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11/27水19:00〜20:00
ソーシャルメディアをビジネスに使うと言われても、やはり、どのように使えば良いのか分からないままだと、明確なゴールや目標も設定できないし、もちろん実践することもできない。
そこで、本日は、「ソーシャルメディアをビジネスに使い始めて急成長したWEBサービスの5つの事例」をご紹介する。
ここで紹介するビジネスは、ソーシャルメディアツールの中でも、特にブログ、Twitter、Facebook、You Tubeを駆使している。
そして、驚くべき事に、中には、たったの3ヶ月で、業界ナンバーワンのビジネスブログにランクインされていたり、たったの1年で毎月500万アクセスを記録する巨大なWEBメディアに成長しているものもある。
それでは、早速見ていこう。
Idea Paint は、ソーシャルメディアマーケティングで驚くべき成果を上げている会社で、オフィスや家の壁紙の全体を、何でも書けて、すぐに消せるホワイトボードのようにしてクリエイティブな空間にするB2Bサービスを提供している。
Idea Paint のFacebookページには、ブログや、Flickr、You Tubeなどの他のソーシャルサイトと組み合わせることによって、様々な場所から、複合的にアクセスが集まっている。
Idea Paint のソーシャルサイトを旅しているうちに、20%オフのクーポンコードのダウンロードリンクも発見できる。遊び心に溢れている。
顧客と、長期的な信頼関係を築くためには、あなたの会社と商品/サービスに対する第一印象は、非常に重要だ。Idea Paint は、Facebookページ上で、彼らのサービスをどのように使うのかを、動画で、楽しく紹介している。
まるでテレビ番組のように作り込まれているだろう。彼らのサービスが、顧客に、何をもたらすのかが一目瞭然だ。
もちろん定期的にブログも更新していて、Facebookページ上に更新情報を流している。ブログも戦略的にローンチすることによって、もっと、アクセスを増やし、多くの人にIdea Paintの存在を知ってもらうことは可能なのだが、ビジネスがうまく行っているので、その必要を感じていないのだろう。
彼らのソーシャルメディアマーケティングを、もっと知りたいなら、あなた自身で体験してみよう。
Social Media Examiner は、2009年の末に、スタートしたオンラインマガジンだ。「広告に一切コストをかけずに、ソーシャルメディアマーケティングを駆使して、たったの4ヶ月で、10万のユニークユーザーアクセスを記録する媒体に成長した。
Social Media Examiner では、複数の優秀なライターが、スケジュールを組んで毎日ブログを更新している。内容も、ソーシャルメディアマーケティングを知りたい人にとって、役に立つものばかりだ。
その更新情報を、主に、Eメールニュースレター・Twitter・RSS・Facebookページを使って告知している。下記は、毎日発行しているEメールニュースレターだ
内容はとてもシンプルで、その日のブログの記事を紹介し、他に特筆すべき事項(例えば、サミットの開催や、新商品のローンチなど)があれば、積極的に告知している。
TwitterでもEメールニュースレターと同じように、ブログの更新情報や、イベント情報、新商品の情報を積極的に告知している。
もちろんFacebookページも同様だ。
Social Media ExaminerのFacebookページは、誰でも投稿できるようになっていて、誰かが何かを質問したら、答えてくれるようになっている。
2,009年の末にローンチした、このブログだが、初年度の収益は100万ドルを超えている。今では、更に巨大なメディアに成長しており、12万人の見込み客リストに加え、Facebookページにも8万人のファンがいる。これを、無料で実現したのだから驚きだ。
イアン・ワットは、ネットで強力なパーソナルブランドを築いている不動産屋で、バンクーバの9800の業者の中で、トップ1%にランクされている。彼のメイン戦略は、ブログ・動画・Eメールニュースレターだ。
地元のバンクーバーを、車で走りながら撮った動画をブログで公開し、その中で、不動産業や市場の現状に対する見方や、不動産投資や売買をしている人へのアドバイスを提供している。そして、最新情報をEメールニュースレターで告知しているのだ。
イアン・ワット本人
また、彼が扱う物件を、動画で広く公開している。このように、オープンに公開されたら、引っ越しを考えている人なら、内覧に行きたくなってしまうだろう。
物件紹介動画
今、彼は専用の不動産売買/賃貸サイトをオープンして、Vancouver全域にビジネスを広げている。
専門サイト
不動産業者は、いかに物件を良く見せるかが仕事だ。しかし、イアン・ワットはその逆を行っている。物件の真実だけを話すのだ。彼のブログやイーメールニュースレター・動画の視聴者は、わざわざ現地に行かなくても、WEB上で知りたい情報のほとんどを見ることができる。本当に気になった物件だけ観に行けば良いのだから、家を探している人にとっても、非常に助かる。
The oat meal は2,009年の7月に、WEBデザイナー兼マーケターのMatthew Inmanが27歳の時にスタートしたブログだ。たったの2年半で、一ヶ月の訪問者数697万人ものメディアに成長した。
The oat meal の提供するコンテンツはWEBコミック&クイズだ。言葉で説明するよりは、実際に見た方が早いだろう。
いかがだろうか?好きな人なら、一度見たら病み付きになると思う。さて、この素晴らしいコンテンツを広めるためにThe Oat Meal が使っているのは、もちろん、ブログ・Facebook・Twitterだ。
一つずつ見て行こう。まずはブログだ。
ブログの更新頻度は、1週間〜2週間に1回程度だが、更新する度に、何千もの「ツイート」や「いいね」を獲得している。
これだけで、一度に数万〜数十万のアクセスが入ってくる。
なぜ、これだけのムーブメントが起こせるのだろうか?それは、Facebookページ・Twitter・Eメールニュースレター・RSSを通して、地道にファンを獲得してきたからだ。ブログを更新して、その更新情報を告知すれば、あっという間に口コミが起きる。一つずつ見て行こう。
まずは、Facebookページだ。
新しいWEBコミックができたら、Facebookページ上で公開している。更新の頻度は決して高くないが、一度に4,000近くの「いいね」や200ほどのコメントが生まれている。
次にTwitterだ。Twitterでは、WEBコミックの更新情報だけではなく、Matthew本人の考えを、短く、機知に富む言い回しで伝えている。
ブログとFacebookページ 同様に、更新頻度は高くないが、多くのフォロワーに、短くダイレクトなメッセージを発信し続けている。Eメールニュースレターも同様に、新しいコミックやクイズの情報や、その他、商品の新情報などを流している。
このように、新しく情報を更新するたびに、様々なソーシャルツールを使って、大勢のファンやフォロワーに告知しているのだ。そうやって、ブログにやってきた読者が、「ツイート」や「いいね」を押すことによって、雪だるま式に、訪問者が増えている。
Oat meal では、オンラインのイラスト集などを、10〜20ドル程度の低価格で販売してキャッシュポイントにしているのだが、数多くのコアなファンが、いくつも購入しているのだ。
12 For 12K は、Danny Brown という一人のエンジニアの男性が始めたファンドレイジングのプロジェクトだ。ソーシャルを使って、人々の善意で、1ヶ月で12,000ドル、1年で144,000ドルの寄付を継続することを目標にしている。そして、初年度で100,000ドル以上を集めることに成功している。
下記は、Danny Brown の言葉だ。
「私は、多くの人が、オフラインで慈善活動をしていることを知っていました。しかし、彼らは、慈善活動にも莫大 なコストがかかるという事実に苦しんでいたのです。」「ソーシャルメディアなら、もっと多くの人に、もっと少 ない投資でメッセージを伝えられる。」
12 For 12 K のチャレンジは、彼のこの言葉通りに高い志をもって始められた。
彼のかかげるビジョンに共感して、6人のボランティアが、12 for 12 K のために、核となるコンテンツを用意した。ブログ、動画、Facebook、Twitterだ。
Facebook上で、直近のチャリティイベントの情報を流しそのための寄付金を募った。
そして、 YouTubeやViddlerに、キャンぺーン動画を毎月アップデートしていた。(現在はブログ上にアップしている)
そして、30人のブロガーが、彼らに共感してくれて、自発的にメッセージを広めた。そして、12 for 12 K は、”Share our Strength”(全米中 に飢えている子供が出ないようにと活動している団体)を フィーチャーして、「飢えに苦しむ人をなくそう」というキャンペーンを開いたのだ。
そして、オンラインン上で賛同者を募ると、何百人もの人が、この活動をTweetしてくれた。
結果は予想を遥かに越えるものだった。目標としていた1万2 千ドルを、わずか5時間30分で達成したのだ。その様子は、ニュース番組のCTVを初めとした、多くのメディアに取り上げられた。
ソーシャルメディアと言っても基本は、今までのビジネスと全く変わらない。ブログやサイトを使い、沢山の人に役に立つコンテンツを提供し、コンテンツを、FacebookやTwitter、YouTubeなどのソーシャルメディアツールで広める。
そうすると、多くの人が、あなたのビジネスのことを知り注目してくれる。そのために必要なのは、人の役に立つコンテンツや、人を楽しませるコンテンツを作り、ソーシャルメディアを使って広めることだけだ。
ソーシャルメディアは、何だか複雑なもののように思ってしまいがちだが、こうやって単純に考えるようにしよう。
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