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10/23水12:00〜13:00
WordPress は、Web 上で記事を管理できる便利さがある反面、作成途中のコンテンツを公開してしまったり、画像を整理していたときに必要な写真を削除してしまうミスが起こりえる。
また、管理者のアクセス権限を行っていない場合、セキュリティの観点からも危険だ。
MAMP(マンプ)というフリーソフトを使うと、あなたの Mac に擬似的にサーバーを作る事ができるので、そのような危険性もなくなる。また、テーマやプラグインの検証としても利用できる。
WordPress を管理していくなら必須のソフトなので詳しくご紹介したい。
目次
「MAMP」とは、Mac 上で WordPress などの動的ページのサイトが作れるように環境を構築するフリーソフトだ。
次の4つの頭文字をつなぎ合わせたのが MAMP の名称の由来である。
ここでは、Mac ユーザー向けにローカル環境での WordPress のインストール方法を紹介する。
MAMP をインスールする際に英語サイトにアクセスするが図の通りに設定すると、すぐに使えるようになる。安心してほしい。
MAMP を設定するには、次の2つの手順だけでできる。
一つひとつ解説していくが、やることは簡単なので安心してほしい。
まず最初に MAMP の公式サイトにアクセスする。
そして、図のように無料版(左側のグレー色のアイコン)にある「Download(ダウンロード)」をクリックしよう。
「MAMP PRO」は有償版となり、ローカルに複数のサーバーを構築して管理することができるので、サーバーごとに異なるバージョンのプログラムを使用できる。
簡単に言うと、サーバーを管理する技術者向けのバージョンとなる。
1つのサイトをローカル環境に作るなら FREE と書かれた無料版の MAMP を使用しよう。
続いて図の「Download」ボタンをクリックする。
下図の通りダイアログが表示されるので「ファイルを保存」をクリックして、ソフトをダウンロードしよう。
ダウンロードした MAMP データをダブルクリックして起動する。
下図の画面が表示されるので「続ける」をクリックしよう。
続いて次も「続ける」をクリックする。
大切な情報には、MAMP のインストールの際に「MAMP」フォルダーと「MAMP PRO」フォルダーがアプリケーション・フォルダー内に作られるので、これを移動したりフォルダー名を変えてはいけない、と記載があるのでフォルダーの扱いには注意しよう。
すると次の通りソフトウェア使用許諾契約の条件に関するダイアログが表示されるので「同意する」をクリックする。
ソフトウェアの使用許諾契約の条件(英文)には、MAMP のライセンスを保有する会社名とソフトウェアの複製・配布・改造に関する内容が記載されている。ソフトを使用するだけなら「同意する」で問題ない。
次の画面に移ったら、「このコンピューターのすべてのユーザー用にインストール」を選択して、「続ける」をクリックしよう。
ソフトウェアのインストールが始まる前に図の通りパソコン管理者の情報が要求される。
「名前」と「パスワード」を入力して、「ソフトウェアをインストール」をクリックしよう。
次の画面に変わったら、MAMP がインストール中の状態になるのでしばらく待つ。
「インストールが完了しました。」と図の通り表示されたら完了だ。
次に MAMP を Launchpad から起動する。
図の通り「MAMP を起動」をクリックしよう。MAMP PRO は不要なので「MAMP 起動時に MAMP PRO を確認」のチェックは外す。
次の画面が表示されるので、初期設定をするために「設定」をクリックする。
最初に「スタート/ストップ」を設定しよう。
これで MAMP を起動する度に自動で Web サーバーとデータベースが立ち上がるようになる。また、逆に MAMP の起動画面の「終了」ボタンをクリックすると、自動でサーバーが閉じる。
無料版を使うと MAMP PRO は不要なのでチェックを外す。
また、「スタートアップで開く」にチェックを入れると MAMP を起動する度に MAMP の設定情報にアクセスしてしまうのでチェックを外しても良いだろう。
続いて「ポート」の設定をしよう。
Web サーバーソフト(Apache)や、データベース・ソフト(MySQL)ごとに「ポート」番号を指定する必要がある。これがあって初めてユーザーとサーバーの相互応答が可能になる。
特にデフォルトで問題ない。
また、「Apache と MySQL のポートを 80 と 3306 に設定」とは、一般的なルールに則ったポート番号のことで、使用するとドメイン名がシンプルな表示になる。
次は「PHP」の設定だ。
PHP とは WordPress で使用されているプログラム言語の事だ。
「標準バージョン」とは、2006年に開発された安定版となるが、特に問題がなければ最新バージョンを選択しよう。
キャッシュの設定は、プログラムのキャッシュ機能を検証するものだ。必要があればプルダウンメニューの中から選択しよう。
「Apache(アパッチ)」と記載があるが、ここでは、ホームページのデータを保存する場所を設定する。
Apache とは Web サーバーのソフトウェアのことで、簡単に説明すると Web サーバーのトップに位置するデータの保存場所を指定してください、という設定画面になる。
データの保存場所を指定しよう。
最後に WordPress のインストール方法を解説して終わりにする。
WordPress は、通常のホームページと異なり、データベースにアクセスして動的にページを作り出す仕組みである。そのため、 インストールするには次の2つの手順が必要となる。
ただデータベースの作成は、2〜3分程で完了すること。また、WordPress のインストールは、画面に従って進めるだけなので簡単にでき上がる。安心して欲しい。
MAMP を起動して、図の通り「スタートページを開く」をクリックしよう。
すると下図の通りスタートページにアクセスする。
ページ左側にある MySQL 内の図の通り「phpMyAdmin」をクリックする。
次の通りデータベースの管理画面が表示される。
続いて「データベース」タブをクリックする。
図の通りデータベースの画面が表示される。
ここでは、次の通り入力、選択して「作成」をクリックする。
データベース名はわかりやすい任意の英数字を入力しよう。ここでは「wp-01」というデータベースを作成した。
WordPress の日本公式サイト「データベース・キャラクタセット」 を参考にすると分かるが、照合順序は、指定されたデフォルトの「utf8_general_ci」を選択しよう。
下図の通り「データベースを作成しました。」と表示され、さらに赤枠のように新しいデータベースが追加されたら作成は完了だ。
続いて、WordPress のインストール方法を紹介する。
WordPress の公式サイトにアクセスしよう。
次の図の通りダウンロードボタンをクリックしよう。
続いて圧縮されたダウンロードデータを解凍して、フォルダーを開く。
WordPress のデータを「MAMP の初期設定」の「Apache」タブで設定したフォルダーに全て移動しよう。
データの移動が完了したら、ブラウザに次のアドレスを入力しよう。
http://localhost:8888/
すると下図の画面が表示されるので、「設定ファイルを作成する」をクリックする。
この画面上に記載のある「wp-config.php」とは、データベースのサーバーにアクセスするための情報が入ったファイルのことだ。これから、そのアクセス情報を設定するだけなので、特に難しいことはない。
次の画像の「さあ、始めましょう!」をクリックしよう。
図の画面では、データベースにアクセスするための情報を入力しよう。
「データベース名」には、今回の場合、「1.データベースの作成」で作った「wp-01」が入る。
MySQL 情報については、スタートページを活用しよう。下図の通り MAMP 起動画面の「スタートページを開く」をクリックする。
スタートページが表示されるので、そのページ上に掲載された下図の「MySQL」情報を入力する。
「テーブル接頭辞」は、1つのデータベースに複数の WordPress をインストールするために必要だ。だが1つのサイトがあれば十分なので、デフォルトの「wp_」のままで良い。
入力が完了したら「送信」をクリックしよう。
続いて次の画面が表示されるので「インストール実行」をクリックする。
下図の「ようこそ」画面に移る。
ここの「必要情報」では、WordPress のサイト名、管理画面にログインする情報を設定する。図の通りすべて入力したら「WordPress をインストール」をクリックしよう。
「成功しました!」の画面に移ったらインストールは成功だ。
続いて「ログイン」をクリックしよう。実際に管理画面にログインして確認してみよう。
図の画面で先ほど設定したユーザー名とパスワードを入力して、「ログイン」をクリックする。
図の通り管理画面が表示される。
上部にあるナビゲーションを「[ブログサイト名] → サイトを表示」の順にクリックしてサイトを表示してみよう。
下図の通り問題なくサイトが表示されたら WordPress のインストールは成功だ。
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