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11/27水19:00〜20:00
トラッキングコードとは、Googleアナリティクスでの計測を行うために、自社サイトに貼り付ける文字列のことである。
<!– Global site tag (gtag.js) – Google Analytics –>
<script async src=”https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=UA-xxxxxxxxx-x“></script>
<script>
window.dataLayer = window.dataLayer || [];
function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
gtag(‘js’, new Date());
gtag(‘config’, ‘UA-xxxxxxxxx-x‘);
</script>
※赤文字の部分には、サイトごとに異なる「トラッキングID」が入る
トラッキングコードを正しく設定することで、自社サイトのPV数や閲覧履歴、直帰率、コンバージョン数などさまざまなアクセス解析が可能となる。そこから色々な施策やマーケティングに活用し、ビジネスを拡大できるだろう。
ちなみに、2022年9月現在、Googleアナリティクスには2種類のバージョンが並行して存在している。現行のバージョンが「UA」で新バージョンが「GA4」である。現行の「UA」は2023年7月1日でサービス終了してしまうため、これからトラッキングコードを設置する方は、両方のバージョンを併用するのがおすすめである。
この記事では、現行の「UA」バージョンと新しい「GA4」両方について、Googleアナリティクスを発行する方法、確認する方法、設置する方法を、キャプチャ入りで詳しく解説していく。
UA(現行のバージョン)のトラッキングコード |
GA4(新バージョン)のトラッキングコード |
難しい言葉は使わず初心者でも分かるよう解説していくので、ぜひ記事を読みながら一緒にGoogleアナリティクス画面を確認して進めてほしい。
目次
トラッキングコードとは、Googleアナリティクスでの計測を行うために、自社サイトに貼り付ける文字列のことである。
<!– Global site tag (gtag.js) – Google Analytics –>
<script async src=”https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=UA-xxxxxxxxx-x“></script>
<script>
window.dataLayer = window.dataLayer || [];
function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
gtag(‘js’, new Date());
gtag(‘config’, ‘UA-xxxxxxxxx-x‘);
</script>
※赤文字の部分には、サイトごとに異なる「トラッキングID」が入る
トラッキングコードを自社サイトに正しく設定することで、自社サイトのPV数や閲覧履歴、直帰率、コンバージョン数などさまざまな数値を分析できるようになる。
なお、現在Googleアナリティクスには、UA(従来のバージョン)とGA4(新しいバージョン)の2つが存在する。UAを使ったトラッキング(計測)は、2023年7月1日をもって収集できなくなる。
そのため、これから計測を開始したい場合は、UAだけでなく、GA4のトラッキングコードも設定しておくようにしよう。
バージョン | トラッキングID(GA4では「計測ID」) |
UA(従来のバージョン) | トラッキングID:UA-xxxxxxxxx-x |
GA4(新バージョン) | 計測ID:G-xxxxxxxxxx |
具体的な確認方法や設定方法をこれから詳しく解説していく。
まずは、UA(従来バージョン)のトラッキングコードの発行方法と確認方法、サイトへの設置方法を解説していく。
Googleアナリティクスの新規設定が終わっていない場合は、トラッキングコードを発行するために以下手順が必要となる。
※既に設定済みの方は読む必要がないので、「2-2. UAのトラッキングコード確認方法」からコードの場所を確認してほしい。
なお、UAは2023年7月に使用できなくなるため、デフォルトの流れではGA4(新バージョンの方)のトラッキングコードを発行するようになっている。ここでは、あえてUAのトラッキングコードを発行するための方法を解説していく。
※GA4のトラッキングコード発行方法については「3-1. GA4のトラッキングコード発行方法」を見てほしい。
Googleアナリティクスにログインしてメニューの【管理】を開き、アカウントの項目で【+アカウントを作成】をクリックする。
アカウント設定画面が開くので、手順に従い、アカウントの設定、プロパティの設定、ビジネスの概要を入力・選択し、アカウントを作成する。
利用規約に同意するとアカウント作成が完了し、アカウント欄に作成したアカウントが表示されるようになる。
現在のGoogleアナリティクスの仕様では、新規アカウントを作成すると、以下のようにGA4用のプロパティが作成される。
UA用のプロパティは作成されないため、UA用のトラッキングコードを発行したい場合には作成する手順を踏まなければならない。
プロパティ項目の【+プロパティを作成】をクリックし、【詳細オプションを表示】をクリックする。
すると、UA用のプロパティを作成できるようになる。
ユニバーサルアナリティクスプロパティの作成を「ON」にしてサイトURLなどを入力し、「作成」を押す。これで、UA用のトラッキングコードを発行完了だ。
あとは以下の手順で、トラッキングコードを確認しよう。
Googleアナリティクスにログインし、確認したいアカウントをプルダウンから選択する。
メニューの【管理】を開き、プロパティの項目で「UA-」から始まるプロパティを選ぼう。
【トラッキング情報】➡【トラッキングコード】を選択すると、トランキングコードを確認できる。
自社サイトにトラッキングコードを設置するには、サイトの全てのページの<head>内にトラッキングコードを貼り付ける必要がある。ここでは、❶HTMLファイルを更新するやり方と、❷WordPressで設定する方法の2つを解説していこう。
Googleアナリティクス上に表示されたトラッキングコードをコピーする。
アクセス解析したいページのHTMLファイルを開き、<head>内に貼り付ける。
<html>
<head>
※この場所にトラッキングコードを貼り付ける
(中略)
(中略)
</head>
<body>
(中略)
(中略)
</body>
Googleアナリティクスは公式に「<head>内の最初の要素として貼り付ける」ことを推奨しているため、できるだけ<head>の開始タグ直後に貼り付けよう。
※以前は</head>(終了タグ)の直前への設置が推奨されていたが、現在は変更されているため注意しよう。
自社サイトをWordPressで構築している方は、プラグインを使ってトラッキングコードの設定を行うことが可能だ。
※プラグイン以外の方法としては、【外観】➡【テーマファイルエディター】を選択し、「header.php」のソースコードを編集する方法がある。
ここではGoogle公式のプラグイン「Site Kit」を使った方法を紹介しよう。Googleアカウントと連携することで、トラッキングコードを自動挿入してくれる便利なプラグインである。
WordPressにログインし、【プラグイン】➡【新規追加】画面で「Site Kit」を検索し、プラグインをインストールする。
インストールが完了したら「有効化」し、「セットアップを開始」をクリックしよう。
あとは「Googleアカウントでログイン」をクリックし、画面の指示に従って進めていこう
Googleアカウント連携することで、発行済みのGoogleアナリティクスのトラッキングコードを自動挿入してくれる。そのため、トラッキングコードのコピー&ペーストは必要ない。
WordPressの設定画面内で、Googleアナリティクス・Googleサーチコンソール・Googleアドセンスのパフォーマンスを確認できる便利なプラグインである。
ここからは、GA4(Googleアナリティクスの新バージョン)のトラッキングコードの発行方法と確認方法、サイトへの設置方法を解説していく。
Googleアナリティクス(GA4)の新規設定が終わっていない場合は、トラッキングコードを発行するために以下手順が必要となる。
※既に設定済みの方は、「3-2. GA4のトラッキングコード確認方法」を確認いただきたい。
Googleアナリティクスにログインし、メニューの【管理】を開き、アカウントの項目で【+アカウントを作成】をクリックする。
アカウント設定画面が開くので、手順に従い、アカウントの設定、プロパティの設定、ビジネスの概要を入力・選択し、アカウントを作成する。
利用規約に同意するとアカウント作成が完了する。あとは以下の手順でトラッキングコードを確認しよう。
アカウントを新規作成すると、プロパティ項目の部分にGA4用の新しいプロパティが作成される。
※もし、既にUAプロパティ(UA-から始まるもの)だけを使っており、GA4プロパティがここに表示されていない場合は、【+プロパティを作成】から作成してください。
GA4のプロパティ(UA-が付かない数字列)を選択し、【データストリーム】をクリックする。
すると「データ収集を開始する」と表示されるので、プラットフォームを選択し、設定を進めていこう。
例えば【ウェブ】の場合、サイトのURLやストリーム名(自由指定)を入力し、【ストリームを作成】をクリックすると、ストリームを作成できる。
これで準備は完了である。あとは以下に従って、GA4のトラッキングコードを確認・設置していこう。
Googleアナリティクスにログインし、確認したいアカウントをプルダウンから選択する。
メニューの【管理】を開き、プロパティの項目でGA4のプロパティを選択してクリックしよう。
表示されたメニューから【データストリーム】を選ぶとストリーム一覧が表示されるので、トラッキングコードを発行したいストリームを選んでクリックしよう。
下にスクロールすると「タグの実装手順を表示する」という項目があるので、これをクリック。
「手動でインストールする」を選ぶと、GA4用のトラッキングコードを確認できる。
自社サイトにトラッキングコードを設置するには、サイトの全てのページの<head>内にトラッキングコードを貼り付ける必要がある。
ここでは、❶HTMLファイルを更新するやり方と、❷WordPressで設定する方法の2つを解説していこう。
まず、Googleアナリティクス上に表示された、GA4用のトラッキングコードをコピーする。
次に、アクセス解析したいページのHTMLファイルを開き、<head>内に貼り付ける。
<html>
<head>
※この場所にトラッキングコードを貼り付ける
(中略)
(中略)
</head>
<body>
(中略)
(中略)
</body>
Googleアナリティクスは公式に「<head>内の最初の要素として貼り付ける」ことを推奨しているため、できるだけ<head>の開始タグ直後に貼り付けよう。
※以前は</head>(終了タグ)の直前への設置が推奨されていたが、現在は変更されているため注意しよう。
自社サイトをWordPressで構築している方は、プラグインを使ってトラッキングコードの設定を行うことが可能だ。
※プラグイン以外の方法としては、【外観】➡【テーマファイルエディター】を選択し、「header.php」のソースコードを編集する方法がある。
ここではGoogle公式のプラグイン「Site Kit」を使った方法を紹介しよう。Googleアカウントと連携することで、トラッキングコードを自動挿入してくれる便利なプラグインである。
WordPressにログインし、【プラグイン】➡【新規追加】画面で「Site Kit」を検索し、プラグインをインストールする。
インストールが完了したら「有効化」し、「セットアップを開始」をクリックしよう。
あとは「Googleアカウントでログイン」をクリックし、画面の指示に従って進めていこう
Googleアカウント連携することで、発行済みのGoogleアナリティクスのトラッキングコードを自動挿入してくれる。そのため、トラッキングコードのコピー&ペーストは必要ない。
WordPressの設定画面内で、Googleアナリティクス・Googleサーチコンソール・Googleアドセンスのパフォーマンスを確認できる便利なプラグインである。
設置したトラッキングコードが正常に設定できているかは、Googleアナリティクス上で確認できる。
ただし、設置後すぐには情報を確認できないため、半日程度経ってから確認することをおすすめする。
Googleアナリティクスにログインし、【管理】➡該当アカウントを選択➡UAプロパティを選択➡【トラッキング情報】➡【トラッキングコード】を選択する。
ステータスのところに「過去 48 時間にトラフィック データを受信しています。」と書いてあれば、正常にトラッキングコードを設置できている。
Googleアナリティクスにログインし、【管理】➡該当アカウントを選択➡GA4プロパティを選択➡【データストリーム】を選択する。
ステータスのところに「過去 48 時間にトラフィック データを受信しています。」と書いてあれば、正常にトラッキングコードを設置できている。
トラッキングコードを設置したのに「集計されない」という場合は、以下の内容を確認してみよう。
トラッキングコードを設置したサイトをブラウザで開き、サイト上で右クリックをして、「ページのソースを表示」をクリックしましょう。
ソースコードが表示されたら、検索機能を使って「gtag」という文字列を探してみよう。
以下のようにソースコードがきちんと入っていれば、設置はできていることが確認できる。
※上記の画像の例では、UA用のトラッキングコードと、GA4用のトラッキングコードが両方入っていることが分かる。
もしソースコードにトラッキングコードが表示されていなければ、もう一度この記事で解説している設置方法を試してみよう。
正しく計測できない場合は、トラッキングID(測定ID)が間違っていないかを今一度確認しよう。
トラッキングコードには、サイトごとに異なる固有のトラッキングIDを含んでいる。UAなら「UA-」から始まる数字列がトラッキングID、GA4なら「G-」から始まる数字列が測定IDである。
基本的には、Googleアナリティクスに表示されたトラッキングコードを、そのままコピーして貼り付ければ問題ないはずである。しかし、もしかしたらこの記事のような解説サイトを見て、そこに表示されているトラッキングコードをサイトに貼り付けてしまうケースがあるかもしれない。
Googleアナリティクス上で表示されるトラッキングIDまたは測定IDと合っているか確認してみてほしい。
▼例:GA4の測定IDは、【プロパティ】➡【データストリーム】から確認できる
最後に、トラッキングコードについての注意点を解説していこう。
前述した通り、Googleアナリティクスの現行バージョンである「UA(ユニバーサルアナリティクス)」は、2023年7月1日をもってサービスを終了する。それ以降は、トラッキングコードが入っていてもデータ取得や計測が一切できなくなるため注意しよう。
アクセス解析できなくなると困るので、必ず早めに新バージョンである「GA4(Google アナリティクス4プロパティ)」の設定を済ませておこう。
UAのトラッキングコードと、GA4のトラッキングコードは、両方のタグを入れて併用することに何ら問題はない。むしろ併用し、UAだけでなくGA4の画面に事前に慣れていくことをおすすめする。
「両方のトラッキングコードを同じサイトに入れたら、二重計測にならないか?」と心配になる方もいるかもしれない。しかし、そのような心配はしなくて良い。
両方のトラッキングコードを入れても、UAプロパティ画面とGA4プロパティ画面は以下のように明確に分かれているため、二重計測にはならない。
安心して2つのバージョンを併用して活用していこう。
UA用トラフィックコードとGA4用トラフィックコードの併用は問題ないが、以下のようなケースでは二重計測になる原因となるため注意しよう。
Googleアナリティクスで二重計測になる主な原因
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二重計測されていると1,000PVのはずが2,000PVとなり、実際の倍の数になってしまい、正しいアクセス解析が困難となる。
二重計測の状態になると、「短期間でPV数が倍増した」「直帰率が突然低くなった」などの特徴が表れることがある。このような場合は二重計測を疑い、サイトのソースコードをチェックしてみると良いだろう。
この記事では、Googleアナリティクスのトラッキングコードについて、初心者でも分かりやすいよう簡単に解説してきた。
何度も言うように、現行のUA(ユニバーサルアナリティクス)バージョンは2023年7月にはサービス終了となってしまう。できるだけ早い段階でGA4のトラッキングコードをサイトに設置し、アナリティクス画面の使い方に慣れておくと良いだろう。
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