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11/27水19:00〜20:00
WEBマーケティングでは、全てのデータを数字という最も具体的な形で計測することができる。
そして、その数字をもとに地道な分析と改善を繰り返すことで最終的に大きな結果へと繋がる。
しかし、WEBサイトのパフォーマンス改善や、ランディングページのコンバージョン率UPに役立つデータを得る方法を知らないという方は意外なほど多い。
そこで、本日は私自身も使っていて、効果を実感している7つの無料分析ツールをご紹介する。
これらのツールを使うことで、あなたは喉から手が出るほど欲しかった貴重なデータを得ることができる。そして、そのデータをもとに、改善していくことで大きな結果を出すことができるようになる。
1.User Heat
User Heatは、サイト訪問者のマウスの軌跡、クリック場所、読まれた場所を上図のように解析してくれる無料ツールだ。サイト内でのユーザーの動向が一目で分かるので、サイトのユーザビリティやコンバージョン率を向上させるためのヒントを数多く得ることができる。
闇雲にデザインの改善策を考えるのではなく、このUser Hearのデータを分析して改善していくことで、外れようのないサイトデザインを作ることができる。
User Heatの使い方に関しては、『サイトの閲覧パターンがみるみる解るUserHeat実践編|GabageNews.comさん』を参考にしよう。
2.Ginza Metrix
GinzaMetrixは、これ一つだけあれば検索エンジンマーケティング、キーワードリサーチに関する情報を全て手に入れられるというぐらい高機能なツールだ。本来は有料だが、30日間無料で試すことができる。
どのキーワードから、どのぐらいのアクセスが発生していて、そのアクセスから、どれぐらいのコンバージョンが生まれているのかという基本的なデータを得られる機能は当たり前のようについている。
また、それだけではなく、更に多くのアクセスを集めるためにはどうすれば良いか?更にコンバージョンを高めるにはどうすれば良いのか?そのために必要なコンテンツは?などといった具体的なアドバイス機能もついていて、非常に参考になる。
どちらかと言えば、大規模サイト向けのサービスで、「楽天市場」や、Facebookページのファン数が最速で100万人を突破した「パーゴルフ」なども活用している。大規模サイトを運営している方なら、サイト管理/分析業務のスピードアップに有効だ。
3.GRC
GRCは自分のサイトやブログが 検索エンジンGoogle、Yahoo、Bingで何位に表示されるのか調査し履歴を記録するフリーの検索順位と検索アクセス数のチェックツールだ。
また、自サイトだけでなく、検索上位の100サイトの全ての順位履歴を記録できるなど、競合サイトの動向も一目で把握することができるので、サイトのパフォーマンスを改善するための参考となるデータを多数入手することができる。
活用するためにはある程度のWEBの知識が必要という点で、デザイン性やユーザビリティはGinzaMetrixより劣るが、機能面では見劣りしない優秀なツールだ。
使い方に関しても、GRCが独自で用意しているチュートリアルを見るとすぐに分かるようになっているので安心だ。
4.SEOアクセス解析ツール
SEOアクセス解析ツールはSEO TOOLSが提供するサイト解析の定番ツールだ。あなたのブログのURLを入力するだけで、「最重要に設定されているキーワード」やそのキーワードの「検索ボリューム」、「検索順位」を表示してくれる。
それだけでなく、現在のページランクやトラフィックランキング、ページのインデックス数、被リンク数、キーワード出現回数、ドメイン取得年月日、総合評価など、分析に役立つあらゆる情報を表示してくれる。
これは、上記の3つのツールと違って、詳細な分析ではなく、結果を出している他のサイトやブログと比較することによって、現在のあなたのサイト状況を俯瞰的に眺めるために役に立つツールだ。
5.itomakihotode
itomakihitodeは、サイトの特定のページの指定したキーワードに関するSEO情報を抽出するツールだ。そして、指定したキーワードで上位10位以内に位置するサイトと、あなたのサイトを比較したデータを提供してくれる。
比較情報は、インデックス数や被リンク数、ドメイン年齢などの外的要因と、内部リンク数、総単語数、キーワード比率、キーワード出現数などの内的要因の2つだ。こちらも、具体的な改善案を見つけるという目的よりは、現在の自サイトの状況を俯瞰して理解するために役に立つ。
例えば、ブログ記事を書いた後に、このツールを使って、その記事が自分が意図したキーワードで対策されているかなどをチェックすることによって、長期的なWEBサイトパフォーマンスの向上に役立てることができる。
6.なかのひと
「なかのひと」は通常のアクセス解析ツールと違い、「どんな組織からアクセスがあったか?」に特化して調べるサービスだ。企業や学校、政府機関などの法人に特化して、アクセス元の年齢層分析や男女比の推計も行うことができる。
運営するサイトの種類にもよるが、なかのひとを導入することで、どのような組織から注目されているのかを知ることで、あなたのサイトやブログが、どのような層から注目されているのかを知ることができる。
例えば、ある特定の業種の企業が多いとしたら、その業種の人に役立つコンテンツを用意することで、アクセス数もコンバージョンも高めることができる。
7.BROWSIZE
BROWSIZEは、サイトへと訪れるユーザーのブラウザのサイズを集計・解析するサービスだ。例えば、ランディングページでは、ページを開いた瞬間にスクロールしなくても見られるキャッチコピー・キャッチ画像の部分が非常に重要だと言われている。
従って、ランディングページにこのBROWSIZEを組み込んでおいて、最も効果的なブラウザサイズを把握しておくことで、コンバージョンを上げることができる。これは、一見地味だが、非常に重要だ。なぜなら、ランディングページでは、ヘッダーの縦サイズを調整しただけで、コンバージョン率が0.3〜1%変わるということだって少なくない。
つまり、ユーザーのブラウザサイズを把握して最適なサイズを心がけるだけでコンバージョンが上がるのだ。
WEBマーケティングの良いところは、WEBサイトのパフォーマンスや、コンバージョンを、数字で把握できるということにある。
そして、それらの数字を科学的に分析し、改善するだけで最終的には大きな結果へと繋がる。もし、あなたが「WEBサイトのパフォーマンスを上げたい、コンバージョンを上げたい、でも何をすれば良いのか分からない」という状態になっているとしたら、まずはデータの収集から始めよう。
そして、ここでご紹介した7つのツールは、そのデータ収集のために役立つものばかりだ。是非、活用して欲しい。
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