすでに連携できるツールが用意されている場合は、ツールを利用してWebサイトにタグを設置する。

ツールによって使い方や導入手順は大きく異なるが、一例としてGoogle広告の手順を見てみよう。

①Googleタグマネージャーのトップページの「新しいタグ」をクリックする。

②タグとトリガーを選択する画面が表示されるので、「タグタイプを設定して開始」と書かれている部分をクリックする。

③タグタイプが表示されるため、「Google広告のリマーケティング」をクリックする。

④Google広告の管理画面にあるコンバージョンID、コンバージョンラベル(省略できる)を貼り付ける。

Google広告以外も既存のタグタイプに登録されているツールは、IDを入力するケースが多い。

⑤タグの設定ができたら、続いてトリガーを設定する。

⑥今回も一例として、AII Pagesを選択する。

⑦タグとトリガーが設定できた。

ここから先は、GoogleアナリティクスGA4の連携方法と同様だ。プレビューを実施した後に、実装へと進めていくといいだろう。

4-6-2.HTMLを使いカスタマイズをして連携するツール

連携するツールによっては、タグタイプに登録されていない場合がある。その際は、HTMLを使い連携を行う。

①Googleタグマネージャーのトップページの「新しいタグ」をクリックする。

②タグとトリガーを選択する画面が表示されるので、「タグタイプを設定して開始」と書かれている部分をクリックする。

③タグタイプが表示されるため、「カスタムHTML」をクリックする。

④HTMLを添付するスペースが表示されるため、連携するツールのHTMLを埋め込む。

例えば、Facebookとの連携の場合はFacebook広告ビジネスマネージャーのタグを使用する。ここから先の手順は既存のタグタイプに登録されているツールと同様だ。HTMLが扱えれば、より多くのツールや測定方法を導入できる。


5.Googleタグマネージャーを使用するときの注意点

最後に、Googleタグマネージャーを使うときの注意点を紹介する。あらかじめ把握しておくと、大きなミスを避けられるので参考にして欲しい。

5-2.タグの重複に注意する

1つ目は、タグの重複に注意することだ。タグが重複していると二重計測や計測できないなどのトラブルにつながる。

とくに、起こりやすいのはGoogleアナリティクスとGoogleタグマネージャーでのタグの重複である。例えば、Googleアナリティクス内で設定したタグをGoogleタグマネージャーでも設定すると重複が起こる。

一度重複すると、改善するにはどちらのタグを削除して正常に動作するよう調整しなければならない。Googleタグマネージャーを使用する場合はタグの重複を避けるためにも、Googleタグマネージャーのみで管理をしてタグの実装状態を把握できるようにしておこう。

Webサイトやアプリの管理の途中でGoogleタグマネージャーに切り替える場合は、現在実装しているタグを削除してGoogleタグマネージャーで設置し直すと重複が起こらない。

5-2.すべてのタグに対応しているわけではない

2つ目は、すべてのタグに対応しているわけではないことだ。Googleタグマネージャーは非同期タグなので、同期で作動するタグは対象外となる。一例としては、下記のようなタグが挙げられる。

・SNSのシェアボタン

・一部のABテスト

このような動作に関するタグはGoogleタグマネージャでは扱えないため、あらかじめ把握しておこう。


6.まとめ

ここまで読み、Googleタグマネージャーの使い方やGoogleタグマネージャーを使うメリットが把握できたと思う。最後に、この記事の内容をまとめてみると

〇Googleタグマネージャーを使うメリットは次の3つ

1)Webマーケティングに必要なタグが簡単に設置できる

2)Googleタグマネージャーのみでタグを一元管理できる

3)非同期タグを採用しているためページの読み込みそくに影響がない

〇Googleタグマネージャーを使うために知っておきたい用語や機能は次のとおり

アカウント

Googleタグマネージャーを管理する個人や企業のこと

コンテナ

Googleタグマネージャーを使いタグを設置するWebサイトやアプリ

ワークスペース

タグの設定や変更を行うワークスペース

バージョン

タグを編集したときの保存形式

タグ

Webサイトやアプリの測定を指示するための文字列

トリガー

タグを動作させるための条件

変数

条件に応じて変わる条件

〇Googleタグマネージャーを使うときの注意点は次の2つ

1)タグが重複しないように導入のタイミングやツールの併用に気を付ける

2)非同期タグなので同期が必要なタグには対応していない

Webサイトやアプリにタグの追加や変更を行う機会が多い場合は、Googleタグマネージャーを使うと作業効率や利便性が大幅に向上する。この記事を参考に、Googleタグマネージャーを有効活用できることを願っている。

 

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