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11/27水19:00〜20:00
ネット広告には様々なものがあり、例えば Google や Yahoo! が提供する検索連動型広告は設定が複雑なため、広告専門の会社に頼らないと継続して最大の効果を出す事は難しいだろう。
しかし、Facebook 広告の場合、初心者の方でも簡単に設定することができ、ターゲティングの精度が高いため早い段階でのコンバージョンが期待できる。この Facebook 広告を実際にはじめるには、
の手順だけですぐに始められる。ここでは図の通り設定するだけで簡単にできるよう解説している。安心し読み進めてほしい。
目次
まず広告の担当者のアカウントでFacebookにログインし、次のように画面右上の▼をクリックしよう。
メニューが表示されるので「Facebook広告」をクリックする。
次のFacebook広告のトップページにアクセスしたら「広告を作成」ボタンを押す。
すると次の画面にアクセスする。ここでまずキャンペーンの目的を決定しよう。
ウェブサイトのアクセス増加やFacebookページの「いいね」を増やすなどいくつもの目的が用意されているが、これはFacebook広告を簡単に設定するために用意されたサポートツールと考えて問題ない。
なので、ここでは広告のゴールを明確に「お問い合せ」として、「ウェブサイトでのコンバージョンを増やす」を選択したケースで解説する。(“コンバージョン”の意味を「お問い合せ」と理解していただいて問題ない)
次に広告をクリックした後に移動するページのURLを入力しよう。
次のように表示されたら下図のようにクリックする。
するとコンバージョンを設定する内容が表示される。
Facebook 広告を経由したお問い合せ数をカウントするには、コンバージョンコードの設定が必須である。これは、
の3ステップでできる。まずはコードの取得方法から解説しよう。
ここでは例として次の通り設定した。
トラッキングしたいコンバージョンのタイプは「登録」「リード」「主要ページビュー」などの中から選べる。コンバージョンの内容にふさわしい項目を選ぶと、後でレポート(Facebook広告の結果情報)で識別するのに役立つ。ここではサイトのお問い合せをコンバージョンとするので「リード」に設定した。トラッキングコードの名前は誰が見ても分かりやすいものにしよう。
設定が完了したら「ピクセルを作成」をクリックする。“ピクセル”とはFacebook広告の用語でトラッキングコードのことを指す。
するとコンバージョンの認証に関する内容が表示される。
エラーメッセージの内容はこれから行うことなので特に気にしてなくて良い。
「自分でウェブサイトにピクセルを追加できる」を選ぶと下図のようにトラッキングコードが表れるので、これをコピーしておこう。
もし自分で設定ができない方は「他の人がウェブサイトにピクセルを追加する」をクリックしよう。するとサイト管理者にやってもらう画面に移行するのでそのまま進めよう。
あなたのサイトにあるサンクスページに先ほどコピーしたコードを貼り付けよう。
WordPress を利用されている方はファイルを直接編集する方法があるが、プログラムの知識が必要なので初心者にはかなり敷居が高い。そこで次の2つの方法をおススメする。
プラグインを使用すると、既存のプラグインと競合してまれに不具合を起こす事がある。必ずローカル環境で検証してから利用するようにしよう。
またテーマ「Xeory」はコンテンツマーケティングに特化したテーマでSEOに強く、下図のように簡単にコードの設置ができるなどの様々な機能も用意している。参考にしてほしい。
コードを貼り付けた後、ブラウザにアクセスしてみよう。(※ これを行うとFacebookに通知されるので、コンバージョンコードの認証がスムーズに行われる)
Facebook画面に戻って「次へ」ボタンを押す。
これで次の画面のように「お問い合せ完了」の頭にある丸マークが緑色になっていれば、コンバージョンの設定は完了だ。
もし丸マークが赤色の場合は認証がうまくいっていない。コンバージョンコードがサンクスページに正しく設置されているかを確認しよう。
Facebook広告の全体的な構成は次のように3階層から成っている。
それぞれの階層は、
となっている。この構成が頭の中でイメージできるとこの後の広告設定が設定しやすくなるので是非、覚えておいてほしい。それでは早速、広告キャンペーンの設定から解説しよう。
まず Facebook の画面に戻って、キャンペーン名を設定しよう。キャンペーンの目的はすでに設定済みなので名前を設定するだけでOKだ。
ここでは例として次のように設定した。
ここでは、広告を誰に配信するかのターゲット設定と広告費用の設定を行う。広告セットにあたるところだ。
ネット広告の中でも、Facebook広告が優位な点がこのターゲット設定にある。下図の例とともに一つひとつ解説しよう。
続いて「興味・関心」の設定方法を紹介しよう。
ターゲット設定の中でも一番重要な設定箇所だ。ここを的確に設定する事でより良い成果が期待できる。
ここでは大きく
の2つの設定方法に分けられる。
まず、カテゴリー設定についてだが、下図のように「参照」をクリックしよう。するとFacebookで用意しているカテゴリー内容がずらりと表示されるので、ターゲットにふさわしいカテゴリーを選択しよう。
ここを設定するかしないかで広告配信先のボリュームが大きく変わる。無駄な配信を防ぐためにもユーザー層をしっかり落とし込んで慎重に設定していこう。
続いてキーワード入力について、ここでは例として「マーケティング」というキーワードを入力した。
すると上図のようにマーケティングという文字を含んだキーワードが表示されるので、関連性が高いキーワードが見つかれば選択していこう。キーワードが多ければ多い程、理想のターゲットに広告が届くので考えられるターゲット層に関連するキーワードを全て挙げ、入力しよう。(※ Facebook 上で取り扱っていないキーワードは登録できない)
ここでは自社の Facebook ページに「いいね」を押したファンやアプリ利用者だけに広告を配信したり、逆にファンには配信しないなどの設定ができる。
上図は自分の Facebook ページに「いいね」をクリックしていない、新規の方を対象にした設定例となる。
広告セットの最後は予算の設定だ。予算の設定には、
の2種類の方法がある。
次の図は「1日当たりの予算」の設定した例となる。こちらの方が日々の広告結果と費用を共に管理できるのでお勧めだ。
さらに下図の通り「詳細オプションを表示する」をクリックすると、どのように広告を配信することで費用を使っていくかが設定できる。
デフォルトでは最適化に「コンバージョン」が設定されている。
ここの最適化には次の4種類がある。
ここでは例としてコンバージョンを設定した。
また、全て入札価格を指定することができますが、「コンバージョン」と「クリック」だけ価格設定をFacebook広告に自動でおまかせにできる。けっこう便利なので最初はこの自動おまかせ設定するのも一つの方法である。
ターゲットと予算設定の最終項目に「広告セット名」があるので、識別しやすい名前を入力する。
ここでは画像とテキストを使って広告を作成する。
まずは画像の設定から紹介しよう。
ここでは広告に掲載する画像が設定できる。広告用の画像を「アップロード」ボタンで上げて設定しよう。
ここで注意して欲しいのが、 画像にテキストばかりのあるとFacebook側で承認されません。テキストが占める面積は20%以下というルールがあります。その他にも、
などの推奨事項もあるので、詳しくは『Facebook広告ガイド』を参考にして欲しい。
あと、画像は複数から設定できて最大6枚まで掲載できるが、効果測定を行うならまず1つの画像を設定して、様子を見た方が結果のデータが収集しやすい。あまり自動化を頼り過ぎるのはおススメしない。
ここでは広告のタイトルとテキスト文を設定する。
例として広告を次のように設定した。下図の赤枠部分が設定する箇所で、その設定した内容が右側のプレビュー画面に表示される。
見出しとテキストの文字数は指定した数以内に納めた方が、ほとんどのデバイス環境で広告コピーがうまくおさまる。
またニュースフィードリンク説明文は、さらに広告内に追加表示されるテキストだが、あまり文字を入れ込み過ぎると見づらくなるため、ここは空白でも良いだろう。
パートナーモバイルアプリを活用すると、主にアプリなどに広告を配信することができ、Facebook以外へとリーチを広げるといったメリットがある。
これはFacebookの提供する「オーディエンスネットワーク」というFacebook広告と同様のターゲット設定をサードパーティのアプリでも可能にする独自システムによって実現した。
広告配信は具体的にアプリ内に表示されるバナー、アプリの起動時に表示される広告、またはアプリ内に埋め込まれる広告などいつくかの種類がある。
全ての入力が完了したら「注文を確定する」ボタンをクリックしよう。
次の画面が表示されたら「OK」を押す。
下図の様な画面が表示されたら完了だ。
配信が「審査中 → アクティブ」になったら広告が配信されます。
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