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12/18水13:00〜15:30
コンテンツを作っているとネタ切れしませんか?
「他社とは一味違うコンテンツのアイデアがほしい!」と日々探し続けて悩んでいる人も多いはずです。
私自身、バズ部でコンテンツ発信の担当になったときからずっとネタ切れには悩まされ続けています。新しい切り口、テーマ、そしてそのコンテンツの魅力を最大限に引き出す見せ方を常に探しています。どこにでもあるようなコンテンツはおもしろくないですし。もっというと、書いてる自分もついわくわく楽しくなっちゃうほどのコンテンツのアイデアがほしい!
それで今までいくつもの方法を試してきたんですが、打率が低いものもたくさんありました。最近ようやくルーティンのような、「これだけは絶対にやっている」というアイデア探しの形ができてきたのでそれをみなさんに共有したいと思います。
ここに紹介する方法で、新しいアイデアに出会う確率は確実に高くなりました。どなたでも試せるようにできるだけ具体的に書きましたので、みなさんのコンテンツ制作の参考になるとうれしいです。
目次
もしテーマが決まっていれば英語で検索してみることをおすすめします。たとえ英語ができなくても絶対にやったほうがいいです。圧倒的に得られる情報量が違うからです。私はほぼ毎日外国語で情報を集めていて、日本語だけのリサーチでコンテンツが完成することは基本的にありません。
例えば、「ライティング」は検索ヒット数5,700万件、「writing」だと48億2千万件。(*2022年時点)
83倍もの情報量の差があります。世界中の良いコンテンツを探せば、これまでのリサーチで考えもしなかった視点が入っていることが多くあります。
基本的には英語でだいたいカバーできると思いますが、国ごとに得意なテーマというのも存在しています。例えばコミュニケーション分野はオランダも強い傾向があるのでオランダ語でリサーチしてみるなど、一つの言語に凝り固まらずに探してみると掘り出し物が見つかることがあります。
「そんなの時間がなくてやっていられない」と思う人もいるかもしれないですが、逆です。
英語や多言語で素晴らしいコンテンツがあっても、それが日本語だと存在しないケースはたくさんあります。ということは単純に既存コンテンツを参考にしながら独自のアレンジを加えていくことで非常に簡単にコンテンツが作れます。
例えば、昔書いてたくさんの反響をいただいたオーディエンスジャーニーの記事ですが、
カスタマージャーニーに違和感を感じる人必見!Carlijn Postmaが提唱するオーディエンスジャーニーとは?
実はこれは、Content Marketing Institute(CMI)の英語記事がベースになっています。ユーザー視点を追求する方法を探していて、たしかAudience Firstというキーワードで見つけました。
How to Take an Audience-First Approach to Your Content
全くゼロからではこのオーディエンスジャーニーのアイデアは出てこなかったと思います。この素晴らしい考えを見つけたことで、開発されたご本人へのインタビューも実現し複数のコンテンツ発信ができました。
日本にいながら英語版のGoogleで検索したいときは、このURLにアクセスしましょう。英語で検索すればほぼ同じ結果を得られます。
どんなキーワードで検索するかという手順は、
Google翻訳やDeepL、ChatGPTなど翻訳ツールを駆使してほとんど理解できるはずです。ぜひ試してみてください。
おそらくすでに日本のソートリーダーはフォローしているはず。ぜひ、海外のソートリーダーもフォローしてみてください。
現代でもやはりアメリカなど海外のマーケティング情報は日本より先を行っていることが多いです。Xは雑音も多いですが、海外のソートリーダーをフォローしていれば世界的な最新動向はある程度掴むことができます。彼らが発信した内容を参考に日本語で発信すれば、多くの人が知らない貴重な内容の投稿を作れることもあります。まさにそのように海外情報発信アカウントで成功しているものを見たことがあるはず。
まず第一歩として、フォローをおすすめするアカウントを紹介します。Social Media Marketing Worldという世界的なソーシャルメディアのカンファレンスに登壇したスピーカー28名のXリストです。
https://x.com/i/lists/1732076804863644056?s=20
ここに載ってる方々はライティング、動画、音声、AI、SEO、B2Bなどあらゆるマーケティング分野のスペシャリストで、あらゆるマーケティングのカンファレンスで登壇するようなソートリーダーばかりです。まずはここを抑えましょう。ここをベースとして、ソートリーダーがリツイートする内容もチェックして自分なりに範囲を広めていってみてください。
文字情報だけでなく、動画や音声などにも広げていくと思わぬ切り口が見つかります。私はよくYouTube検索やGoogleの画像検索なども使ってます。あとは自分がフォローしている人がおすすめしているPodcastを聞くことも。
中でも特に最近私がチェックしているのは世界のマーケティングカンファレンスです。私の感覚的なものですが、海外のマーケティングカンファレンスはチケット価格が高いからか(数十万円します)、日本よりセールス臭が少なく、有益な情報に出会う確率が高いような気がしています。比較的クローズドな場なので、公にされていない講演でしか語られない内容も多々出てきます。
実際、バズ部でメルマガを月に1回発信しているのですが、講演の内容をまるっと参考にしていることが多いです。なかなか日本語では広まっていない内容ということで喜びの声をいただいています。(ありがたいです)バズ部メルマガの詳細はこちら>
バズ部メルマガの一部
私がチェックしているカンファレンスはこちら。
あとは、自分が興味のある脳科学や心理学分野のアカデミックなカンファレンスなどもフォローしています。
講演などの動画を日本語で理解したいときは、自動文字起こしツールのNottaを使ってみてください。精度は完璧ではないですが、基本どんな動画でも文字起こしして翻訳までしてくれます。私はNottaとChatGPTを使って2時間くらいで海外講演サマリーのメルマガを1本作れています。(GPT-4oになってから本当にサクサク作れるようになりました!!感謝。)
いくつかのカンファレンス見ておくと、「このスピーカー、最近良くみるな」「この内容よく語られているな」など、また新たなネタの芽が広まっていくこともあります。
ChatGPTでペルソナ専用チャットを作って育てると、ペルソナに刺さるコンテンツのアイデアをChatGPTが提案してくれるようになります。正解を出してくれるわけではないですが、自分の思考の範囲にないアイデアを出してくれるので重宝しています。
手順としては、ペルソナに関する情報を全て入力していき、解像度が上がった段階でコンテンツのアイデアを効いていきます。
例えば、クリエイター向けメディアを運営する場合。以下のようなペルソナの基本情報をChatGPTに伝え、ペルソナが意思決定する基準をリストアップしてもらいます。
↓返ってきた答えがこちら。
まだまだ抽象的な内容なので、新しい情報を得たら追加入力しトレーニングを続けます。このチャットは消さないように名前をつけて保管しておきましょう。
海外でビジネス向け性格診断ツールのようなものが注目されていたので、そこで得た情報も入力しました。
情報を入れ続けペルソナの解像度が上がってきたら、必ずレビューしましょう。ChatGPTが一発で100点のペルソナ像を出すことはほぼあり得ません。これをベースに必ず実際のペルソナに近い人物にヒアリングするなど情報を集めていきます。そこから新たにわかった情報をChatGPTに伝えていきます。
その後、ChatGPTにアイデアをもらいます。
ちょっと変な表現もあるので100%そのままではなく、部分的に参考にしていきます。例えば、「成果物の一貫性の欠如」というのは私の中にないアイデアだったので、本当にそれがペルソナにとって課題なのかを別途調査していきました。
アイデア探しのプロンプトをいくつか紹介しますので参考にしてください。
<コンテンツのアイデアを見つけるプロンプト例>
1. 情報ソースを日本だけでなく世界に広げよう
2. 海外のソートリーダーのXアカウントをフォローしよう
3. 動画やカンファレンス、Podcastもチェックしてみよう
4. AIでペルソナを教育してアイデアを出してもらおう
以上、私がコンテンツのアイデアを探すときの4つの方法でした。色々試してみて「これはいい!」と思ったものなので、ぜひ参考にしてみてください。できるだけ詳細に記載したつもりですが、ご質問などあればいつでもご連絡ください。
私たちバズ部は、12年で400社以上のコンテンツマーケティング支援を行ってきた中で
・立ち上げから10ヶ月で14.6億円の売り上げを産んだ不動産メディア
・わずか8ヶ月で月間140万PVを実現したアプリ企業メディア
・月間4400件以上の問い合わせを実現した弁護士事務所メディア
など、今までの常識を覆す成果を挙げ続けてきました。
大企業・中小企業を問わずコンテンツというものをしっかりと理解して、真剣に取り組んでいただければ、誰でも、これと同じ、またはこれ以上の成果を出すことができます。
実際にバズ部が取り組んだプロジェクトについて、どの様に圧倒的な成果を実現してきたのかを下のページで詳細にまとめています。ぜひ参考にしてください。